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2018年3月13日 (火)

ブラックパンサー

ブラックパンサー
ブラックパンサー
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:ライアン・クーグラー
共同脚本:ジョー・ロバート・コール
原作:スタン・リー、ジャック・カービー「ブラックパンサー」
製作:ケヴィン・ファイギ
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):チャドウィック・ボーズマン(田村真)、マイケル・B・ジョーダン(津田健次郎)、ルピタ・ニョンゴ(皆川純子)、ダナイ・グリラ(斎賀みつき)、マーティン・フリーマン(森川智之)、ダニエル・カルーヤ(中井和哉)、レティーシャ・ライト(百田夏菜子)、ウィンストン・デューク(木村昴)、アンジェラ・バセット(幸田直子)、フォレスト・ウィテカー(玄田哲章)、アンディ・サーキス(広田みのる)、ローレンス・カサンバ(織部ゆかり)、ジョン・カニ(佐々木敏)、スターリング・K・ブラウン(遠藤大智) 他

[カメオ出演]バッキー・バーンズ…セバスチャン・スタン(白石充)、ギャンブラー…スタン・リー(高桑満)

  〈アフリカを舞台にしたアメリカ社会への批判〉


 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から登場した漆黒のスーツに身を包んだヒーロー、ブラックパンサーの活躍を描くアクション。国王とブラックパンサーという2つの顔を持つ男ティ・チャラが、超文明国家ワカンダの秘密を守るため、戦いに挑んでいく。


 アフリカの秘境にある超文明国家ワカンダは、すべてを破壊してしまうほどのパワーを秘めた希少鉱石・ヴィブラニウムの産出地だった。歴代のワカンダの王はこの鉱石が悪の手に渡らないよう国の秘密を守り、一方でヴィブラニウムを研究し、最先端のテクノロジーを生み出しながら、世界中にスパイを放つことで社会情勢を探り、ワカンダを世界から守っていた。国王であった父ティ・チャカを亡くした若きティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は即位の儀式に臨み、すべての挑戦者を降伏させる。儀式を終えた彼は国王にして国の守護者・ブラックパンサーに即位するが、まだ王となる心構えを持てず、昔の婚約者ナキア(ルピタ・ニョンゴ)への思いも断ち切れず、代々受け継がれた掟と父の意志の間で葛藤する。そのころ、ワカンダを狙う謎の男エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)は武器商人のユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)と手を組み、行動を始める。二人は大英博物館からヴィブラニウム製の武器を盗み、取引の目的にワカンダへの潜入を企てる。ティ・チャラはワカンダのスパイからこの情報を聞くと、天才科学者の妹シュリ(レティーシャ・ライト)が改良したスーツをまとい、親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長オコエ(ダナイ・グリラ)とナキアを連れ韓国・釜山の取引現場に乗り込む。そこには、クロウの取引相手を装ったCIA捜査官エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)がいた。おとり捜査がばれ、クロウたちは逃亡するが、ブラックパンサーとクロウ一派のデッドヒートの末、ロスがクロウを拘束する。しかし、クロウを奪還しようとするキルモンガーの奇襲を受け、ナキアをかばったロスが重傷を負う。ティ・チャラはロスを救うため、掟を破って彼をワカンダに連れて戻る。一方、ワカンダに潜入し、国王の座を狙うキルモンガーは、ヴィブラニウムのパワーを手に入れ、世界征服を目論む。ティ・チャラはワカンダと世界を守ることができるのか…?


 これ、舞台はアフリカの架空の国だが、話は今のアメリカ社会を痛烈に風刺しているのが面白い。さらに、正義のためには血の繋がった者と戦わなければならない展開は、どことなく神話的でもある。人種や格差といった社会問題も織り込みつつ、お約束のハードアクションもたっぷりだ。トランプ政権をディスっているのも笑える。


 因みに、本作に出てくる希少鉱石ヴィブラニウムは、キャプテン・アメリカの盾にも使われている設定なので、ブラックパンサーは4月公開予定の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にも登場する。現行の“アベンジャーズ”としては「~インフィニティ・ウォー」のその次の作品で、一旦終了(“マーベル・シネマティック・ユニバース”は継続)することが発表されているが、果たしてあの曲者揃いの連中と、どう絡んでいくのか楽しみだ。


私の評価…☆☆☆☆

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