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2014年2月 9日 (日)

アメリカン・ハッスル

アメリカン・ハッスル
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
音楽:ダニー・エルフマン
出演:クリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス、ルイス・C・K、マイケル・ペーニャ、ジャック・ヒューストン、エリザベス・ローム、エリカ・マクダーモット、メリッサ・マクミーキン、コリーン・キャンプ、アレッサンドロ・ニヴォラ、ドーン・オリヴェリ、トーマス・マシューズ、ボー・クリアリー、ジャック・ジョーンズ 他


 《ジェニファー・ローレンスの演技が素晴らしい!》


 1979年にアメリカで実際に起こった収賄事件「アブスキャム事件」を基に描くドラマ。“アブスキャム(ABSCAM)”とは、ARABSCAM(=アラブの悪業)の略で、この頃からよく使われはじめた囮捜査で、秘密捜査官が大富豪のアラブ王族に扮して捜査を行ったことから名付けられた。


 完全犯罪を続けてきた天才詐欺師、アーヴィン・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベール)と、そのビジネス・パートナーにして愛人のシドニー・プロッサー(エイミー・アダムス)。遂に逮捕された2人は、イカれたFBI捜査官のリッチー・ディマーソ(ブラッドレイ・クーパー)に、自由の身と引き換えに捜査協力を強いられる。それは偽のアラブの大富豪を使って、アトランティック・シティのカジノの利権に群がる政治家とマフィアを罠にハメるという危険な作戦だった。


 ターゲットはカーマイン市長(ジェレミー・レナー)。しかし、アーヴィンの妻・ロザリン(ジェニファー・ローレンス)が、アーヴィンとシドニーへの嫉妬から捜査をブチ壊す動きを見せるが…。


 「世界にひとつのプレイブック」の監督が描いているだけあって、ストーリーの構成やテンポが良く、役者たちの演技も素晴らしい。「世界にひとつの〜」の時とは違って実話ベースなので、コメディ調の割には笑える場面は少ないが、前作同様演技が達者な役者が集まっため、FBI捜査官が企てた計画が成功するか、そして、それと引き換えに詐欺師と市長がそれぞれ失ってしまうものとは何か? 最後までハラハラする。


 「世界にひとつの〜」は、アカデミー賞の演技部門賞全てでノミネートされるという快挙があったが、本作も今年度のアカデミー賞で演技部門賞全てでノミネートされている。まぁ、さすがにジェニファー・ローレンスの最優秀助演女優賞2年連続受賞はないと思うのだが、彼女はこの映画でも、かなりいい味を出している。


 彼女は今回、詐欺師の妻を演じているが、これがかなりダメダメな女。何せ料理はできないわ、周りの空気は読めないわ、電子レンジにアルミホイルを入れて爆発させてしまうわというトンでもな女なのだが、これが物語の中盤から出てきて、それまで予定調和気味だった話を、あらぬ方向へと導いていくのだ。映画の前半は頭がハゲて変にブヨブヨな体になった、現代の“カメレオン俳優”クリスチャン・ベールの姿にビックリしっ放しだったが、後半はこのジェニファー・ローレンスが話を面白くさせてくれる。せっかく成功しかかった作戦に、思わぬ横槍が入ることによって緊迫感が増し、全てが実話というわけではないだろうが、映画としては面白くなった。胸元を常に曝け出してセクシー満開の、エイミー・アダムスとの火花バチバチ対決も見所の1つだが、完全に食っている感じがした。


 ちなみに、クリスチャン・ベールが役柄に合わせて体形まで変えてしまう現代の“カメレオン俳優”とするならば、その元祖ともいえるベテラン俳優がマフィアのドンという、この人らしい役でカメオ出演している。ベール同様髪の毛を抜いて薄くさせているのだが(この人、前にもそんなことして出演した映画あったなぁ)、観に行く人は探してね。


私の評価…☆☆☆☆

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髪の毛の話題はNG (≧m≦) 公式サイト http://american-hustle.jp1月31日公開 監督: デヴィッド・O・ラッセル  「ザ・ファイター」 「世界にひとつのプレイブック」 天 [続きを読む]

受信: 2014年2月10日 (月) 14時49分

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