« 〈新・午前十時の映画祭〉俺たちに明日はない | トップページ | くちびるに歌を »

2015年4月 1日 (水)

リトル・フォレスト 冬・春

\\\"リトル・フォレスト 冬・春\\\"
劇場:MOVIX京都
監督・脚本:森淳一
原作:五十\嵐大介「リトル・フォレスト」
音楽:宮内優里
主題歌:FLOWER FLOWER(冬編「冬」・春編「春」)
出演:橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん、イアン・ムーア(冬編のみ)岩手太郎(春編のみ)、北上奈緒、佐藤さち子、千葉登喜代、小島康志(冬編のみ)、篠川桃音、照井麻友(冬編のみ)、栗原吾郎(冬編のみ)、坂場元(冬編のみ)、渡辺佑太朗(冬編のみ) 他


 《殆ど進まないストーリーなのに、なぜか見入ってしまう》


 五十\嵐大介の同名コミックを実写映画化した人間ドラマ。故郷での自給自足の生活を通して、都会で失った自信や生きる力を取り戻していくヒロインの姿を、旬の食材を使った料理を通して描く。東北の四季を映し出した4部構\\\成で2回に分けて公開するもので、本作はその後半2部作だ(「夏・秋編」は昨年8月公開)。


 秋の終わりに、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子(桐島かれん)から1通の手紙が届き、いち子(橋本愛)は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始める。そうした日々の中でも季節は巡り、雪解けとともに春の足音も近づいてくる。来年もここにいるかどうかわからなくなったいち子は、春一番で作付けするジャガイモを今年は植えるかどうか迷うが…。


 前回同様、セミ・ドキュメンタリーっぽい作りで、いち子が作る料理が実に美味しそうで、観ていると非常にお腹が空いてくる(笑)。


 前回の2部作ではストーリーが殆ど進展せず、大部分の伏線がこの後半2部作へと丸投げにされていて、当然今回はこれが回収されていくのだが、相変わらず話の進み具合はスローテンポだ。それでもついつい見入ってしまうのは、前作でも見られた東北の景色の素晴らしさと、橋本愛が劇中で実際に調理している料理がいかにも美味しそうに写っているからであろう。


 伏線の回収が最も加速するのは、ラストの「春」編で、都会の生活に違和感を感じ故郷に戻ってきた主人公が、果たしてこのままの生活でいいのか、あるいはまた都会に戻った方がいいのか、といった葛藤が描かれ、ここで初めて周りの親友役である三浦貴大や松岡茉優らの役割が大きくなってくるのだが、さてヒロインはどちらを選択するのかは見てのお楽しみとしておこう。クライマックスの村おこし(?)の踊りも、なんだかほのぼのとしていて、僕は楽しめた。


私の評価…☆☆☆★

|

« 〈新・午前十時の映画祭〉俺たちに明日はない | トップページ | くちびるに歌を »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: リトル・フォレスト 冬・春:

« 〈新・午前十時の映画祭〉俺たちに明日はない | トップページ | くちびるに歌を »