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2014年7月29日 (火)

300〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜 3D

300〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜3D
劇場:MOVIX京都
監督:ノーム・ムーロ
脚本・製作:ザック・スナイダー
原作:フランク・ミラー「Xerxes」(未出版)
音楽:ジャンキーXL
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):サリバン・ステイプルトン(山路和弘)、エヴァ・グリーン(朴ろ美)、レナ・ヘディ(湯屋敦子)、ハンス・マシソン(成田剣)、カラン・マルヴェイ(井上和彦)、デビッド・ウェナム(山野井仁)、ロドリゴ・サントロ(咲野俊介)、ジャック・オコンネル(遠藤純平)、アンドリュー・ティアナン(佐々木睦)、イガル・ノール(勝部演之)、アンドリュー・プレヴィン(世古陽丸)、ピーター・メンサー、ベン・ターナー(鳥畑洋人)、アシュラフ・バルフム(伊丸岡篤)、ジェラルド・バトラー〈アーカイブ映像〉 他


 《主役を食った演技のエヴァ・グリーン》


 2007年に公開された「300〈スリーハンドレッド〉」の続編。前作で描かれたのはペルシャ戦争の激戦の1つである「テルモピレーの戦い」だが、今回はその約10年前のマラトンの戦いからテルモピレーの戦いと平行して行われたアルテミシオンの海戦、そしてギリシャ軍とペルシャ軍が雌雄を決したサラミスの海戦までを描く。


 100万もの兵を率いてギリシャ侵攻を図るペルシャ帝国を相手に、300人の精鋭と共に戦いを繰り広げた果てに命を落としたスパルタのレオニダス王。彼の意志を継ぐようにしてアテナイのテミストクレス将軍(サリバン・ステイプルトン)は、パン屋、陶工、詩人といった一般市民から成るギリシャ連合軍を率いてペルシャ帝国の海軍指揮官アルテミシア(エヴァ・グリーン)らと拮抗する中、遂に大海原を舞台にした最終決戦を迎えることに…。


 前作の主人公であるスパルタ王レオニダスは、壮絶に散ってしまったので、今回はアテナイの将軍テミストクレスが一応の主役。ただこの人物、前作のレオニダスが強烈なインパクトを残したせいもあって、いまひとつ線が弱い。


 その代わりこの映画で強烈なインパクトを残すのが、エヴァ・グリーンがノリノリで演じる悪の女戦士アルテミシア。本来の主役よりこちらの人物背景の方が事細かに描かれるので、全くどっちが主役なのだかとでも言いたくなるくらいである。


 ギリシャに生まれながらもギリシャ軍に家族を殺され、前のペルシャ王に拾われ暗殺者に育てあげられる。マラトンの戦いで前王が死ぬと、息子のクセルクセスを“神の王”に祭り上げ、ギリシャへの復讐へと王を唆す。なるほど、ペルシャ戦争の全ての悪は彼女なのか。この主役を食ったエヴァ・グリーンの演技を観ているだけでも楽しい映画だ。


 ただ、「ポンペイ」同様アクションシーンはふんだんにあるものの、ドラマ性が殆ど無いのは残念。アクションと人間ドラマがバランスよく入っていれば、もっと点数はよくなるのだが。アルテミシアとテミストクレスが密会し、戦いの主導権を争う場面は、何とも滑稽で面白いのだが、そこだってドラマで見せるのではなく、お互いが組ず解れつ“男女の営み”(笑)なのである。それが戦争のメタファーになっているのが笑えるのだが、さすがに勢いだけで見せるのも、程度ってものがあるよなぁ。


私の評価…☆☆☆

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