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2013年8月26日 (月)

風立ちぬ

風立ちぬ
風立ちぬ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・原作:宮崎駿
音楽:久石譲
主題歌:荒井由美「ひこうき雲」

声の出演:堀越二郎…庵野秀明、里見菜穂子…瀧本美織、本庄…西島秀俊、黒川…西村雅彦、カストルプ…スティーブン・アルパート、里見…風間杜夫、二郎の母…竹下景子、堀越加代…志田未来、服部…國村隼、黒川夫人…大竹しのぶ、カプローニ…野村萬斎 他


 《こういう映画はやはり家族で観て感想を言い合ってほしい》


 宮崎駿監督自身が2009年に発表した漫画を映画化。零式戦闘機を設計した実在の人物、堀越二郎の生涯をフィクションも交えて描く。


 零戦の設計者・堀越二郎とイタリアの先輩、ジャンニ・カプローニとの同じ志を持つ者の時空をこえた友情。幾度もの挫折をこえて少年の日の夢に向かい力を尽くすふたり。


 大正時代、田舎に育ったひとりの少年が飛行機の設計者になろうと決意する。美しい風のような飛行機を造りたいと夢見る。


 やがて少年は東京の大学に進み、大軍需産業のエリート技師となって才能を開花させ、遂に航空史に残る美しい機体を造り上げるに至る。「三菱A6M1」、後の海軍零式艦上戦闘機所謂「零戦」である。1940年から3年間、零戦は世界に傑出した戦闘機であった…。


 夏休み映画なので、家族連れで観に行ったという人も多いとは思うが、これは子供向きではなく、むしろ大人が楽しむ映画なのではないかと思う。


 今回は実在した人物を、実話とファンタジーつまりフィクションを混ぜて描いている。宮崎アニメが実在の人物を描くこと自体が初めてであり、このためなのかいつもの宮崎アニメとは少し異質な感じがする。


 ストーリーも、今までの作品と比べれば、至って平凡。主役の庵野秀明の素人っぷりは、あえて狙ったのかもしれないが、あまりストーリー的に盛り上がる部分も特になく、淡々と描かれる。


 ちなみにこの映画は今、映画の本質的な部分とは違うところでマスコミに取り上げられ、話題となっているが、この映画でのタバコの描かれ方は、特に重要視されるものではない。どこぞの禁煙学会がやいのやいのと言っているようだが、恐らく子供どころか誰もそんなところに注目して観てはいないだろう。この映画が描いているのは、戦闘機を造った者の目を通して見た戦争であり、日本の姿なのだから。もしタバコの描写に対してどーたらこーたら言うのであれば、外国映画と同じようにエンドロールに注意書きを入れておけばいいのである。ジブリは現時点で公式見解を述べていないようだが、マスコミが流すことによって“無料の宣伝”ができている(イヤラシイ話だが)ので、恐らくこのまま上映は続くだろうし、それが当たり前だと僕は思う。


私の評価…☆☆☆☆★

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