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2013年8月14日 (水)

3D 飛びだす悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

3D 飛びだす悪魔のいけにえ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ジョン・ラッセンホップ
原作&キャラクター創造:キム・ヘンケル、トビー・フーパー
音楽:ジョン・フリッゼル
出演:アレクサンドラ・ダダリオ、ダン・イェーガー、トレイ・ソングス、タニア・レイモンド、トム・バリー、ポール・レイ、ビル・モーズリー 他


 《こんなにいい加減なもので、いいのかね》


 「悪魔のいけにえ」(1974年)シリーズとそのリメイク版「テキサス・チェーンソー」(2003年)シリーズを合わせた通算7作目の映画。このうちオリジナル版「悪魔のいけにえ」シリーズは今までに4作あるが、この映画はそのオリジナル版1作目の正統派続編という位置付けである。そのため、オリジナル版2作目の出来事は無視された。ああ、ややこしい(笑)。


 狂気に満ちた猟奇食人一家が、村人たちに惨殺されてから20年後。ヘザー・ミラー(アレクサンドラ・ダダリオ)の元に一通の手紙が届く。その手紙には財産を相続するよう書いてあり、覚えのないヘザーは両親を問い質すと彼女は実の娘ではないことを打ち明けられる。突然の告白に呆然とするヘザーであったが、自身の出生の秘密が隠されたテキサス州ニュートへと向かう決意をする。元々友達とバカンスを予定していたこともあり、友人たちは皆その旅に付き合うことになる。途中、ガソリンスタンドでヒッチハイクをする男を同乗させ、5人の男女一行は相続される大豪邸へと辿り着く。その大豪邸を見て歓喜する5人は早速パーティを始めるが、誰もそれが地獄への入口と気付く者はいなかった…。


 本作のファーストシーンはオリジナル版のラストから1時間後、村の若者らが猟奇殺人一家を皆殺しにするシーンから始まる。その中で1人の赤ん坊が難を逃れ、引き取られていく。それが本作のヒロインなのだが、映画はその彼女が自身の出自を知り、その運命をどう受け入れていくかを、残酷描写満載で描いていく。


 単純なスプラッターというだけでなく、村人との対立や血の因縁を絡めて描いていくので、何でもかんでもチェーンソーで切り刻んでいたレザーフェイスも今回は切れない存在、つまりはウィークポイントのようなものが出てくるのである。観ていくうちにこれは「13日の金曜日 完結編(第4作)」にちょっと似ているなと思った。あれは、ジェイソンが絶対に殺せない存在である子供が出てきたのだが、ジェイソンの子供の頃に因縁がある理由付けが先にしてあったため、一旦そこでシリーズを締めるのに用意された設定だった。


 ただ「13日の金曜日」と「悪魔のいけにえ」は、どちらも殺人鬼キャラクターのモデルは同じエド・ゲインなのだろうが、ストーリーの性格は似て非なるものである。はたしてこのシリーズに“家族愛”は必要なのだろうか。また、本来の善と悪を逆転させているような構図もいい加減すぎる。ラストの展開にもちょっとびっくりしたが、本当にあれでいいのか? まぁ、あの娘の理性が吹っ飛ばない限り、封印は解かれないだろうが。それにしても、邦題の副題はヘンである。こんな邦題つけたヤツこそレザーフェイスにブッタ斬ってもらいたい。


 ちなみにこのシリーズ、今度はリメイク版シリーズの3作目が作られることはすでに決まっている。どういった内容になるのかは分からないが、くれぐれもファンを戸惑わすことはやらないように。


私の評価…☆☆

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