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2013年11月16日 (土)

ダイアナ

ダイアナ
ダイアナ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:オリヴァー・ヒルシュピーゲル
音楽:キーファス・シアンシア
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ナオミ・ワッツ(米倉涼子)、ナヴィーン・アンドリュース(てらそままさき)、ダグラス・ホッジ(飛田展男)、ジェラルディン・ジェームズ(野沢由香里)、チャールズ・エドワーズ(二又一成)、キャス・アンヴァー(斎藤次郎)、ジュリエット・スティーヴンソン(一城みゆ希)、ジョナサン・ケリガン(高瀬右光)、ローレンス・ベルチャー、ハリー・ホランド 他


 《悪意に満ちた醜い映画》


 ウェールズ公妃ダイアナの最後の2年間に焦点を絞って描いた伝記映画。


 1995年、夫と別居して3年。ダイアナ(ナオミ・ワッツ)は、ふたりの王子とも離れ、寂しい暮らしを送っていた。


 そんなある日、心臓外科医のハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)と出逢い、心から尊敬できる男性にやっと巡り逢えたと確信する。イギリス・BBCのインタビュー番組に出演して別居の真相を告白、「人々の心の王妃」になりたいと語って身内から非難された時も、ハスナットだけは「これで、君は自由だ」と励ましてくれた。


 それから1年、離婚したダイアナは、地雷廃絶運動などの人道支援活動で、世界中を飛び回る。自分の弱さを知るからこそ、弱者の心を理解できるダイアナは人々を癒し、政治をも動かす力を持ち始めていた。一方、永遠の誓いを交わしたハスナットとの愛は、ゴシップ紙に書き立てられ、彼の一族からも反対される。


 それでダイアナは、ドティ・アルファイド(キャス・アンヴァー)との新しい関係に踏み出すのだ。彼の父、モハメド・アルファイドは、武器商人でありロンドンの名門百貨店「ハロッズ」およびパリの「リッツ・ホテル」のエジプト人オーナーだ。しかし、その瞬間は刻一刻と近づいていた。最後まで彼女が求めていたものとは…?


 これはもう、製作者がどのような意図でこんな映画を作ろうとしたのか、全く分からない。この映画、本国イギリスやアメリカでは酷評の嵐だが、その理由は一目瞭然だ。


 普通、こういった伝記ものは、アメリカの作曲家コール・ポーターの夫婦愛とバイセクシュアルの両面を描いた「五線譜のラブレター」のように、その人物の良い面と悪い面の両方をバランス良く描かなければならないと思うのだが、この映画は、ダイアナ妃の離婚後から衝撃の事故死迄の2年間の中で、ほぼ恋愛騒動だけに焦点を絞って描いたために、悪い面ばかりが強調されてしまい、結果としてダイアナに対して周りの人々が持つ本来のイメージとは全くかけ離れたものになってしまった。


 人道支援活動をやっている場面なんかほんの数分程度である。妃の時は華やかな生活をしてきた一方で、心のどこかには“闇”を抱えていたと、言いたい事は分かるのだが、やはりこんな内容では、志半ばで亡くなった元妃が不憫だ。


 観ている側だって、こんなもの観せられても、決して気分良くはならない。もちろん、元妃役のナオミ・ワッツは、ルックスだけでも似せようと頑張ってはいる。ただ、どう考えても元妃の享年(36歳)と現在のナオミ・ワッツの年齢(公称45歳)では約10年の開きがあり、ちっとも魅力的ではないのだ。“「金返せ!」映画”というものは、年間100本も観てりゃあ、数本はあるものだが、間違いなくこの映画は今年のワースト5に入るナ。


私の評価…☆

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