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2015年2月13日 (金)

〈シネパス〉巴里のアメリカ人(1951年)

〈シネパス〉巴里のアメリカ人(1<br />
 951年)
劇場:イオンシネマ茨木(旧・ワーナーマイカルシネマズ茨木)
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
製作:アーサー・フリード
音楽:ジョージ・ガーシュウィン
音楽監督:ソウル・チャップリン、ジョニー・グリーン
振付:ジーン・ケリー
出演:ジーン・ケリー、レスリー・キャロン、オスカー・レヴァント、ニナ・フォック、ジョルジュ・ゲタリ 他


 《ジーン・ケリーの魅力が詰まった傑作ミュージカル》


 1951年度のアカデミー賞で作品賞や作曲賞など主要8部門を受賞。当時初めてのミュージカル作品の受賞となった。


 パリにすむアメリカ人ジェリー(ジーン・ケリー)は、気儘な感じやすい青年。パリに留まって一人前の絵描きになることが宿望だが、絵の勉強は一向に進まない。だが友達はたくさんいる。米国人ピアニスト、アダム(オスカー・レヴァント)やフランス人歌手アンリ(ジョルジュ・ゲタリ)たちだ。ジェリーの絵はさっぱりパリジャンにうけなかったが、モンマルトルで開いた個展を訪れた金持ちの米国婦人ミロ(ニナ・フォック)は、彼の才能を認め保証人になってくれた。どうやらミロは絵よりもジェリーに興味があるようだ。ミロと一緒にキャバレーにいったジェリーは、そこで愛くるしく清楚なパリ娘リズ(レスリー・キャロン)を見初めて一目惚れ、強引に彼女の電話番号を聞き出した。明くる日から、ジェリーとリズは逢引きを重ね、お互いに愛し合う仲となった。だがリズはアンリと内々に婚約している事をジェリーに隠していた。リズは戦争中両親を亡くしてからというもの、アンリの献身的な世話を受けてきたので、彼を愛してはいなかったが深く恩義を感じて婚約したの
だった。やがてアンリはアメリカへ演奏旅行に出発することになり、彼はリズに結婚を申し出た。リズはこれを承諾し、ジェリーに全てを打ち明けた。ジェリーが落胆した事は勿論だが、ミロは却って喜んだ。そのミロを連れて美術学生の舞踏会に出かけたジェリーは、そこでリズとアンリに会った。人影無いバルコニーで、ジェリーとリズは最後の別れを惜しむのだった…。


 本当はコレ、できれば「午前十時の映画祭」でやってくれれば、そっちの方で観たかったのだが、なにはともあれスクリーンで観る機会ができてよかった! この「シネパス」は全国のイオンシネマ(開催期間中に開館した所を除く)で昨年3月から1年間にわたって催されてきた旧作映画の上映会だが、一部の劇場を除いて土・日曜は上映が無く、ラインナップが発表されてから楽しみにはしていたものの、観られるかどうかは直前まで分からずヤキモキしていたが、幸い自分の仕事は土・日曜よりも平日に休みが入ることが多い(不定だが)ため、なんとか観ることができた。


 ジーン・ケリーの恋の鞘当て物語で、音楽は全般的にアイラとジョージのガーシュイン兄弟の楽曲が使われており、主人公とフランス娘の恋にフランス人歌手と主人公のパトロンが絡むという四角関係が描かれる。ミュージカルなので基本的には明るく楽しい映画だが、時折切なく感じるのは、舞台となるパリの雰囲気がそうさせるからなのかもしれない。


 ジーン・ケリーのダンスは相変わらずダイナミックで、それにちゃんとついていくレスリー・キャロンも凄くいい。振付けにバレエの動きがかなり取り入れられているが、彼女は元々フランスのバレリーナで、当時まだ17歳。実は当初、この役は「雨に唄えば」に出演していたシド・チャリシーが演じる予定だったが、妊娠が発覚したために交代せざるをえなくなり、探していたところ、レスリーがバレエの巡業中にジーン・ケリーの目に留まり、この映画でデビューした。


 圧巻なのは、なんといってもクライマックス18分に及ぶバレエ・シーン。長すぎるという意見もあるようだが、やはり最大の見せ場であることは間違いなく、名画を思わせる舞台美術と2人のダンスがマッチしていて、何度でも観たくなる名場面になった。


私の評価…☆☆☆☆★

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