« 風立ちぬ | トップページ | 終戦のエンペラー »

2013年8月29日 (木)

ベルリンファイル

ベルリンファイル
劇場:MOVIX京都
監督:リュ・スンワン
出演:ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョン 他


 《硬軟演じ分けられる女優になりつつあるチョン・ジヒョン》


 ベルリンを舞台に、北朝鮮と韓国のスパイによる戦いが繰り広げられるサスペンス・アクション。


 アラブ組織との武器取引現場を韓国情報院の敏腕エージェント、ジンス(ハン・ソッキュ)に察知され、辛くもその場から脱出した北朝鮮諜報員ジョンソン(ハ・ジョンウ)。なぜ、このトップシークレットが南に漏れたのか? まもなく、北の保安監視員ミョンス(リュ・スンボム)から、妻ジョンヒ(チョン・ジヒョン)に二重スパイ疑惑がかけられていると知ったジョンソンは、祖国への忠誠心と私情の板挟みになり苦悩を深めていく。


 しかしジョンソンは、まだ気づいていなかった。すでに彼自身までが、恐るべき巨大な陰謀に囚われていたことに。CIA、イスラエル、中東そしてドイツの思惑も交錯し世界を巻き込んだ戦いが「陰謀都市ベルリン」で始まる。生き残るのは果たして…。


 韓国のスパイ映画って、何かどれを観ても同じような物に見えてしまうのだが。


 本作の場合、久しぶりにハン・ソッキュが諜報員役で出ているので、「シュリ」の現代版というか現在形として観れば、一番観やすいのではないかと思う。


 大まかに言えばこの映画が描いていることは北朝鮮内部の、ある大使館の利権を巡る権力闘争という、ただそれだけの話なのだが、そこにアラブやイスラエル、CIAまでも巻き込ませて、話を膨らませ、映画的なスケール感を出させている。この“味付け”が実に絶妙だ。


 追いつ追われつのアクションは使い古されたもので、新鮮味は無いが、ビルの壁をベランダ等を利用して綱1本で降りていく場面は緊迫感があり、アクション映画として十分楽しめる。


 今作でビックリしたのは、今まで「猟奇的な彼女」等で活発な役柄のイメージがあったチョン・ジヒョンが、今回はかなり抑えた演技で新境地を開いていることである。先に公開された「10人の泥棒たち」ではコミカルな役を演じており、この両方を巧みに演じ分けられる俳優になったら、ちょっと面白い存在になっていくのかな。韓国映画の中では好きな女優の1人なので、今後が楽しみになってきた!


私の評価…☆☆☆☆

|

« 風立ちぬ | トップページ | 終戦のエンペラー »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ベルリンファイル:

« 風立ちぬ | トップページ | 終戦のエンペラー »