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2015年2月10日 (火)

ベイマックス

ベイマックス
ベイマックス
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
脚本:ジョーダン・ロバーツ、ドン・ホール
原作:スティーヴン・T・シーグル、ダンカン・ルーロー「Big Hero 6」
製作:ロイ・コンリ
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:ヘンリー・ジャックマン
挿入歌:Fall Out Boy「Immortals」
日本公開版主題歌:AI「Story (English Version)」
声の出演(カッコ内は日本語吹き替え版の声優):ベイマックス…スコット・アツィット(川島得愛)、ヒロ・ハマダ…ライアン・ポッター(本城雄太郎)、タダシ・ハマダ…ダニエル・ヘニー(小泉孝太郎)、フレッド…T・J・ミラー(新田英人)、ゴー・ゴー…ジェイミー・チャン(浅野真澄)、ワサビ…デイモン・ウェイアンズ・jr.(武田幸史)、ハニー・レモン…ジェネシス・ロドリゲス(山根舞)、ロバート・キャラハン教授…ジェームズ・クロムウェル(金田明夫)、アリステア・クレイ…アラン・テュディック(森田順平)、キャス…マーヤ・ルドルフ(菅野美穂)、将軍…エイブラハム・ベンルービ(中田譲治)、アビゲイル・キャラハン…ケイティ・ロウズ(植竹香菜)、ニュースキャスター…ビリー・ブッシュ(あべそういち)、警察官…ダニエル・ガーソン(坂口候一)、Mr.ヤマ…ポール・ブリッグス(立木文彦)、女ボス…シャーロット・グレイジアン(甲斐田裕子)、ヒースクリフ…デイビット・ショーネシー(こねり翔)、フレッドの父…スタン・リー〔カメオ出演〕(大木民夫) 他

※日本語吹替版には、コンピューターの音声で、感情認識ロボット「pepper」が出演。


〈同時上映〉短編映画「愛犬とごちそう」(3D作品)


 《映画ファンはエンド・ロール後のお楽しみもチェック!》


 近未来の架空の都市を舞台に、心を閉ざした少年と癒し系ロボットとの心の交流を描く、ディズニーの長編アニメ第54作。


 技術分野最先端の頭脳が集まる都市サンフランソーキョーに住む14歳の少年ヒロは、たった一人の身内である兄タダシを謎の事故で失う。心を閉ざし悲しみに暮れるヒロの前に、突如ベイマックスというロボットが現れる。空気で大きく膨らみゆったりと動くベイマックスは、タダシが開発した、人の身や心の健康を守るケア・ロボットだった。ベイマックスの優しさに触れ、次第にヒロの孤独な心は癒され元気を取り戻していく。そんなタダシの死に疑問を持ち調べていくうちに、恐るべき陰謀に気付く。ヒロはこれに立ち向かおうとするが、唯一の味方であるベイマックスはケア・ロボットであるため戦う意欲すらない。実はベイマックスは、タダシからある使命を託されていた…。


 もう、何度も書いている事だが、ディズニーとピクサーが手を組んで作ると、何でこんなにいい映画ができるのだろう? 「アナ雪」では姉妹の絆が描かれたが、今回は兄弟の絆、それもある事件が原因で死に別れた兄と、その兄が弟に残したケア・ロボットを通しての絆や仲間との友情を描く感動作だ。


 原作の「Big Hero 6」は、ディズニー傘下となったマーベルコミックのヒーロー。だが、キャラクターの基本設定以外はかなり変更されているので、もしかすると原作を知っている人からすれば、かなりの違和感を感じるかもしれない。ただ、この「Big Hero 6」自体がマーベルコミックの中でも小品で馴染みが薄いという事もあるためか、ディズニーにとってはアレンジしやすかったのだろう。少女向けと少年向けの違いはあるが、名作童話の「雪の女王」をディズニー流に改変した「アナ雪」同様、本作も見事なディズニー流アレンジが成されている。どちらかというと少年向けアニメは不得意な感があるディズニーだが、本作である程度の方向性はついたのかもしれない。自社とは毛色の違う会社を傘下に入れる事で、自社が作る映画の色合いを変えていく。ディズニーは一時、自社作品の作風のマンネリ打破に苦慮していたが、この点についても解消されたといっていいだろう。


 ところで、前述のように本作はマーベルコミックものである。と、いうことは実写ならあの“出たがりおじさん”がいるはずだが… と思っていたら、エンドロール後にああいう形で出てくるとは思わなかった(笑)。“お約束”を知らない人もかなりいたので、あまりウケてはいなかったが、映画ファンならニンマリできるだろう。


私の評価…☆☆☆☆☆

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