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2013年9月 1日 (日)

映画 謎解きはディナーの後で

映画 謎解きはディナーの後で
映画 謎解きはディナーの後で
劇場:シネプレックス小倉
監督:土方政人
原作:東川篤哉「謎解きはディナーの後で」
主題歌:嵐「迷宮ラブソング」
出演:櫻井翔、北川景子、椎名桔平、中村雅俊、桜庭ななみ、要潤、黒谷友香、甲本雅裕、大倉孝二、田中こなつ、村川絵梨、伊東四朗(特別出演)、生瀬勝久、竹中直人、鹿賀丈史、宮沢りえ、児島一哉(アンジャッシュ)、志賀廣太郎、中野美奈子(元フジテレビアナウンサー) 他


 《面白いが、映画でやる程のものではない》


 2011年に連続ドラマ、昨年にスペシャルドラマが放送された、同名タイトルのフジテレビ系ドラマの映画化。原作エピソードを使っていたドラマ版に対し、映画はオリジナルストーリーとなっている。


 休暇のクルーズとしてシンガポール行き豪華客船「プリンセスレイコ号」に乗り込んだ令嬢・宝生麗子(北川景子)と執事・影山(櫻井翔)。船にあらゆるレストラン、カジノ、エステ、映画館まで何でも揃っており、それはまさに海に浮かぶ小都市。久々の休みに何をしようかと心を躍らせる麗子だったが、それも束の間、船から奇妙な遺体が海に落とされる。緊迫する状況の中、あの男の声が…。


 「はいはいはい…」迷推理を得意とする麗子の上司・風祭京一郎警部(椎名桔平)だった。なぜ…?


 風祭警部は国立市からシンガポールへ寄贈されるアート作品「Kライオン」の警備で乗船していたのだ。せっかくの休暇が…と困惑する麗子。そこに犯人からの声明文が船に届く。しかも、その発信先は船の中。


 容疑者は乗客・乗員3,000人全員!船がシンガポールに到着するまで「あと7日」。それまでに何としても犯人を捕まえなければ、新たな犠牲者が出るだけでなく、犯人も逃してしまう。そして起こってしまう第2・第3の事件。その時、影山の名推理が炸裂するかと思いきや、

 「お嬢様、今回の事件の真相、皆目見当もつきません。」

と、何と影山もお手上げ状態。そんな影山たちを嘲笑うかのように連鎖していく事件。次々と現われる怪しい乗員たち。一体誰が本当の犯人なのか? そして、犯人の狙いは一体何なのか? そんな中、遂に犯人のターゲットが麗子お嬢様に…。


 TVドラマの映画版という事で、さほど期待はしていなかったのだが、まずまず面白かった。


 ただ、舞台が豪華客船となったことでスケール感はアップしたものの、映画として観るほどのものではなく、TVスペシャルドラマ程度でも十分通用するぐらいのレベルである。


 俳優たちも確かにTVドラマよりは豪華な面子が揃ったが、おバカ度も増してしまった。特に竹中直人と大倉孝二の“バカ兄弟”はちょっとやり過ぎなのではないか。全体がサスペンス・コメディだから違和感こそ少ないが、あそこまでいけば殆どコントである。桜庭ななみが歌う歌にしても吹き替えが丸分かりで、もう少し声質の似ている音源は無かったのだろうかと思ってしまう。


 ちなみにこの映画の原作は“安楽椅子探偵”ものの傑作である。この安楽椅子探偵ものの場合、基本的に探偵(又はその役割をもつ人物)は現場に向かわず頭脳と推理で解決するパターンが主であり、この手の映画や小説などではほぼ、そのパターンを踏襲するのだが、本作の場合、メインとなる舞台そのものが現場であるため、その辺をどう描くのかと思っていたら、(出来すぎな感もあるが)ちゃんと別の場所が用意されていた。


 とにかくこの作品は面白いのは確かなので、今後もTVシリーズで(笑)続けてほしい。映画にする必要は… 無いな。


私の評価…☆☆☆

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