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2013年11月13日 (水)

ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎【出題編】

ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎【出題編】
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:中村義洋/鶴田法男/上田大樹
脚本:堀田延、中村義洋、鶴田法男
原作:SCRAPが企画・運営するイベント「リアル脱出ゲーム」
音楽:
出演:川口春奈、高畑淳子、山崎一、池田成志、オクイシュージ、井口恭子、若松武史、並樹史朗、杉咲花、山本舞香、広山詞葉、池谷のぶえ、安藤玉恵、加藤和樹、中越典子、須賀貴匡、野中隆光、柳町夏花、原舞花、蟹江一平、中村隆天、森康子、江口のり子 他


 《リアル・アトラクションムービー》


 「リアル脱出ゲーム」とは、さまざまなヒントを頼りに、制限時間内に謎を解き、部屋から脱出するゲームで、京都や東京などに常設されたイベントスペースがあり、随時開催されているゲームイベントである。これまでインターネットのオンラインゲームや、テレビ番組とのコラボレーション、そしてテレビドラマにもなっている。今回はこのゲーム形式を応用しストーリーを構築、映画化したものである。


 解けない謎はない女マダム・マーマレード(川口春奈)のもとに、死期が迫った女性から依頼が舞い込む。それは、30年前に逝去した彼女の夫で映画監督の藤堂俊之介が、死の間際に家族に向けて残した「短編映画3本に秘密がある。謎を解く鍵は最初の言葉。」という言葉の意味を解明してほしいというものだった。3本の短編映画とは、女学生の淡い初恋を綴った「つむじ風」、鏡の世界の女性を連れ出そうとする「鏡」、時を超えた家族愛を描いた「やまわろわ」のことだった。公開されずに残ったこの3作品には暗号が仕込まれており、藤堂監督の残した謎が少しずつ明らかにされる…。


 最近はTVアニメの劇場版「プリキュア」シリーズや、「貞子3D」など、お客さんが映画の世界を擬似体験しながら観られる工夫がされた作品がちょくちょく公開されるが、この映画もその1つ。


 本作では巨匠監督が残したラスト・メッセージをヒントに、マダム・マーマレードと共に3本の短編映画を鑑賞し、そこから短編1本につき5つの文字を集め、謎を解いていく。観客は鑑賞前にチケットカウンターで解答用紙を貰い(筆記用具も貸与される)、そこに書かれている升目にキーワードと答えを書いて、鑑賞後に映画館内に設置されたBOXに投函する。すると、正解していればその正解者には、今月22日から公開される【解答編】にてちょっとしたプレゼントがあるという仕組みである。


 正直、子供騙しの映画だと思っていたが、意外にもきっちり作りこまれていたのには驚いた。特に短編3本のうちの最後の1本「やまわろわ」の出来がいい。3本とも本編部分が始まる前に第2のヒントがあるので、そこを見逃さなければキーワードはすぐに分かる。短編1本が終わる度に場内が明るくなり、考察する時間が制限付きで与えられるし、解答用紙の裏をメモ代わりに使えるので、上映中にメモをとることも可能だ。


 ヒントの見つけ方は1本目が一番難しい。恐らくここで挫折してしまう人も多いだろう。根気と集中力がいる。ここの見つけ方が分かれば後はそれほど難しくはない。なお、5文字ずつ3本で15文字、正確に見つけたとしてもそのままでは答えにたどり着けない。ところが、ある“ひねくれた”読み方をすると… おっと、これ以上は言えない(笑)。この先は映画を見て考えてみてください。


 ちなみに僕はこの謎を解くことは一応できたので、【解答編】が楽しみである。正解者へのプレゼントというのはズバリ、【解答編】のエンドロールに、用紙に書いたニックネームが表示されるということ。まぁ、先着順という事なので、提出したのに表示されない… という人もいるのかも知れないが(汗)。


 この映画、興行的に当たっているのかどうかは分からないが、今後もこうした観客参加型の映画は、手を変え品を変えて作られていくのかな? ここまでくると、映画も本当にゲーム感覚ですな。


私の評価…☆☆☆★

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