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2013年6月18日 (火)

モネ・ゲーム

モネ・ゲーム
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル&イーサン・コーエン
音楽:ロルフ・ケント
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ、クロリス・リーチマン  他


 《年齢を感じさせないC・ディアスがキュート》


 1966年に製作された、シャーリー・マクレーンとマイケル・ケイン共演の英国製犯罪コメディ「泥棒貴族」のハリウッド・リメイク。


 美術学芸員のハリー(コリン・ファース)は、大金持ちのシャバンダー(アラン・リックマン)を相手に、モネの名画『積みわら、夏の終わり』の贋作を使った非の打ちどころのない詐欺計画を立てる。しかし、この名画の持ち主を演じるPJ(キャメロン・ディアス)は、美人ながらも自由奔放なカウガールで、騒動を巻き起こす。さらにシャバンダーが別の鑑定士(スタンリー・トゥッチ)を用意するなど、次々とハリーの想定外のことが起き、計画は思わぬ方向へと転がる…。


 一応はリメイクなのだが、詐欺という設定以外は別物といっていいくらい脚色されており、オリジナル版を知らない人でも楽しめる。オリジナル版のヒロイン=シャーリー・マクレーンは謎の東洋人といった出立ちだったが、本作のヒロインはカウガールだし、盗む物も謎の仏像からモネの絵画へ変更されている。


 一見完璧に見える計画の、ほんの小さな綻びから、予測不能な展開になるのは脚本を書いたコーエン兄弟の得意とするところで、本作でもそれは十分に発揮している。コリン・ファース扮する真面目で堅物な主人公が、予期せぬ出来事でボロボロになっていく様は、やっぱり観ていて面白いし、誰がどこから見ても嫌味な悪役なのに、どこかトボけていて笑えるアラン・リックマンもいい。


 そしてヒロイン役はキャメロン・ディアス。この人はやっぱりこういうコメディでの、弾け捲った女性役がよく似合う。もう、この手の役を得るには、少々薹が立ってきた(現在40歳)ような感はあるのだが、当初この役にはもう1人の候補がいて、それがリース・ウィザースプーン(現在37歳)だったことを考えると(ちなみにオリジナル版のシャーリー・マクレーンは製作当時31歳)、まだまだこの手のジャンルのヒロインとして、需要はあるのかなと思った。


 イギリス映画のお洒落さをちょっぴり残しながら、派手にリメイクしたアメリカ映画。もう少し邦題のセンスがよければ(原題は「GAMBIT」 意味としてはチェスなどでの“最初の一手”を指す)、観に行こうと思う人も多いのでは?


私の評価…☆☆☆

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