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2014年9月23日 (火)

怪しい彼女

怪しい彼女
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ファン・ドンヒョク
脚本:シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、ドン・ヒソン
音楽:モグ(MOWG)
出演:シム・ウンギョン、ナ・ムニ・パク・イナン、ソン・ドンイル、イ・ジヌク、キム・ヒョンスク、ジニョン(B1A4)、ファン・ジョンミン、キム・スルギ 他


 《笑いの中にもきっちり問題を描いた秀作》


 「サニー 永遠の仲間たち」のシム・ウンギョンが、70歳の心を持った20歳の女性を熱演。「トガニ 幼き瞳の告発」で、実際にあった酷い事件を描いたファン・ドンヒョク監督が、一転してコミカルなドラマを描いた。


 キュートなルックスと並外れた歌唱力を持つハタチの女の子、オ・ドゥリ(シム・ウンギョン)。容姿とは裏腹に、彼女は歯に衣着せない毒舌で、わが道を猛烈に突き進む、最凶の20歳だ。しかし、誰も彼女の秘密を知らなかった。実は70歳のおばあちゃんだということを… そんな「怪しい」彼女が突然現れてから、奇跡のような日々が始まった…。


 貧困の時代に女手一つ、生活や子育てに追われ、望むような人生を生きることができなかった。そんな彼女が「全盛期」を取り戻し、初めて思い通りの人生を歩んでいく。そして、いつしか彼女の魂溢れる歌声が、人々に夢を与えていく…。


 自らの夢を実現し、恋に胸をときめかせる彼女が、そこで改めて気付くかけがえのないものとは何か。失われたものを取り戻した時、見えてきた本当に大切なものとは…?


 韓流ブームはもうとっくに下火になってしまったが、こういう面白い映画はどんどん公開してほしいものだ。「トガニ」の監督なので、硬派な社会派映画なのかと思ったら、結構軽いタッチのコメディだった。


 ファンタジーの形をとりながら、それでも高齢化社会の問題をきっちり描いているので、見応えは十分だ。70歳のお婆ちゃんがある魔法で若返り、人生を再出発させていくというストーリーは奇想天外だが、その中に家族の在り方や、人生にとって大事なものは何かなどの問いかけが描かれており、単純に笑えるだけでなく、ちゃんと考えさせる映画になっている。


 若いって事はそれだけで素晴らしい。でも、歳とってからだって、楽しい事は必ずある。夢から覚めて現実に戻るラストはちょっぴりほろ苦いが、ファーストシーンとは明らかに違う、お婆ちゃんの表情にホッとした。


私の評価…☆☆☆☆

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