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2014年11月20日 (木)

猿の惑星:新世紀(ライジング)

猿の惑星:<br />
 新世紀(ライジング)
猿の惑星:<br />
 新世紀(ライジング)
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マット・リーヴス
脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、マーク・ボンバック
原作・キャラクター創造:リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー
原作小説:ピエール・ブール「猿の惑星」
製作:ピーター・チャーニン 他
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):
 〔エイプ〕
アンディ・サーキス(小原雅人)、トビー・ケベル(三宅健太)、ニック・サーストン(菅原雅芳)、テリー・ノタリー、カリン・コノヴァル(斎藤次郎)、ジュディ・グリア、ドック・ショウ、リー・ロス

 〔人間〕
ジェイソン・クラーク(宮内敦士)、ゲイリー・オールドマン(安原義人)、ケリー・ラッセル(佐古真弓)、コディ・スミット=マクフィー(河西健吾)、カーク・アセヴェド(咲野俊介)、ジョン・アイズ(江川央生)、エンリケ・ムルシアーノ(倉富亮)、キーア・オドネル(あべそういち)、ケヴィン・ランキン(綾部祐二)、ジョッコ・シムズ(白熊寛嗣)、ロンバルド・ボイアー(志村知幸)

 〔カメオ出演〕
バラク・オバマ大統領〈本人役・アーカイブ映像〉(咲野俊介)、ジェームズ・フランコ〈ビデオ映像〉(関智一)


 《猿の支配が始まろうとしている地球》


 1968年に公開された「猿の惑星」シリーズをリブートした2011年の映画「猿の惑星:創世記」の続編。


 高度な知能を獲得したカリスマ的な統率力を誇る猿のシーザー(アンディ・サーキス)が仲間を率いて、人類への反乱を起こしてから10年後の世界。遺伝子の進化、知能と言語の獲得により猿たちはさらに進化を遂げ、独自の文明を形成、森の奥に平和なコミュニティを築いていた。一方、10年前に自らが生み出したウイルスにより人類は90%が絶滅し、僅かな生存者グループは、荒廃した都市部の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。


 そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて森に足を踏み入れたことから、猿たちとの間に一触即発の事態が勃発。異なる種でありながらもお互いに家族や仲間を持ち、平和を望むシーザーと人間側のリーダー、マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、両陣営の対立は激化。共存かそれとも戦いか、最終決戦へのカウントダウンが刻まれるなか、シーザーとマルコムは種の存亡を懸けた重大な選択を迫られていくのだった…。


 前作も良かったが、今回は前作以上に素晴らしい仕上がりになっている。前作よりも猿目線での話になっているので、人間側のドラマはやや薄いが、現時点でオリジナル版の1作目に繋がっていくらしいということを考えると、こういう展開にも納得がいく。


 オリジナル版の猿は、第二次世界大戦時のアメリカ人から見た“某国”の軍人をイメージしたものだったが、今回の人間vs猿の構図は国対国と置き換えれば現代社会の縮図ともとれる形になっている。映画の撮影中のセリフに「猿は猿を殺さない」という言葉が出てくるが、この言葉は人間への皮肉と同時に、もう1つの重要な意味を持ち、シーザーが選択を迫られるラストへの伏線にもなるのだ。猿に支配されはじめた地球が描かれる本作。弥が上にも次回作が楽しみになってくるが、既に続編(完結編となるようだ)は2016年の公開がアナウンスされている。


 ところで、この監督のマット・リーヴスだが、本作の前には、「クローバーフィールド」や「モールス」等の作品がある。両作品とも過去作のオマージュやリメイクなのだが、本作を含めオリジナルにひけをとらないものを作る演出力は、さすがというほかない。そして、遂に主演という位置に上り詰めたアンディ・サーキスも存在感抜群だ。CG全盛の今、もうそろそろこういったパフォーマンスキャプチャーの俳優の演技も、認められないかなと思うのだが。賞レースにそういった部門があれば、彼が絶対獲るであろうといえる名演をみせている。


 勿論、その2016年公開予定の続編も、2人の続投が決まっているようなので、これはもうおおいに期待したい。


私の評価…☆☆☆☆★

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