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2017年4月23日 (日)

ホワイト・バレット

ホワイト・バレット
劇場:立誠シネマ
監督:杜琪峰
脚本:游乃海 他
音楽:ザヴィエル・ジャモー
出演:古天樂、趙薇、鍾漢良、林雪 他


  〈三つ巴の心理戦〉


 香港ノワールを代表するジョニー・トー(杜琪峰)監督が、ギャングと警部、医師の駆け引きを活写したサスペンス・アクション。


 警察との銃撃戦中に凶悪強盗団一味のチョン(鍾漢良=ウォレス・チョン)が頭に被弾し、救急病院に搬送されてくる。チャン警部(古天樂=ルイス・クー)らはチョンを厳重に見張り情報を聞き出そうとする。一方、医師トン(趙薇=ヴィッキー・チャオ)は手術の準備をするものの、チョンは人権を主張し、断固拒否。チョンからある電話番号を聞き出したチャン警部がその番号にかけると強盗団につながるが、新たなターゲットに押し入るところであり、警察は慌てて急行する。手術を受けさせようと説得するトンの言葉を受け入れるチョン。しかし彼はこの状況を利用し、仲間に連絡を取るチャンスを伺っていた。そして、チョンを奪還しようとする一味の魔の手が病院に迫る…。


 クライマックスに見られる銃撃戦など、ジョニー・トー監督らしい映画なのだが、プロットがかなり強引で、とっ散らかっている。メイン3人の誰もがまともな行動をとっていないなど、ツッコミどころだらけという映画も、ちょっと珍しい。


 邦題も意味不明。“白い銃弾”… なんじゃ? そりゃ(笑)。原題は“三人行”で、これは論語の“三人行へば、必ず我が師あり”からとられたもの。三人いれば必ず自分の師となる人がいて、それがいい場合はお手本に、悪い場合はその点を改めるように、という意味で、この映画ではその三人にあたる強盗、警察官、医師が心理戦を繰り広げる。確かに原題のままでは、日本人には意味が通りにくいだろうが、かといって内容に合っていない邦題を付けるのは、いかがなものか。ヴィッキー・チャオの声が何故か吹き替え(本人の声ってあんなに低かったっけ?)っぽかったのも、ちょっと残念。


私の評価…☆☆★

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