« 〈新・午前十時の映画祭〉シャレード | トップページ | 〈新・午前十時の映画祭〉ゴースト/ニューヨークの幻 »

2014年5月23日 (金)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

キャプテン・アメリカ/<br />
 ウィンター・ソルジャー
劇場:MOVIX京都
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
原作:ジャック・カービー、ジョー・サイモン
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):クリス・エヴァンス(中村悠一)、スカーレット・ヨハンソン(米倉涼子)、セバスチャン・スタン(白石充)、アンソニー・マッキー(溝端淳平)、コビー・スマルダーズ(本田貴子)、フランク・グリロ(水内清光)、エミリー・ヴァンキャンプ(御沓優子)、ヘイリー・アトウェル(園崎未恵)、ロバート・レッドフォード(田中秀幸)、サミュエル・L・ジャクソン(竹中直人)、トビー・ジョーンズ(佐々木睦)、アニム・ゾラ、マキシミリアーノ・ヘルナンデス(丸山壮史)、ジャスパー・シットウェル、ギャリー・シャンドリング(石住昭彦)、ジョルジュ・サンピエール、カラン・マルヴェイ(高橋圭一)、ジェニー・アガター(寺内よりえ)、バーナード・ホワイト(小形満)、デイル・コフマン(有本欽隆)、チン・ハン、ゲイリー・シニーズ(山野井仁)、〔以下、カメオ出演〕スタン・リー(広瀬正志)、エド・ブルベイカー、トーマス・クレッチマン、エリザベス・オルセン、アーロン・テイラー=ジョンソン 他


 《通常は監督が変わると良い事は起こらないのだが》


 「アベンジャーズ」シリーズを含む「マーベル・シネマティック・ユニバース」の9作目で、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)の続編。ワシントンD.C.に潜む敵を破るために戦うキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウの姿を描く。


 「アベンジャーズ」の戦いから2年。ヒーローたちを集結させた国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」は、未知なる脅威から世界を守るため、新たな防御システムの開発を進めていた。「キャプテン・アメリカ」ことスティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)も、アベンジャーズのメンバーとして共に戦った「ブラック・ウィドウ」ことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)らとシールドの一員として活動していた。


 キャプテン・アメリカは、ワシントンD.C.にあるシールドの基地で、長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から、ある計画について聞かされる。その計画とは、平和維持のために巨大空中空母「ヘリキャリア」で世界を監視しようとするものであり、それは、全人類をシールドの監視下に置き、実質的に世界を支配することを意味していた。キャプテン・アメリカは、そんなシールドのやり方に疑問を持ち始めるのだった…。


 そんなある日、突如、ニック・フューリーが何者かに命を狙われる。その魔の手はキャプテン・アメリカやブラック・ウィドウにも及び、彼らの仲間であるはずのシールドまでもが「アベンジャーズ」である彼らを抹殺しようと動きだしたのだ。さらに最強のメタルアームと最強の戦闘スキルを身に付けた謎の暗殺者、「ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)」が現れ、「アベンジャーズ」を追い詰める。そしてウィンター・ソルジャーは、第二次大戦中に戦死したはずのキャプテン・アメリカの親友の姿によく似ていたのだ…。


 巨大な包囲網を逃れ逃亡者となったキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ。そんな彼らに唯一手を差し伸べたのは、自由自在に空中を舞うことができる「ファルコン」ことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)だった。


 自分たち以外は誰も信用できない戦いの中、壊滅の危機を迎える「アベンジャーズ」。さらに、シールドの空飛ぶ巨大母艦「ヘリキャリア」を使って全世界2000万人を同時に殺害しようとする、前代未聞の暗殺計画が発覚する。果たして、誰がウィンター・ソルジャーを操っているのか。そしてシールド内部に何が起こったのか…?


 最早この「マーベル・シネマティック・ユニバース」は、1作たりとも見逃し厳禁のシリーズになったのではないか。アベンジャーズのリーダーでもあるキャプテン・アメリカの活躍を描くこの第2作は、監督が変わった事で、若干テイストが変わったが、作品の世界観を広げるのには成功しているといえる。


 この映画の副題“ウィンター・ソルジャー”とは、1970年代に行われた、ベトナム戦争帰還兵の公聴会の名称からきている。悲惨な戦争の真実を訴え、人間性を取り戻すために現地での戦争犯罪の数々を証言したもので、本作にはキャプテン・アメリカを含め3人の帰還兵が出てくるが、正義とは何なのかを問う兵士たちの悲しき物語なのだ。そう考えれば、敵が外ではなくアメリカの内なる者という意味深な設定なのも、何となくわかるような気がする。


 で、その敵の大悪役がロバート・レッドフォード御大というのは、ちょっとビックリであった。ま、確かに「明日に向かって撃て」などはアウトローな役はやっているが、悪役というイメージは無かった。これは珍しい。


 なお、本作は「マーベル・シネマティック・ユニバース」の中で“フェーズ2”の中間部分にあたり、次の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(日本公開は今年9月)と、「The Avengers:Age of Ultron」(日本公開は来年4月)に繋がっていくため、「ガーディアンズ〜」の一部のキャストがカメオ出演していたり、「アベンジャーズ」メンバーのネタがセリフの中などに出てきたり(ラストに出てくる杖はひょっとしてあのキャラのもの?)と、次回作への伏線がいたるところにちりばめられているため、シリーズのファンにとっては飽きさせない作りになっている。「キャプテン・アメリカ」自体も3作目の製作が決定し、2016年5月全米公開予定である。「The Avengers:Age of Ultron」以降はフェーズ3となり、現時点で「Ant-Man」(2015年11月全米公開予定)などがある。


 つまり、アベンジャーズのメンバーも、原作と同じように変化がつけられていく(原作ではウルヴァリンやスパイダーマンもアベンジャーズ入りしていた時期がある)わけで、映画版オリジナルメンバーの去就も含めて、どうなるか楽しみだ。


私の評価…☆☆☆☆

|

« 〈新・午前十時の映画祭〉シャレード | トップページ | 〈新・午前十時の映画祭〉ゴースト/ニューヨークの幻 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー:

« 〈新・午前十時の映画祭〉シャレード | トップページ | 〈新・午前十時の映画祭〉ゴースト/ニューヨークの幻 »