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2014年10月25日 (土)

ルパン三世

ルパン三世
ルパン三世
ルパン三世
劇場:シネプレックス小倉
監督:北村龍平
原案:山本又一朗、北村龍平、ジョセフ・オブライアン
原作:モンキー・パンチ「ルパン三世」
脚本:水島力也
音楽:アルド・シュラク
メインテーマ:布袋寅泰「TRICK ATTACK -Theme of Lupin The Third-」
出演(外国人キャストの()内は日本語吹き替え声優):小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン(加瀬康之)、キム・ジュン(小野賢章)、タナーヨング・ウォンタクーン(佐藤美一)、中山由香、吉野和剛、山口祥行、ラター・ポーガーム(大和田美帆)、ジャエンプロム・オンラマイ(梅田貴公美)、ウィッタヤー・パンシリガーム(伊藤洋三)、ニルット・シリチャンヤー(菅生隆之)、ジェフリー・ジュリアーノ(宝亀克寿)、デイビット・アサバナンド(津田寛治)、ニック・テイト(坂口芳貞) 他


 《目黒祐樹主演版とは大違い(当たり前か)》


 アニメにもなっているモンキー・パンチ原作の漫画を実写映画化。「ルパン三世 念力珍作戦」(1974年)以来40年ぶりの実写化となる。また、「〜念力珍作戦」には五ェ門は登場しないため、本作で実写初登場となる。


 紀元前40年代の古代ローマ。アントニウスがクレオパトラ7世に贈った「世界で最も美しいジュエリー」… 〈光の首飾り〉に〈真紅のルビー〉を埋め込んだ究極の宝物… 「クリムゾン・ハート」。それは嘗て何者かによって盗み出され、以来、歴史の闇に消え去ってしまった。


 そして現代。ルビーと首飾りそれぞれの所有者、東洋・西洋を代表する2人の大富豪が互いの秘宝を狙い合っていた。アジアの闇社会を牛耳るMr. プラムック(ニルット・シリチャンヤー)と、嘗てアルセーヌ・ルパンの相棒として名を馳せた老盗賊・ドーソン(ニック・テイト)。インターポールの銭形警部(浅野忠信)は、世界中の泥棒たちがドーソンの邸宅に集合するという情報を入手。その場で、大盗賊団「ザ・ワークス」の次期リーダーが発表されるらしい。次々集まる泥棒たちの中には、国際指名手配犯・ルパン三世(小栗旬)の姿もあった。ドーソンは旧友の孫であるルパンをリーダーに推薦するつもりなのだ。


 この会合を狙ったブラムックは、ルパンをライバル視するマイケル・リー(ジェリー・イェン)を操って、ドーソン暗殺に成功する。そして首飾りを手に入れて、遂に「クリムゾン・ハート」を完成させた。ドーソンの遺志を継ぎ、秘宝奪還を誓うルパン。秘宝の在処は、地図に載らないジャングルにあり、地雷原と武装兵によって守られる難攻不落の要塞型セキュリティシステム… その名も「方舟(ジ・アーク)」。


 ルパンは、次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)、峰不二子(黒木メイサ)とともに、この「絶対不可能」なミッションに挑むのだった…。


 これもまた、ネット上では賛否両論の実写映画。確かにツッコミどころは満載なのだが、僕はまだこの程度なら“許せる”派である。


 TVアニメシリーズが最初に放映されてから今年で43年。現時点での最終シリーズである第3シリーズ(1984〜85年)が終了してからも、ほぼ毎年作られるTVスペシャルなどで、作品やキャラクターに対するイメージが完全に固まっている物を、そのイメージを崩さずに実写化させる事は到底無理な事だ。それを承知の上で、何とかみてくれだけでも近づけるように作ろうとしたのだから、その努力は認めないといけない。


 今回、ネット上で否定的な意見を書いている人は恐らく、40年前に製作された最初の実写版「ルパン三世 念力珍作戦」を観ていない人たちなのではなかろうか。僕はこれ、今から20年ほど前に大阪・うめだ花月シアターで一時期「夜だけシネマ」という企画をやっていた事があって、「実写映画化された漫画」みたいな特集を組んでいた時に観に行った(この時は他にせんだみつお主演の「こち亀」も観ている)事がある。原作連載開始から、さほど時間が経っていない時期の映像化とはいえ、これほど原作を無視した映画というのは他に無いのではないか、といえるくらいイメージがかけ離れたコメディで、怒りを通り越して情けない気分で帰った記憶がある。配役にしたって、ルパン三世役の目黒祐樹はどう見てもチンピラにしか見えない(笑)し、次元役は当時悪役の方が多かった田中邦衛である。コメディ路線なので銭形警部役の伊東四朗だけは何となく合っている感じはしたが、誰の目から見てもかなりヒドかった(笑)。それから比べればこの映画なんて、かなりマシな方である。「〜念力珍作戦」未見の方はDVDが出ているので是非レンタルして観てほしい。


 ただ、本作もアニメ版第2シリーズ以降とはイメージが違う第1シリーズや「カリオストロの城」からの節操のないオマージュはやめてほしかった。それにこの内容で約2時間10分の上映時間は長過ぎる。もう少し話のテンポを良くすれば、100分弱くらいで済ませられると思うので、続編作るのなら、もうちょっとその辺を考えてほしい。


私の評価…☆☆☆★

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