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2014年4月19日 (土)

早熟のアイオワ

早熟のアイオワ
劇場:京都シネマ
監督:ロリ・ペティ
原案・脚本:ロリ・ペティ、デヴィッド・アラン・グリア
音楽:マイク・ポスト
出演:ジェニファー・ローレンス、ボキーム・ウッドバイン、ソフィア・ベアリー、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・アラン・グリア、セルマ・ブレア 他


 《10代の頃から演技派の片鱗を見せていたJ・ローレンス》


 「ハートブルー」や「プリティ・リーグ」などに出演した女優のロリ・ペティが、自らの少女時代を反映させた衝撃の人間ドラマ。約6年前の映画で、まだブレイク前で当時17歳のジェニファー・ローレンス(「世界にひとつのプレイブック」)と、同じく当時10歳のクロエ・グレース・モレッツ(「キック・アス」シリーズ)が姉妹役で出演している。


 1976年、14歳のアグネスは(ジェニファー・ローレンス)妹たち(次女=ソフィア・ベアリー、三女=クロエ・グレース・モレッツ)とともにアメリカ・アイオワ州の小さな町にある「ポーカー・ハウス」と呼ばれる不法居住者の家に住んでいた。そこでは夜な夜なポーカー賭博や売春が繰り広げられ、ドラッグディーラーたちが集まってきた。母親(セルマ・ブレア)から売春を強要されながら、死に物狂いで妹たちを守る日々。そんな過酷な境遇のアグネスに、さらに追い打ちをかけるような事件が起きる…。


 本作は6年前に製作されたものの、主演のジェニファー・ローレンスが当時まだ無名だった事と、恐らく内容が重すぎるという事で日本では公開が見送られたものであろう。その後、ジェニファー・ローレンスは「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、日本でも「X-MEN ファースト・ジェネレーション」や「ハンガーゲーム」などで名が知られるようになった。そして、この映画には主人公の妹役でクロエ・グレース・モレッツが出ていて、彼女もこの映画の後、「キック・アス」で人気が出る。今なら、小規模な公開でそこそこ客入るんじゃない? ってなノリで公開しているんだろうな、きっと。


 その2人は本当に初々しいのだが、子供がやったらトラウマになりそうな強烈な役を、実に無難にこなしているなという感じ。ジェニファー・ローレンス扮するアグネスはラスト近くでレイプされ、その後の風呂場での母親とアグネスのシーンはあまりに痛々しく切ない。暗くて些か商業ベースには乗らなさそうな映画だが、作者つまり監督自身の屈折した少女期の思いと、作者なりの家族愛が伝わってきた。


 どうしてもその2人ばかりに目がいきがちだが、しっかり者の次女役ソフィア・ベアリーも可愛く、演技も素晴らしい。彼女は本国でも映画よりTVドラマへの出演が多く(「クリミナル・マインド FBI行動分析課」等)、なかなか出演作を探しだす事ができないのだが、注目すべき女優である。


私の評価…☆☆☆

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