« 坂道のアポロン | トップページ | ちはやふる -結び- »

2018年3月28日 (水)

〔舞台〕ブロードウェイと銃弾

〔舞台〕ブロードウェイと銃弾
劇場:梅田芸術劇場
演出:福田雄一
脚本:ウディ・アレン
翻訳・訳詞:土器屋利行
振付補:ジェームス・グレイ
原作:ウディ・アレン
ダグラス・マクグラス(1994年公開のウディ・アレン監督/ジョン・キューザック、チャズ・パルミンテリ共演のミラマックス製作映画「ブロードウェイと銃弾」より)
音楽監督:八幡茂
製作:東宝、ワタナベエンターテインメント
出演:浦井健治、城田優、平野綾、ブラザートム、前田美波里、鈴木壮麻、加治将樹、愛加あゆ、保坂知寿 他


 〈良くも悪くも福田監督らしい演出〉


 ウディ・アレンとダグラス・マクグラスによる映画「ブロードウェイと銃弾」を基にしたミュージカルである。


 芸術肌の劇作家デイヴィッド(浦井健治)にプロデューサーのマルクス(加治将樹)が出資者を見つけた。ギャングの親分ニック(ブラザートム)で、女優志願の愛人オリーヴ(平野綾)にせがまれたのだ。ニックは怖いしオリーヴは超大根、と現実はキビシいが、デイヴィッドは開き直って最高の俳優を要求、主演に大女優ヘレン・シンクレア(前田美波里)、相手役に名優ワーナー・パーセル(鈴木壮麻)を獲得、稽古が始まる。この舞台が久々のカムバックになると踏んだヘレンは、自分の役にもっと色気が欲しくてデイヴィッドを籠絡する。オリーヴの警護役チーチ(城田優)は彼女のキンキン声にも、デイヴィッドの観念的過ぎる芝居にもうんざり、ある日演出に口を挟む。チーチにみんな賛成するのでデイヴィッドは面白くないが、しかし彼の指摘は的確、そこで彼に書き直しを“手伝って”もらう。チーチの改訂は大評判、ヘレンはデイヴィッドを前途有望と見て愛人にする。オリーヴはワーナーと浮気、ワーナーは持病の過食症が始まり太りだす。それでもボストン初演は大好評だった。ところがデイヴィッドは恋人のエレン(愛加あゆ)にヘレンとの情事を問い詰められ、チーチはオリーヴが俺の芝居を台無しにしたと怒り、波止場に連れだして射殺してしまった…。


 鑑賞してから少し時間が経っているが、一応感想を書いておきます。


 映画版を敢えて観ずに鑑賞。少々お下劣な場面はあるけど、いやー、楽しかった! アニメ声のダメ女優役を平野綾(映画ではジェニファー・ティリー)がやっているのだが、嫌々護衛につく羽目になったギャングのチーチ(城田優 映画ではチャズ・パルミンテリ)や主役の売れない脚本家(浦井健治 映画ではジョン・キューザック)との掛け合いが面白い。元はウディ・アレンの映画なのだが、恐らく「銀魂」の福田監督のこと、本来のストーリーから脱線してもおかしくないようなアドリブ演出がハマっていて大爆笑の連続だった。


 で、これ元の映画も観たいのだけど、現在Amazonプライム以外は配信されていないのだ。レンタルDVDが一部のTSUTAYAにあるとのことなので、暇ができたら借りてみようかなと思う。ラストの展開ほか、所々この舞台版とは違うらしいので、ウディ・アレンの映画は苦手なのだが、見比べてみたい。


私の評価…☆☆☆☆★

|

« 坂道のアポロン | トップページ | ちはやふる -結び- »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔舞台〕ブロードウェイと銃弾:

« 坂道のアポロン | トップページ | ちはやふる -結び- »