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2013年7月 9日 (火)

リアル 完全なる首長竜の日

リアル完全なる首長竜の日
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:黒沢清
脚本:黒沢清、田中幸子
原作:乾緑郎「完全なる首長竜の日」
音楽:羽岡佳
主題歌:Mr.Children「REM」
出演:佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、堀部圭亮、松重豊、小泉今日子 他


 《上映開始30分以内で結末が薄々分かってしまう駄作》


 第9回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作を映画化。ホラー映画が得意な黒沢清監督にとっては、今作は初めてといっていいジャンルである。


 幼なじみで恋人同士の藤田浩市(佐藤健)と和〈かず〉淳美〈あつみ〉(綾瀬はるか)。だが1年前、漫画家の淳美は自殺未遂により昏睡状態に陥ってしまう。浩市は淳美を目覚めさせるために、〈センシング〉という最新医療によって彼女の意識の中へ入っていく。「なぜ自殺したのか!」という浩市の問いに、意識の中の淳美は「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼むばかりだった。


 首長竜の絵を探しながら、何度も彼女の意識の中へ入っていき対話を続ける浩市。そんな彼の前に、見覚えのない少年の幻想が現われるようになる…。


 「首長竜」と「少年」の謎。その謎の先に、15年前にふたりが封印したある事件があった。


 浩市は淳美を救うことが出来るのか…。そしてふたりが抱える秘密の思い出とは…。極限状態で愛し合うふたりに、驚愕の真実が待ち受けていた…。


 期待して見に行った訳ではなかったが、正直ここまで酷いものになっているとは思いもしなかった。冒頭から事ある毎に流れる“潜在意識”の中の場面は、最初から不条理な事ばかりが描かれるのだが、あまりにそれを描きすぎてしまったが為に、もう映画の上映開始から30分ほどで、ある程度の先が見えてしまうのだ。ある場面がきっかけで僕は、これはひょっとしたら「シックスセンス」系の話で、本当は男女の立場が逆で、浩市はそれに気付いていないんじゃないか? と思ったのだが、まさかそれがドンピシャと当たっているとは、思わなかったなぁ(笑)。


 これは監督の演出が悪いのか、それとも原作の約70%を改変した脚本が悪いのか? 原作の主役2人は姉弟という設定だが映画版では幼なじみの恋人同士に変更。このため、映画版は恋愛の要素が強くなっているが、この時点で原作とはもう別物だ。


 それでも主演の2人は頑張っているし、それぞれの持味も出しているが、やっぱり構成が雑多だし、活かしきれていない。終盤に出てくるCGの竜も迫力不足。そんなことなら、設定を変えてまで無理して映画化する必要はなかった。


私の評価…☆

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