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2014年11月 1日 (土)

リトル・フォレスト 夏/秋

リトル・フォレスト 夏・秋
劇場:MOVIX京都
監督・脚本:森淳一
原作:五十嵐大介「リトル・フォレスト」
音楽:宮内優里
主題歌:FLOWER FLOWER(夏編「夏」・秋編「秋」)
出演:橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん、岩手太郎(秋編のみ)、北上奈緒(秋編のみ)、佐藤さち子、千葉登喜代、小島康志(秋編のみ)、篠川桃音、照井麻友(秋編のみ)、南中将志(夏編のみ)、山形吉信(夏編のみ) 他


 《生きる、食べる、作る》


 五十嵐大介の同名コミックを実写映画化した人間ドラマ。故郷での自給自足の生活を通して、都会で失った自信や生きる力を取り戻していくヒロインの姿を、旬の食材を使った料理を通して描く。東北の四季を映し出した4部構成で2回に分けて公開する(「冬・春編」は来年2月公開予定)。


 都会に出たものの馴染めないでいたいち子(橋本愛)は、故郷である東北地方の小さな集落・小森に戻ってくる。山に囲まれた小森の周辺にはスーパーやコンビニは無いため、畑で農作物を作ったり、野山で季節のものを採ってきたりして、自給自足に近い生活をしなければならない。山の恵みを使って、夏にはグミジャムや岩魚の塩焼き、秋は胡桃ご飯や栗の渋皮煮などを作るいち子。勿論自然には厳しさもある。季節の移ろいを感じ、ふと立ち止まって自分自身と向き合いながら、いち子は美味しい物を食べて次の一歩を踏み出す勇気を得ていく…。


 この映画は一応原作付きではあるが、主人公のいち子を中心としたセミ・ドキュメンタリーっぽい作りである。全体を季節ごとの4章に分け、形としては前・後編として公開することとなっているせいか、この前編では殆どストーリーが進まない。なぜ主人公が都会から故郷に戻ってきたのか、なぜ母親が家を出ていったのかということを、伏線だけを描いておいて、結論は後編へと丸投げしてしまっている。


 ただ、田舎の風景は素晴らしいもので、料理などに興味が無くても、この映画の世界にすんなり入っていける。出てくる料理の数々もどれも美味しそうで、観ていると自然にお腹が空いてくる。何よりいいなと思うのは、画面上に出てくる料理を調理するほぼ全てを主演の橋本愛自らが、専門家の指導の下でやっている事である(手元のアップショットのみボディダブルを使っているが)。こうする事によって主人公の日常が、よりリアルに描けているからだ。画面で説明しきれない部分は、主人公自身のナレーションでカバーしていて、その部分が若干多めでちょっとダレるのが残念なのだが、後編の予告編も付いて、一応期待させられる作りには、なっているかなと思う。


私の評価…☆☆☆

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