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2014年1月 4日 (土)

ブリングリング

ブリングリング
劇場:T・ジョイ京都
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
原作:ナンシー・ジョー・セールズ「ブリングリング こうして僕たちはハリウッドセレブから300万ドルを盗んだ」
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
出演:エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、タイッサ・ファーミガ、イスラエル・ブルサード、クレア・ジュリアン、ギャビン・ロズデイル、ジョージア・ロック、レスリー・マン 他


 《感覚麻痺状態とはまさにこのこと》


 ハリウッド・セレブの豪邸に侵入しては窃盗を繰り返すティーンの男女が巻き起こした実際の連続窃盗事件をベースに、ちょっとした事から犯罪に手を染めていく若者たちの姿と、現代社会の問題を描きだす青春ドラマ。


 カリフォルニア州カラバサス。ニッキー(エマ・ワトソン)は学校へ行かず、養女である妹サム(タイッサ・ファーミガ)、末の妹・エミリー(ジョージア・ロック)と共に、母・ローリー(レスリー・マン)の自宅授業を受けている。ローリーが教えるのは「ザ・シークレット」に書かれた『引き寄せの法則』について。


 一方、マーク(イスラエル・ブルサード)は前の学校を退学した後、1年間自主学習を続けてきた。今日が新しい学校への登校初日。周囲から「キモい」とバカにされる中、唯一優しい声をかけてくれたのがレベッカ(ケイティ・チャン)だった。放課後、ファッションやブランドへの憧れを語り合ううち、ふたりは意気投合していく。レベッカやクロエ(クレア・ジュリアン)と一緒にナイトクラビングに出掛けたマークは、そこでニッキーとサムに出会う。写真を撮り、フェイスブックにアップする彼ら。マークは生まれて初めての親友、レベッカに夢中になっていった。インターネットを見て、パリス・ヒルトンがベガスでパーティーをすると知ったマークとレベッカは、パリスの自宅周辺を地図検索サービスなどで調べ上げ、彼女の家に侵入する。豪華な家の様子に圧倒されたふたりがそれを吹聴すると、ニッキーは言った。

 「泥棒したい!」

やがて、パリスがマイアミでパーティーと知り、今度はニッキーやサム、クロエを加えた5人で留守宅に押し入る。広いクローゼットを埋め尽くす服、靴、ジュエリー、サングラスの数々に目を輝かせ、邸宅に完備したクラブ・ルームではしゃぐ彼女たち。夢中になった5人はパリスの部屋に止まらず、オードリナ・パトリッジやミーガン・フォックス、オーランド・ブルームとミランダ・カー夫妻などセレブの予定を次々に調べ、留守宅への侵入を繰り返していく。しかし、その悪ふざけはそう長く続く筈もなかった…。


 この事件そのものは、日本でも報道されているので、知っている人もいるだろう。タイトル名は当時のロサンゼルス・タイムズ紙がこの窃盗団につけた名前で、“キラキラして奴ら”という意味である。


 これ、早い話が困ったチャンたちによる薄っぺらい犯罪劇。高価な私物が置いてあるのに、警備員も警報装置もないセレブたちと、そういう場所への窃盗に1度成功したことに味を占め、何度もやろうとする若者たち。セレブたちの慢心もイタイが、捕まっても反省の色ナシの窃盗団の方がかなりイタイ。


 セレブたちのゴージャスな華やかさと、その裏返しの虚しさ、今時の高校生ってこんなものなのかと、観ているこっちまで虚しくなってくる。


 若手注目の俳優たちが、窃盗団の面々を熱演しているが、その中でもエマ・ワトソンは、今までの優等生イメージをかなぐり捨てるような役を演じて新鮮だ。この前の「ウォールフラワー」を観た時も感じたが、大人の役に何とか脱皮しようと頑張っている感じがする。何とか子役女優が大人になるときによくある、脱ぎっぷりのいい役者にならずに(笑)、うまく成長してほしいところである。


私の評価…☆☆☆

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