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2018年3月24日 (土)

坂道のアポロン

坂道のアポロン
坂道のアポロン
坂道のアポロン
劇場:TOHOシネマズ梅田
監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」
製作:八尾香澄、田辺圭吾、岡本順哉
製作総指揮:豊島雅郎、上田太地
音楽:鈴木正人
主題歌:小田和正「坂道を上って」
出演:知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志、小松菜奈、真野恵里菜、山下容莉枝、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、野間口徹、中村梅雀、ディーン・フジオカ 他


  〈二度と戻らない高校時代の友情と恋、そしてジャズとの出会い〉


 小学館漫画賞に輝き、テレビアニメにもなった小玉ユキの人気コミックを、青春映画の名手と呼ばれる三木孝浩監督が映画化した青春ドラマ。


 病院に勤め、忙しい毎日を送る医師・西見薫(知念侑李)のデスクに飾られている1枚の写真。笑顔で写る3人の高校生。それは、10年前の夏、二度と戻らない“特別なあの頃”の写真だった…。あの夏、転校先の高校で、薫は“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎(中川大志)と運命的な出会いを果たす。二人は音楽で繋がれ、荒っぽい千太郎に薫は不思議と惹かれていくのだった。ピアノとドラムでセッションし、千太郎の幼なじみで町のレコード屋の娘・迎律子(小松菜奈)と3人で過ごす日々。やがて薫は律子に恋心を抱くが、律子の想い人は千太郎だと知ってしまう。そんな切ない三角関係ながら、千太郎と二人で奏でる音楽はいつも最高だった。だがある日突然、千太郎は二人の前から姿を消してしまう…。


 普通に良い映画。原作も、6年前に放送されたアニメ版も未見だけど。ヒロインの小松菜奈も、出演作の中では一番可愛く撮れている。そして、アニメ版でもそうだったらしいのだが作中頻繁に流れるジャズの名曲、Art Blakeyの“Moanin'”が非常に印象的である。ジャズ好きには堪らない映画だ。


 また、主人公の高校生時代が舞台の青春映画でもあるので、こういうのを観ると、年代は違うが(映画の舞台は1966年なので、自分が産まれる前の話)自分の学生時代を思い出す。自分は軽音部とかではなかったけど、放送部で音楽には関わっていたからなぁ。不思議と高校生の時の友人に会いたくなった。


 因みにこの映画、先週末からの週末興行ランキングでは初登場8位。ん~、大コケなのかこりゃ? 若いコにゃジャズは興味無いんかね? 確かに撮影中、ロケ先での移動で事故に巻き込まれ、スタッフやキャストが骨折などの重軽傷を負ったといういわく付きではあり、悪いイメージが先行してしまった感はあるが、クライマックスを含め数回ある、キャストが吹き替え無しで挑んだジャズセッションの場面はかなり見応えがあり、この場面だけでも一見の価値はある映画だ。


 ただ、エンディングで小田和正の曲が流れるのも悪くはないが、ここはやはり“Moanin'”か、アニメ版で挿入歌として使われていた“Lullaby of Birdland”(日本では“バードランドの子守唄”の題名でも有名)で良かったのではないか。権利関係の都合もあったのだろうが、やっぱりこの映画の音楽はジャズが主体なのだから、最後もジャズで締めてもらいたかった。


私の評価…☆☆☆☆

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