« 死霊のはらわた(2013) | トップページ | L.A.ギャングストーリー »

2013年6月 2日 (日)

〈新・午前十時の映画祭〉カサブランカ

カサブランカ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マイケル・カーティス
音楽:マックス・スタイナー
出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト、ドーリー・ウィルソン、シドニー・グリーンストリート、ピーター・ローレ、S・Z・サコール、レオニード・キンスキー、マデリーン・ルボー、ジョイ・ペイジ 他

※写真はリバイバル時のチラシ


 《美しいバーグマンに“乾杯”!》


 第二次世界大戦にアメリカが参戦した1942年に製作され、同年に公開(日本公開は1946年)された作品。


 1940年、フランス領モロッコのカサブランカでアメリカ人リック(ハンフリー・ボガート)は酒場を経営していた。


 ある夜、反ナチのリーダーとして名高いラズロ(ポール・ヘンリード)が妻イルザ(イングリッド・バーグマン)と一緒に、リックの酒場にやって来る。ラズロはリックが隠し持つパスポートを買う為にやってきたのだ。


 イルザはそこで黒人ピアニストのサム(ドーリー・ウィルソン)が弾き歌う「As Time Goes By(時のたつまま)」を聴いて涙する。イルザとリックはかつてパリで愛し合い、共にアメリカ亡命を誓い合った仲だったのだ…。


 映画の感想を書くのが遅れていて、5月に観た新作映画の感想が殆ど書けていない(汗)。どうしたらいいものか(苦笑)。


 現在は殆どのワーナー配給の映画で、オープニングの会社ロゴ表示の際に、この映画の主題歌「As Time Goes By」のメロディが流れる、そこからみてもこのワーナーという会社が、いかに大事にしているものなのかがわかる映画である。


 この映画は一応娯楽作ではあるが、戦時中に製作された事もあって、プロパガンダ色が強い。アメリカにとって敵国だったドイツ人を悪役として扱っている他、当時のフランスの親独政府であるヴィシー政権をも暗に批判し、この政権に抵抗していた「自由フランス」を支持する場面が数多く見受けられる。


 また、「君の瞳に乾杯!」など名台詞の宝庫としても知られるが、これについては本来の意味から少々外れた意訳が多く、字数制限の中で巧みに表現した今は亡き字幕翻訳家・高瀬鎮夫氏のセンスが光っている。


 それにしても、この映画のバーグマンは美しい。彼女は別名“アメリカの聖女”と呼ばれるほど容姿端麗なのだが、この映画におけるバーグマンは特別だ。リックとラズロという格好いい男2人から同時に愛されるのも納得がいく。だが、それ故に切ないラストが待っている。飛行場でのクライマックスは、幾多の困難の中、新天地に向かう希望と、“男たちの友情の始まり”を表現した名シーンである。たまには、こういう映画で世界の歴史を学ぶのもいいものだ。


私の評価…☆☆☆☆

|

« 死霊のはらわた(2013) | トップページ | L.A.ギャングストーリー »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〈新・午前十時の映画祭〉カサブランカ:

« 死霊のはらわた(2013) | トップページ | L.A.ギャングストーリー »