« ホビット 竜に奪われた王国 3D | トップページ | ロボコップ(2014年版) »

2014年4月 4日 (金)

アナと雪の女王 3D ATMOS

アナと雪の女王 3D ATMOS
劇場:TOHOシネマズくずはモール
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
脚本:ジェニファー・リー、シェーン・モリス
原案:ハンス・クリスチャン・アンデルセン「雪の女王」
製作:ピーター・デルヴェッチョ、ジョン・ラセター
音楽:クリストフ・ベック
主題歌:英語版…イディナ・メンゼル(エンディング・テーマ版はデミ・ロヴァート)「Let It Go」 日本語版…松たか子(エンディング・テーマ版はMay J.)「Let It Go」
声の出演(カッコ内は日本語吹き替え版の声優):アナ…クリスティン・ベル(神田沙也加)、エルサ…イディナ・メンゼル(松たか子)、クリストフ・ブジョーグマン…ジョナサン・グロフ(原慎一郎)、オラフ…ジョシュ・ギャッド(ピエール瀧)、ハンス・サザンアイル…サンティノ・フォンタナ(津田英佑)、ウェーゼルトン公爵…アラン・テュディック(多田野曜平)、パビー…キーラン・ハインズ(安崎求)、オーケン…クリス・ウィリアムズ(北川勝博)、カイ…スティーブン・アンダーソン(飯島肇)、アレンデール国王…モーリス・ラマルシェ(根本泰彦)、バルダ…マイア・ウィルソン(杉村理加)、ゲルダ…エディ・マッククラーグ(増岡裕子)、アレンデール王妃…ジェニファー・リー(最所美咲)、幼年時代のアナ…〔台詞〕リビー・スタベンラッチ〔歌〕ケイティー・ロペス(稲葉菜月)、少女時代のアナ…アガサ・リー・モン(諸星すみれ)、幼年時代のエルサ…エヴァ・ベラ(佐々木りお)、10代のエルサ…スペンサー・レイシー・ガーナス(小林柚葉) 

〈同時上映〉短編映画「ミッキーのミニー救出大作戦」(3D作品)


 《2人のプリンセスの歌で元気が出る》


 通算53作目となるウォルトディズニーアニメーションスタジオ長編作品。2人のディズニープリンセスが主人公になったのは、ディズニーアニメ映画史上初めてのことである。


 姉のエルサと妹のアナは、王家の美しい姉妹。しかし、触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つエルサは、自分の意志に反して真夏の王国を冬に変えてしまう。“雪の女王”となり、行方を絶った姉と王国を救うため、山男クリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへ旅に出るアナ。彼女の想いは、姉の凍った心を溶かし、世界を救うことができるのか? 引き裂かれた姉妹の運命は? すべての鍵を握るのは“真実の愛”…。


 今年はウォルトディズニーカンパニーの創立90周年に当たり、ディズニー映画の期待作が日本でも次々と公開されるのだが、まずその第1弾がこの映画。既に全世界で約10億ドル以上の興行収入を得ており、「トイ・ストーリー3」が持つアニメ映画史上最高収益記録を抜いている。さらに、日本での大ヒットの影響によって、アニメ映画史上初となる、歴代全世界興行収入記録ベスト10入りも果たした。


 好記録をたたき出しているのは、予告編の作りの上手さにもあるが、やはりブロードウェイ・ミュージカルのスタッフが関わった躍動感あるミュージカルシーンの数々であろう。特に、予告編でも散々流れている、エルザが歌う「Let It Go」は、雪の女王となった彼女が自らを解放し、氷の城を築きながら高らかに歌い上げる、本作の一番の見せ所なのだが、本気で舞台化してほしいくらいに素晴らしい名曲だ。


 本来のアンデルセン作「雪の女王」は、女王に連れ去られた少年を救い出すため、冒険に出る優しくて勝気な少女の話なので、本作はそれをモチーフにほぼオリジナルで話を作ったという感じだが、心を閉ざした姉を決して見捨てず救おうとする妹といった“真実の愛と勇気”という、ディズニー映画の王道ともいうべき展開はしっかり骨太に描いている。ただ、いつものディズニー映画とは全く違うものも描いているのが本作の特徴でもある。本作のヒロインが2人のプリンセスというのももちろんこれまでのディズニー映画には無かったことだが、洗練されたヒロインに比べプリンスが些か情けない存在になっている。ここ最近のディズニー映画にもこの傾向はあったが、本作のプリンスはプリンセスを殺して国を乗っ取ろうとするワルであり、とてもじゃないが王子様のキスで真実の愛が取り戻せる雰囲気ではない。ディズニー映画でああいうクライマックスになるのは、多分初めてなのではないか。王子様のキスが愛ではないとすれば、この映画における“真実の愛”とはいったい何か?
 それは映画館で各自確かめてもらえたい。


 この映画、僕は樟葉にできたTOHOシネマズくずはモールで観たのだが、ここは西日本に初登場のTCXとドルビーATMOS方式を採用したスクリーンが1つあり、今回はそのスクリーンでの上映。従来のスクリーン対比で1.2倍の広さがあり、中央部分が凹型に湾曲しており、IMAXや昔のシネラマみたいな感じのもので、3Dの飛び出し方が通常のスクリーンと比べハンパない。ただ、音は通常の5.1chデジタルなので、天井にスピーカーが付け足されているからといって特に代り映えするものではなく、従来の方式よりは音の来る方向がはっきり分かるかなという程度のものだったが、やはり音楽を重要視するような映画にはピッタリだなとは思った。くずはモールは、自宅からはバスと電車でやはりそこそこの時間と値段がかかってしまうので(京阪電車は運賃が高い)、余程の事が無い限り行く事はないと思うが、こういうジャンルの映画がそのスクリーンでかかるなら、行くこともあるかもね。


 同時上映の短編も、3Dの新作なのに、どこかディズニー草創期を思わせるモノクロ映像(一部カラー)でかなり面白い映画になっている。しかも、ミッキーマウスの声はアーカイブから抽出したウォルト・ディズニー本人の肉声を使っているのだ。こんなの観られるのも貴重ですよ!


追伸:実は後になって判明したことだが、自分が鑑賞した回で、天井のスピーカーから音が出ていなかったらしい。どうりで普通のドルビー5.1chと音の感覚が変わらなかったワケだ。という事でシネマイレージ会員のみ(かな?)詫び状として、2,200円分のギフトカードが電子メール形式で送信されてきた。有効期間は1年間あるから、また時間あったら行ってみようっと!


私の評価…☆☆☆☆☆

|

« ホビット 竜に奪われた王国 3D | トップページ | ロボコップ(2014年版) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アナと雪の女王 3D ATMOS:

« ホビット 竜に奪われた王国 3D | トップページ | ロボコップ(2014年版) »