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2014年7月18日 (金)

ポリス・ストーリー/レジェンド

ポリス・ストーリー/レジェンド
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・編集:丁晟
アクション指導:何鈞
製作:成龍 他
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):成龍(石丸博也)、劉イェ(堀内賢雄)、景甜(木下紗華)、古力娜扎(堀川千華)、柳海龍、周曉鮃(後藤光祐)、于榮光(塾一久) 他


 《ジャッキー流香港ノワール映画》


 一応原題も「警察故事2013」なので、「ポリス・ストーリー」シリーズには違いないのだが、過去のシリーズとは全く繋がりが無い。


 ベテラン刑事・ジョン(成龍=ジャッキー・チェン)は、一人娘のミャオ(景甜=ジン・ティエン)に会うため、約束の場所として指定された繁華街の中心にある全面をコンクリートに覆われた巨大なナイトクラブ「ウー・バー」にやってくる。仕事に追われ半年ぶりに娘と顔を合わせたジョンは、娘との慣れない時間を過ごしていたところ、突然何者かに背後から殴り倒されてしまう。気が付くとクラブの出入口は封鎖され、ジョン親子を含む十数人の客が閉じ込められ、無数の爆弾が仕掛けられた建物内にいたのだ…。


 建物を包囲した警察も全く手を出せない中、事件の首謀者であるクラブの経営者・ウー(劉イェ=リウ・イェ)は、警察にある取引を要求する。この籠城事件の裏には、ウーが長年にわたって綿密に仕組んだ、ジョンの刑事人生の過去にも関わる恐るべき復讐計画が隠されていたのだ…。


 確か前作でアクション映画の一線から退くという宣言をした筈のジャッキーだが、本作はれっきとしたアクション映画である。ただ、彼の持味だった“超絶アクション”ではなく、リアルファイトに近いものになっている。


 インタビュー映像で彼が語っていた話では、当初は本当にアクション無しの企画だったらしい。だが、「警察故事」シリーズなら多少のアクションは必要という事になり(本人曰く「騙された(笑)」とのこと)、最低限必要なアクションは取り入れられる事になったようだ。


 作品全体を観ても、今までのシリーズとは似ても似つかぬハードボイルド・タッチ。まるで、一昔前の香港ノワール映画(「男たちの挽歌」etc…)のような雰囲気だ。惜しいのは、主人公と娘のドラマがやや中途半端なので、どうしてもバランス的にアクション映画の線が濃くなってしまう事。となると、やはりファンはジャッキーのアクションに期待してしまうわけで、そうなると、さすがにジャッキーといえどもう還暦、体のキレは以前ほどではないにしても、まだまだ十分体が動いているので… なんて考えると、今回のアクションでは物足りない気もするのである。


 ちなみに、この映画は恐らく中国映画としては最初のドルビー・アトモス仕様の映画で、自分はアトモスの映画館では観ていないが、天井からの救出シーンなどはアトモスのスクリーンで観たら大迫力の音響だっただろう。中国や韓国は3D映画などでどんどん新しい技術を使った映画を作っているのに、日本は立ち後れているなぁという事を実感した。


 ところで、ジャッキーはそのインタビューの中でこうも言っている。アクション映画を引退したつもりではなく、危険で派手なものは体力的に無理なのでもうやらないだけ。本当に引退しなきゃと思うのは恋愛映画のオファーが来たときだよ(笑)、と。「エクスペンダブルズ」のジイさん連中みたいに、体力の続く限り観客を楽しませてほしい。


私の評価…☆☆☆★

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