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2014年6月29日 (日)

キカイダー REBOOT

キカイダー REBOOT
キカイダー REBOOT
劇場:T・ジョイ京都
監督:下山天
原作:石ノ森章太郎「キカイダー」
脚本:下山健人
音楽:吉川清之
主題歌:ザ・コレクターズ「ゴーゴー・キカイダー REBOOT2014」
出演:入江甚儀、佐津川愛美、池田優斗、高橋メアリージュン、鶴見辰吾、長嶋一茂、本田博太郎、原田龍二、中村育二、石橋蓮司、伴大介、鈴村健一(アナウンサーの声) 他


 《実質負けてばっかりのキカイダー》


 1972〜73年にかけて放送された特撮テレビドラマ「人造人間キカイダー」を基に、現代版としてリブート。


 世界的ロボット工学の権威・光明寺ノブヒコ(長嶋一茂)を中心に、日本政府はARKプロジェクトという社会問題解決のためのロボットを利用したプロジェクトを推し進めていた。しかし実験中の事故により光明寺が死んで以来、光明寺のライバル・神崎(=ハカイダー 鶴見辰吾)と国防大臣・椿谷(中村育二)に掌握されたARKプロジェクトは本来の目的を見失っていた。神崎は独自のプロジェクトに固執、一方の椿谷は光明寺のプロジェクトを遂行するために必要な鍵を探し求めていた。その鍵を持つ光明寺の娘・ミツコ(佐津川愛美)とマサル(池田優斗)に魔の手が伸びようとしたそのとき、彼らの前に光明寺が開発した良心回路を持つ人造人間ジロー(=キカイダー 入江甚儀)が現われ二人の窮地を救う…。


 少し前から石ノ森章太郎原作の特撮ヒーローが、映画で続々と復活していたのだが、今年は章太郎氏の没後15年という事で、遂に「キカイダー」が復活した。


 昨年、映画の「スーパーヒーロー大戦」シリーズのラストに告知されていたので、そのシリーズの中で復活するものと思いきや、単体で復活ということになり、期待をこめて観に行ったのだが…。


 オリジナルのTVドラマが放送されたのは1972年。僕が生まれたのは翌年なので、まだ影も形も無かった時である。ただ、このドラマは続編である「キカイダー01」も含めて再放送料が安かったのか、在阪キー局や地元の独立UHF局で何度も再放送され、僕自身何度も観ている。まぁ、どちらかというとビジンダーや敵ながらわりとイイ奴のワルダーが出てきた「01」の方が印象に残っている。


 今回の映画版は、最近のアメコミ映画の影響をモロに受けていて、TV版と比べるとかなりダークな感じになっている。キャラクター・デザインもシャープな感じになっていて、それは別に構わないのだが、ミツコとマサルを守らなければならないはずのキカイダーが弱っちい(笑)。敵の刺客と度々ぶつかり合うのだが、最悪の事態にはならないまでもコテンパンに痛め付けられる。不安定な良心回路が導く“善と悪”との間で悩むヒーローというのは、ある意味人間的でもあり、アメコミの「スパイダーマン」と似たようなところだが、そういう設定を今一つ活かしきれていない。悪役ながら人気があるハカイダーに無様な死に方をさせたくなかったという事もあるだろうが、最後の最後まで観客から観れば負け続けているような観せ方だけは、してほしくなかった。


 一応ラストで決着はついているが、テレビシリーズを知る者としてはやはり“01”や“ビジンダー”なんかも復活してほしいので、含みのあるあのラストにしたならぜひ続編を作ってほしい。TV版キカイダーの伴大介氏は今作で久々に元気な姿を見せているものの、既にTV版“01”の池田駿介氏は他界され、“ビジンダー”志穂美悦子さんも女優としては引退されているため、オリジナルの俳優が出揃うことはできないが、今作に出演している高橋メアリージュンが、設定上“ビジンダー”を継ぐ事は可能な役なので、少し期待してもいいかなぁと思った。


私の評価…☆☆☆

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