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2018年1月 4日 (木)

スター・ウォーズ 最後のジェダイ

スター・ウォーズ 最後のジェダイ
スター・ウォーズ 最後のジェダイ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
原作:ジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ」
製作:キャスリーン・ケネディ、ラム・バーグマン
製作総指揮:J・J・エイブラムス、ジェイソン・マクガトリン、トム・カルノースキー
音楽:ジョン・ウィリアムス
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):マーク・ハミル(島田敏)、キャリー・フィッシャー(高島雅羅 ホログラムのレイアは川庄美雪)、アダム・ドライバー(津田健次郎)、デイジー・リドリー(永宝千晶)、ジョン・ボイエガ(杉村憲司)、オスカー・アイザック(小松史法)、アンディ・サーキス(壤晴彦)、ルピタ・ニョンゴ(杉本ゆう)、ドーナル・グリーソン(川本克彦)、アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)、グェンドリン・クリスティー(斉藤貴美子)、ケリー・マリー・トラン(冠野智美)、ローラ・ダーン(塩田朋子)、フランク・オズ[ヨーダの声](多田野曜平)、ベニチオ・デル・トロ(咲野俊介)、ティモシー・ローズ(アクバー提督のスーツ・アクター)&トム・ケイン(同・声)(藤本譲)、ジミー・ヴィー(R2-D2のスーツ・アクター)、ヨーナス・スオタモ(チューバッカのスーツ・アクター)、ビリー・ラード(押川チカ)、マイク・クイン、ゴー・タイン・バン、ジャスティン・セロー(花輪英司) 他

カメオ出演…ワーウィック・デイヴィス、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット


  〈今までの形を変えた意欲作〉


 エピソード6「ジェダイの帰還」の30年後の世界を描いた「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の続編。最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを巡り、帝国軍の残党、ファースト・オーダーと、彼らに立ち向かうレジスタンスたちとの戦いが繰り広げられる。


 伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)をついに探し出し、ライトセーバーを差し出したレイ(デイジー・リドリー)は、驚くべき真実を知ることになる。なぜ、ハン・ソロとレジスタンスを率いるレイア(キャリー・フィッシャー)の息子カイロ・レン(アダム・ドライバー)が、ダース・ベイダーを受け継ごうとするのか? そして、レイアやストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)、パイロットのポー(オスカー・アイザック)、ドロイドのBB-8らレジスタンスたちの新たなるミッションとは…?


 今年もよろしくお願いします。


 今年最初に観た映画は、正に正月映画に相応しい映画なのだが、本作は評論家筋には概ね好評なのだが、保守的な映画ファンからは批判されている。


 シリーズというものは回を重ねるうちに、ある程度の形というものが出来上がるのだが、それを重ねていくとマンネリというものが生まれてくる。そのマンネリを楽しむのも1つの見方だが、それは同時に“飽き”というものが生じてくる。それを防ぐには、一旦それをブッ壊し、後で再構築するということをする(例として挙げるなら2006年製作の「007 カジノ・ロワイヤル」が、これに当たるか)のだが、正に本作はそのブッ壊す事をやってのけているのである。前作「フォースの覚醒」でもその傾向は見られたが、本作ではそれが拡大した。前作のメインであったレイ、カイロ・レン、フィンは勿論今回も登場するが、本作の主役はルーク・スカイウォーカーであり、“ジェダイ”とは、又“フォース”とは何かをはっきりと描いている。


 あまり詳しくは書けないが、煽りまくっている予告編やTVCMも完全なミスリード。巧みな編集によって客の目線を別方向に反らせているので、それを観て映画を鑑賞すると、自分の想像したものとは全く違う展開になっていく。


 ただ、そうやって今までの形を壊していくと、新たなものが見えてくる代わりに、綻びも生じてくる。本作の場合、展開にかなりいい加減なところがあり、例えばポーとフィン、ローズの3人が遂行する作戦が、全く意味がないどころか、最終的に無傷で脱出できる輸送船の殆どを壊滅されるという、とんでもない大惨事を引き起こしたり、超科学兵器同士が宇宙空間で戦ってるのに、レジスタンスの爆撃機が装備しているのが、まさかの第二次世界大戦型の自由落下爆弾だったりと、ツッコミどころ満載。でも、ライアン・ジョンソン監督は敢えてそういうところを気にせず描いているのだろう。ルーカスの創造した世界観からの脱却には、そういったデメリットも覚悟のうえだったのかもしれない。


 前作からの世代交代の波はピークを迎え、さらに混沌としてきた中で、次への橋渡しとなるが、“スカイウォーカー・サーガ”の完結編となる次回はまた、新たな局面を迎えるのか、或いは元の形に収まっていくのか? 2019年12月20日(全米公開予定)まで、遥か彼方の銀河の次なる冒険に期待したい。


私の評価…☆☆☆☆

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