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2013年9月27日 (金)

アップサイドダウン 重力の恋人

アップサイドダウン 重力の恋人
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:フアン・ソラナス
音楽:ブノワ・シャレスト
出演:キルスティン・ダンスト、ジム・スタージェス、ティモシー・スポール 他


 《K・ダンストはこういうSF映画だと、とってもキュートに見える》


 アルゼンチン映画の巨匠、フェルナンド・F・ソラナス(「スール/その先は…愛」など)の息子、フアン・ソラナスが描く、幻想的なSFラブ・ストーリー。


 太陽系の惑星のひとつに、正反対に引力が働いている双子の惑星があった。この二つの星のうち、“上の世界”には富裕層が住み、貧困層の集まる“下の世界”から燃料を搾取しており、二つの世界の住人は互いの星との交流を禁じられていた。下の世界に住むアダム(ジム・スタージェス)は上の世界のエデン(キルスティン・ダンスト)と恋に落ち、荒れた丘で人知れず逢瀬を重ねていた。しかし警備隊に見つかり、逃げようとしたエデンは頭を強打し意識不明に。そして捕まったアダムは、上の世界と通じた罰として家を焼き払われる。それから10年後、ふとしたことからアダムはエデンが生きていることを知る。エデンに会うために、2つの世界を唯一繋ぐトランスワールド社へ入社し、命懸けで上の世界に潜入するが…。


 これはまた斬新で切ないラブ・ストーリーだ。このところ身分違いの恋や、貧富の差を乗り越えようとする話を描いた映画がやたらと多いのだが、この映画はその中でも特に異色の設定で描かれたものといえよう。


 何せ、舞台は二つの異なる重力を持つ惑星で、この映画のポスターやチラシのデザインのように、異なる身分の者が出会う時は、互いが逆さまの状態で会うのである。このビジュアルが何とも不思議で、しかも美しい。


 観る前は、2人の役名から宗教色の強い映画なのかなと思っていたが、特にそのような感じは無く、ユダヤ教やキリスト教など特に詳しくなくても十分楽しめる。宗教に無理矢理こじつけるなら、映画の中では産まれてこないが、エデンが身籠る子供の名前は、やっぱりイヴになるのかな。


 ヒロインのキルスティン・ダンストは特に美形では無いが、日本では去年公開された「メランコリア」(ラース・フォン・トリアー監督)など、特にSF色の濃い映画では可愛く写る。意外にもジム・スタージェスの方がちょっと年上(ジム=35歳、キルスティン=31歳)なのだが、子役の時のイメージもあるためか、大人の恋物語という感じではなく、少し下の世代も含めた若者の恋物語という感じで結末も良く、観終わった後久々に気分の良くなる映画であった。


私の評価…☆☆☆★

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