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2013年9月 6日 (金)

ワールド・ウォーZ 3D

ワールド・ウォーZ 3D
ワールド・ウォーZ 3D
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マーク・フォースター
原作:マックス・ブルックス「WORLD WAR Z」
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ブラット・ピット(堀内賢雄)、ミレイユ・イーノス(篠原涼子)、アビゲイル・ハーグローヴ(鈴木梨央)、スターリング・ジェリンス(佐藤芽)、ファナ・モコエナ(玄田哲章)、ファブリツィオ・ザカリー・グイド(釘宮理恵)、デヴィッド・アンドリューズ(大塚周夫)、イライアス・ゲイベル(浪川大輔)、グレゴリー・フィトゥーシ(勝杏里)、ジェームズ・バッジ・デール(大塚芳忠)、マイケル・ユイスマン(中井和哉)、デヴィッド・モース(若本規夫)、ルディ・ボーケン(磯部勉)、ダニエラ・ケルテス(坂本真綾)、ピーター・キャバルディ(内田直哉)、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(小原雅人)、ルース・ネッガ(斎藤恵理)、モーリッツ・ブライプトロイ(魚建) 他


 《史上最俊足ゾンビの誕生》


 謎のウイルス感染により、ゾンビ化した人間の蔓延を防ごうとする、元国連職員の活躍を描いた終末ホラー。


 その日、ジェリー・レイン(ブラット・ピット)と妻・カリン(ミレイユ・イーノス)、2人の娘を乗せた車は渋滞にはまっていた。


 一向に動かない車列に、これがいつもの交通渋滞でないことに気付くが、次の瞬間、背後から猛スピードで暴走するトラックが迫ってくる。必死で家族を守り、その場から逃げ出したジェリーたち。全世界では爆発的に拡大する「謎のウイルス」によって感染者は増加を続け、大混乱に陥っていた。


 元国連捜査官として世界各国を飛び回ったジェリーに事態を収束させるべく任務が下る。怯える家族のそばにいたいという思いと、世界を救わなければならないという使命感の狭間で、ジェリーは究極の選択を迫られる。


 しかし感染の速度は加速する一方で、人類に残された時間は僅かだった…。


 この映画の原作の中身は、ゾンビ戦争後それを経験した人たちの話をまとめたという、ちょっと特殊な構成になっていて、そのままでは映像化しにくいということで、映画ではブラピ扮する元国連職員を軸に、原作から想像される「ゾンビ戦争」を、大まかに4つのステージに分けて描いている。


 ゾンビというと、以前はジョージ・A・ロメロの映画によく見られる“ノロノロ歩きのお化け”というイメージだった(本来はブードゥー教の迷信から生まれたキャラクターである)が、ダニー・ボイル監督の「28日後…」(2002年・英)あたりから、従来のそのイメージを覆すゾンビが姿を現わし、ゾンビ映画が変わってきた。


 本作でもゾンビはやたらと走り回るのだが、感染速度が異常に早いのが特徴だ。何せ噛まれてから12秒後に“発病”してしまうのである。感染者の数は爆発的に増え続け、世界中が壊滅的なダメージを受けてしまう。とにかく増殖スピードが凄まじく、特にイスラエルの場面で、感染者の侵入を防ぐべく、まるで「進撃の巨人」のように巨大な壁で囲まれた都市へ、覆面にゾンビが折り重なるように積みあがり、ついにはその壁を乗り越えて押し寄せ、その都市が地獄と化すシークエンスは圧巻という他なく、ホラー映画というよりは一種のパニック映画のようである。


 ただ、ストーリー展開がずっとそのテンポを保てれば良かったのだが、肝心のクライマックスでペースダウンしてしまう。


 クライマックスの舞台は当初WHOの施設ではなくロシアが設定されており、撮影もされている。だが、あまりにも血みどろの展開になってしまったがために、レイティングを考慮してその部分だけ全面取り直されたのだ。悪くはなっていないのだが、結果的に途中で予算が尽きてしまい、この部分だけが他とはテイストが違うのだ。


 スプラッター描写が抑えられ、その分若年齢層の鑑賞もできるようになってはいるのだが、没バージョンも見てみたいものだ。DVDの特典映像でもいいから見させてほしいなぁ。


私の評価…☆☆☆★

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