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2015年1月28日 (水)

キング・コング(1933年)

キング・コング(1933<br />
 年)
劇場:京都アスニー(京都市生涯学習総合センター)
監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シューザック
製作総指揮:デヴィッド・O・セルズニック
脚本:ジェームス・クリールマン、ルース・ローズ
製作:マーセル・デルガード
音楽:マックス・スタイナー
出演:フェイ・レイ、ロバート・アームストロング、ブルース・キャボット、フランク・ライチャー、サム・ハーディー、ノーブル・ジョンソン 他


 《戦前の映画とは思えない素晴らしい特撮》


 今はもう無いメジャー映画会社RKOの代表作。この会社は早くから経営不振だったが、本作の大ヒットで一時的に経営状態が持ち直した。すぐ同年に続編(「コングの復讐」)が製作され、1976年には舞台を製作当時の現代に変えてリメイク、そして2005年には「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、本作の時代など設定をそのままに、内容を大幅にボリュームアップさせてリメイクしている。


 カール・デンハム(ロバート・アームストロング)は猛獣映画の撮影で儲けている男。ある時、ノルウェーの帆船の船長から入手した秘密の楽園によって世界未知の島へ怪獣を撮影しに出かけた。デンハムの映画には女性が1人も出なかったので、色気がなさすぎるという評判だったが、今度の遠征撮影には、危うく倫落の淵に陥ろうとしていたアン・ダーロウ(フェイ・レイ)という美人を救い、彼女を主役として同伴することとなった。


 一行は数週間の航海の後、スマトラ島の西南遥かに、海図には記載されていない孤島を発見した。この島には髑髏の形をした山と大きな城壁があって、コングという巨大なゴリラが棲んでいると言われていた。コングは島の「ぬし」で、原住民たちは毎年一人の処女を生け贄として捧げる風習があった。


 そしてデンハム一行が上陸した時は、この祭典を行う時季に当たっていた。島の首長は美しいアンを見て、黄金の女であると喜び、コングに捧げるには絶好と、夜半船に忍び込んでアンを誘拐した。アンはかくて祭壇に縛り付けられ、コングに奪われた…。


 僕はこの「キングコング」は1976年版はTVで、2005年版は映画館で既に観ているが、元ネタとなる1933年版は今回初めて観た。2005年版も素晴らしい映画であったが、本作を観ていかに2005年版のピーター・ジャクソン監督が、この映画を愛していたかがよく分かる。


 実はその2005年版を観た時に、何でコングは今の時代に居もしない恐竜と戦っているんだろう? とか、思っていたのだが、本作にはしっかり出ていた(笑)。まぁ確かに、現代人が足を踏み入れた事が無い未知の島という設定であれば、何が出てきてもおかしくない。また、当時はターザン映画や猛獣を使った実写映画に人気があったようで、そういった意味では本作もその影響が大きかったのだろう。


 そして、本作におけるコングや巨大生物の動きは、ストップモーション・アニメという、所謂人形をちょっとずつ動かして1コマずつ撮影していく方法がとられていて、今のCGを見慣れてしまうと、些かぎこちない画に写ってしまうのだが、僕はこっちのほうが、人の手で作っている感じがして好きである。


 ちなみに、この「キング・コング」は現在、「コング:スカル・アイランド(原題)」というタイトルで、スピン・オフ企画が進められている。2017年公開予定ということなので、まだまだ先の話ではあるが、どうやら2005年版と同じドクロ島を舞台に、コングの起源を描く予定とか。監督はジョーダン・ヴォクト=ロバーツという、知らない人がやるようだが、主演は「マイティ・ソー」シリーズのロキ役で人気のトム・ヒドルストンが予定されているらしい。1976年版の続編である「キングコング2」(1986年)みたいなクソ映画にならなきゃいいけど…。


私の評価…☆☆☆☆☆

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