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2014年2月15日 (土)

僕は友達が少ない

僕は友達が少ない
劇場:T・ジョイ京都
監督・脚本:及川拓郎
原案:平沢読「僕は友達が少ない」
主題歌:ケラケラ「ひとつだけ」
出演:瀬戸康史、北乃きい、大谷澪、高月彩良、神定まお、久保田紗友、山田萌々香、石原良純、栗原類、渡辺大 他


 《面白いけど、無駄にエロ描写が多い》


 “はがない”の愛称で知られる平沢読の人気ライトノベルを、コミック化、TVアニメ化に続き実写映画化。個性が強すぎるが故に友達がいない7人が、友達を創るために創った部活「隣人部」に集い、そこから生まれる、ありえない筈なのにどこかリアルな放課後のひとときを、原作とは違うオリジナルストーリーで描く。


 「聖クロニカ学園」。父は日本人、母はイギリス人の金髪ハーフ、しかも目つきが悪いことから、虐められる事もある高校2年生、羽瀬川小鷹〈こだか〉(瀬戸康史)は友達ができずひとりで過ごしていた。


 ある日、忘れたケータイを取りにクラスに戻ると、エア友達と会話している風変わりな美少女、三日月夜空〈よぞら〉(北乃きい)とばったり出くわす。とことんジコチューだが、「手っ取り早く友達をつくりたい」と吐露する夜空を前に、小鷹も「いつか本当の友達に巡り会いたいと思っている」と本音を口にする。


 間もなく夜空は、「隣人部」なる友達作りをする部活を発足。小鷹は無理矢理、入部させられる。やがて、学力、スタイルともに完璧なお嬢様の柏崎星奈〈せな〉(大谷澪)、いじめられっ子の美少年・楠幸村〈ゆきむら〉(高月彩良)、天才発明少女の志熊理科〈りか〉(神定まお)、小鷹の妹でゴスロリファッションの小鳩〈こばと〉(久保田紗友)、10歳のシスター高山マリア(山田萌々香)といった、自分の世界を持つが故に孤立している面々が加わり、「隣人部」は活気づいていく。ただ集まり、思い思いに過ごしつつ、リレー小説を書いたり、ときにはみんなでカラオケに出かけたりと、人並みの想い出も育むことになる部員たち。


 ところが夏休み直前、かねてより小鷹たちをよく思っていなかった生徒会長・西園寺(栗原類)の横暴によって、「隣人部」は廃部に追い込まれる。さらに困ったことに、理科が発明した、バーチャル世界でギャルゲーをリアルに体験するゲーム機に星奈がハマってしまい、仮想ワールドでリア充する「ひきこもり」になってしまう。


 星奈を助けるために、ゲームの世界に飛び込む小鷹たちだったが…。


 こんなブッ飛んだ展開の映画を観たのは久々だ(笑)。最近はラノベ(=ライトノベル)原作のTVアニメやドラマが多いが、それらは大抵“大人向けの”描写があったりするため深夜放送となったり、単館系での上映になったりするものだ。この作品もアニメ版は深夜放送だったが、まさか実写映画化するとは思ってなかったし、しかもインディペンデント系ではなく東映配給(笑)である。


 元々東映は、他のメジャー2社とは違って、割合何でもアリな作風のものが多いのだが、それにしても最近は些か節操がない気がする。過去にはエログロ路線なんてのもあったが、この映画は何か無意味なエッチ描写が多い。舞台となるのは殆どが高校の校舎の中なのだが、さすがにヌードは無いものの女子生徒がやたらと胸をはだけていたり、極端なローアングルで撮っている部分があるためパンチラシーンが多かったりと、まるでどこかの風俗店と見紛うような学校になっている。


 原作やアニメ版を観たことがなくても、例えば他の深夜アニメで似たような類のものを観ていた人なら、雰囲気にはついてこられると思うし、映画はオリジナルであっても、中盤からは原作・アニメと共通のアイテムも出てくるので、雰囲気は壊されていないと思うので、あとはキャスティングだが、主人公の瀬戸康史はどう見てもハーフっぽくないし目つきも悪くない(笑)。アニメ版に似せようとしたのかもしれないが、もう少し設定通りのキャスティングはできなかったものか。エロ描写ありの映画なので、高校生をキャスティングしにくいのは仕方ないとは思うが。


 その点、ヒロインの1人である北乃きいだけは、さすがにエロ描写がない(笑)かわりに、もう高校を卒業してだいぶ経つのに、まだこういう役が通用する。個人的には「武士道シックスティーン」の続編(原作にはある)が見たいのだが、それはもう無理なのか…。


 ちなみに、似たようなものの実写映画化といえば、今度は角川映画で「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」を、元ジュニアアイドルの橋本甜歌主演で実写映画化するのだとか。そちらはラノベではなくコミック原作なのだが、5月公開予定なのに、まだ東京と福岡しか上映が決定していない。果たしてこういう路線は、成功するのかね?


私の評価…☆☆☆

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