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2014年3月18日 (火)

ラヴレース

ラヴレース
劇場:シネ・リーブル梅田
監督:ロバート・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
原作:エリック・ダンヴィル「The Complete Linda Lovelace」
音楽:スティーヴン・トラスク
出演:アマンダ・セイフライド、ピーター・サースガード、ハンク・アザリア、アダム・ブロディ、ボビー・カナヴェイル、ジェームズ・フランコ、デビ・メイザー、クリス・ノス、クロエ・セヴィニー、シャロン・ストーン、ジュノー・テンプル、ロバート・パトリック、エリック・ロバーツ、ウェス・ベントリー 他


 《伝説のポルノ女優とその運命》


 1972年に全米で公開され、史上最もヒットしたといわれるポルノ映画「ディープ・スロート」。その主演女優だったリンダ・ラヴレースの波乱に満ちた半生を描く。


 フロリダの小さな町に暮らすリンダ・ボアマン(アマンダ・セイフライド)は、敬虔なカトリック教徒の両親のもと厳しく育てられた。そんな生活にうんざりしていたリンダは、ある日、女友達と遊んだ帰りに地元でバーを営むチャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と出会う。チャックが寄せる甘い言葉に酔い痴れた彼女は、すぐに彼と結婚。うぶなリンダにチャックは1つずつ性行為の手ほどきをしていった。当初甘い面を見せていたチャックだが、次第に汚い部分を見せ始める。バーでの売春容疑で逮捕され保釈金や多方面への借金を抱え金に困ったチャックは、リンダをポルノ映画に出演させようとする。こうして彼女はリンダ・ラヴレースという芸名でポルノ映画「ディープ・スロート」に主演。作品は1972年に全米公開され、成人映画用の劇場だけでなく一般の映画館でも上映、有名人やセレブ、女性たちも挙って観に行き、一大センセーションを巻き起こす。「プレイボーイ」編集長のヒュー・ヘフナー(ジェームズ・フランコ)やサミー・デイヴィス・Jr.からの賞賛を受け、リンダは性革命のシンボルとして一躍スターとなる。それから6年後、チャックと別れたリンダは自伝を出すために出版社を訪れる。メディアによって作り上げられたリンダ・ラヴレースという虚像の裏で、チャックから日常的に暴力を振るわれても逃げ出せず虐げられていた日々があったのだ。辛い過去と決別し、同じような苦しい思いをしている女性たちのために、リンダは当時のことを包み隠さず正直に語り始める…。


 その内容から全米でも公開が危ぶまれたいわくつきの映画なので、重たい気分になるのはある程度覚悟していたが、やはりこれが映画用に誇張されていないのなら、思った以上に壮絶な人生を歩んだ女性の話である。


 こういう映画のヒロイン役に、これまで清純なイメージの役が多かったアマンダ・セイフライドがキャスティングされているのは、ちょっと意外だが、ヌードも披露する体当たり演技で新境地を拓いている。後に確執を生むことになる母親をシャロン・ストーンが演じているが、廃れきった婆さんという役作りなのか、全然シャロン・ストーンに見えない。


 「ディープ・スロート」後のラヴレースは、芸能活動をすることもなくなり、次第にメディアから遠ざかっていく。そして、自分の体験から今度は“反ポルノ”の活動家として生きることとなっていくが、そこからの部分が殆ど語られないのは残念。ラストで触れられる、その後のリンダとチャックの運命のリンクにもちょっとビックリだった。


私の評価…☆☆☆

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