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2014年3月17日 (月)

魔女の宅急便(実写版)

魔女の宅急便(実写版)
魔女の宅急便(実写版)
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:清水崇
脚本:奥寺佐渡子、清水崇
原作:角野栄子「魔女の宅急便」
音楽:岩代太郎
主題歌:倉木麻衣「Wake me up!」
出演:小芝風花、尾野真千子、広田亮平、山本浩司、新井浩文、吉田羊、寿美菜子(ジジの声)、YURI、LiLiCo(ラジオDJの声)、金澤美穂、浅野忠信、筒井道隆、宮沢りえ、井上琳水、須田琉雅、若山耀人、佐藤芽、小野田翔空、宮地眞理子、志賀廣太郎、角野栄子(ナレーション) 他


 《アニメ版ほどの躍動感はないが、まずまずの出来》


 スタジオジブリによる、宮崎駿監督のアニメ映画でも有名な原作を実写化。ただし、オリジナルな部分が多かったアニメ版のリメイクではなく、原作の1、2巻を基に映像化している。


 キキ(小芝風花)は魔女の母・コキリ(宮沢りえ)と普通の人間の父・オキノ(筒井道隆)の間に生まれた女の子。キキは、「13歳の満月の夜に旅立ち、魔女のいない町で1年間修業する」という古くからの決まりに従って「ひとり立ち」の旅に出ることに…。


 相棒の黒猫「ジジ(声:寿美菜子)」と一緒にほうきに乗って飛び立ったキキは、きれいな海に囲まれたコリコの町に辿り着く。キキは活気づく港町を一目見て気に入り、この地で修業することに決めたのだった…。


 キキの落ち着き先は、風車小屋に隣接した「グーチョキパン屋」。おいしいパンの香りに誘われたキキを迎えたのは、お店を切り盛りする心優しいおソノ(尾野真千子)とその主人・フクオ(山本浩司)。キキは母から教わった、「いつも笑い顔でね」の言葉を大切に、「ほうきに乗って空を飛ぶ」お届け屋を始める。


 初仕事は最悪! 少年・とんぼ(広田亮平)から頼まれて、意気揚々とお届け先へ向かうが、とんぼは空を飛ぶ研究のため、キキが飛んでいる所を見たかっただけだった。何の気なしに起こった出来事で2人の仲は一気に険悪に…。


 そんなある日、コリコの町で大事件が起こる。これを解決するためには、キキの力が必要なのだが、その時、キキは「ある出来事」がきっかけで空を飛べなくなっていた…。


 最初この映画の監督が、「呪怨」などの“Jホラー”の担い手・清水崇であると聞いたときは、人選間違っているんじゃないか? 成功させる気あるんかと思ったが、以外にも(と言っては失礼か)そこそこ楽しめる映画になっている。


 ただ、ツッコミどころがかなり多いのが戴けない。この映画、脚本は相米慎二監督の「お引越し」や、アニメ映画では「時をかける少女」、「サマーウォーズ」等をてがけている奥寺佐渡子なのだが、この人の脚本にしては荒すぎるのだ。


 まさか、やっつけ仕事でやったわけでもなかろうに、特にキャラの心情は説明不足な点が多く、またアニメではキキの魔法が使えなくなると、ジジと会話ができなくなっていたが、この実写版では魔法と関係なく普通に会話が成立しているというのも不自然である。


 そのジジに関しては、当然CGなのだが、何だかぬいぐるみを動かしている感が拭えない。さすがに「ナルニア国物語」のアスランのようなリアルさはいらないし、そんなもの東映の予算では作れないだろうが、東映は、あの大怪作実写版「デビルマン」からCG部門を独立させ、力を注いでいて、それがアニメでは「プリキュア」シリーズなどで花開いてきているのに、実写ではイマイチ乗り切れていない。動物の毛並みを表現するのはハリウッド映画のCGでも難しいのだが、動きのぎこちなさはどうにかしてほしかった。


 主演の小芝風花は、アニメ版のキキとはまたイメージが少し違う気がするが、身長155cmと小柄で可愛い。演技経験はまだ数本のTVドラマでのゲスト出演程度と少ないものの、オーディションで選ばれたとあって、かなり頑張っている。演技も悪くなく、見ていて気持ちがいい。まだ16歳で、これから経験を積んでいけば、10年、20年後が楽しみだ。


私の評価…☆☆☆★

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