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2013年9月 5日 (木)

ローン・レンジャー

ローン・レンジャー
ローン・レンジャー
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ゴア・ヴァービンスキー
音楽:ハンス・ジマー
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):アーミー・ハマー(相原嵩明)、ジョニー・デップ(平田広明)、トム・ウィルキンソン(小川真司)、ルース・ウィルソン(高橋理恵子)、ヘレナ・ボナム=カーター(朴ろ美)、ウィリアム・フィクナー(廣田行生)、ジェームズ・バッジ・デール(宮内敦士)、ブライアント・プリンス(山田瑛瑠)、バリー・ペッパー(檀臣幸)、サギノー・グラント(大木民夫) 他


 《痛快娯楽西部劇の復活》


 1933年にラジオドラマとして放送されて以来、テレビドラマや映画として何度も映像化されたものを、今度はディズニーが映画化。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフが、途中、企画頓挫の危機を迎えながらも、何とか完成にこぎつけた、西部劇版「パイレーツ・オブ・カリビアン」とも言える映画。


 少年時代のある忌まわしい事件のせいで、復讐に燃える戦士となった悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)。彼は自らの悲願のために、不思議な白馬シルバーの導きと、自らの聖なる力によって瀕死の男、検事のジョン・リード(アーミー・ハマー)を甦らせる。


 レンジャー部隊の英雄である兄・ダン(ウィリアム・フィクナー)を何者かに殺されたジョンは、兄の敵を探すためにトントと手を組むが、法に基づく正義の執行を求める彼と、復讐のために手段を選ばないトントとは、全く噛み合わないチームだった。


 だが、愛する者に再び魔の手が迫る時、ジョンは白馬シルバーを従え、マスクを着けた謎のヒーロー「ローン・レンジャー」として生きることを決意し、無敵の相棒・トントと共に巨悪に立ち向かう。果たして、最後に世界を救うのは…正義か?復讐か…!


 このところ暫く冒険活劇としての正統派西部劇というものが、製作・公開されていなかったが、これは久々にそう呼べる楽しい娯楽作だ。同じようなジャンルの作品として先に作られた「カウボーイ&エイリアン」が結果的にコケてしまったために、一時は製作が危ぶまれたが、俳優らのギャラも含めた製作費を抑える事で何とか作ることができたらしいのだが、映画を観る限りでは、そんな事は殆ど感じさせない。


 昔の作品をリメイクする場合、元のものと同じような形で作るのは基本だが、最近は話をリブートして、キャラクター等の設定を変えて作るのが流行っているのか、この映画も元のものとは違うものを作ろうとしている事が、セリフなどから見受けられる。ローン・レンジャーが愛馬シルバーに乗って言う決めゼリフ

 「ハイヨー、シルバー!」

の後にトントが

 「そのセリフは似合わないから、やめとけ。」

なんていうシーンがあり、とてもユーモラスなのだが、作り手はやはり似て非なるものを作りたかったのではないかというのを感じさせた。


 そして一番の見所は、やはり宣伝通りクライマックスの列車でのアクションシーン。オープニングにもちょっとした列車アクションがあって、それが後々に繋がっていく形になるのだが、ここはもう「パイレーツ〜」1〜3部のノリそのままで、ローン・レンジャーがシルバーに乗って、列車の中と上(!)を縦横無尽に駆け巡る場面は痛快だ。


 残念ながら、本国アメリカでは前述の通り相当難産だった上に、評論家受けがあまり良くなく、それが影響したのか興行収入も期待されたほどではなかったようで、現時点で続編は難しいようだが、たまにはこういったエンターテイメントな西部劇も観たいものである。


私の評価…☆☆☆☆

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