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2014年7月31日 (木)

サード・パーソン

サード・パーソン
サード・パーソン
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・製作:ポール・ハギス
製作:マイケル・ノジック、ポール・ブルールズ
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、ジェームズ・フランコ、エイドリアン・ブロディ、オリヴィア・ワイルド、モラン・アティモス、マリア・ベロ、キム・ベイシンガー 他


 《一度観ただけではわからない、主人公である作家の空想話》


 監督デビュー作「クラッシュ」でいきなりアカデミー賞作品賞と脚本賞に輝いたポール・ハギスによる愛のドラマ。パリ、ローマ、ニューヨークの3つの都市で繰り広げられる3組の男女の物語が、やがて交差していく。


 フランス、パリのホテルで執筆中のピュリツァー賞作家マイケル(リーアム・ニーソン)。愛人のアンナ(オリヴィア・ワイルド)には他に恋人がいた。イタリア、ローマ。アメリカ人の会社員スコット(エイドリアン・ブロディ)は娘をさらわれたという美しい女に会う。アメリカ、ニューヨーク。元女優のジュリア(ミラ・クニス)は以前夫だったリック(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を争い、裁判費用のためにメイドとして働く事にする…。


 群像劇形式のドラマや映画は、分かりやすいものもあるが、難解なものの方が多い気がする。この映画もどちらかと言えば難解な方で、冒頭部分に多くの伏線が仕込まれており、この部分をしっかり観ておかないと、後々の話が分かりにくくなってしまうのだ。


 3つのエピソードが巧みに絡み合うストーリー展開は見事だが、その中にも物語のヒントとなるアイテムやキーポイントが、さり気なく挿入される。予告編にも出てくる不気味な囁き声、プールなどの水のモチーフ、たびたび出てくる“白い物”、子供を失った親…。全ての謎が絡み合った時、驚愕のラストを迎えるという具合だ。


 ポール・ハギスは元々脚本家出身なので、こういう凝った作風になるのだろうが、やはり観る側からすると、それイコール難解という事にもなる。確かに、俳優たちは皆、個性が際立っていて、特に女優たちは魅力的だが、やっぱり2〜3回は観てみないと、この映画の面白さは見えてこないのではないかと思った。


私の評価…☆☆☆

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