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2018年3月17日 (土)

去年の冬、きみと別れ

去年の冬、きみと別れ
去年の冬、きみと別れ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:瀧本智行
脚本:大石哲也
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」
製作:池田宏之 他
製作総指揮:高橋雅美
音楽:上野耕路
主題歌:m-flo「never」
出演:岩田剛典、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝、土村芳 他


  〈因果応報、とでも言うべきか〉


 「悪と仮面のルール」など数々の映像化作品で知られる芥川賞作家・中村文則の同名小説を岩田剛典主演で映画化したミステリー。


 婚約者・松田百合子(山本美月)との結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介(岩田剛典)。本の出版を目指す彼が目を付けたのは、盲目の美女が巻き込まれた未解決焼死事件と、その事件の元容疑者である世界的フォトグラファー・木原坂雄大(斎藤工)だった。だがその真相に近づくにつれ、木原坂の危険な罠は百合子にまで及び、いつしか耶雲は抜けることのできない深みにはまっていくのだった…。


 これ、試写会では“ネタバレ禁止令”が配給会社の方から出たらしいのだが、それもそのはず。


 原作は「映像化不可能」と言われていたのだが、それは原作自体がちょっと特殊な構造になっているからで、非常に説明しにくいのだが(笑)、この原作そのものが、物語の一つの要素になっているから。つまり、物語の中にこの原作小説自体をとけ込ませているためで、これを映像作品ならではの鮮やかな手法で描いているのである。このため、映画のさわりの部分をいうだけでもネタバレに直結してしまう可能性があるのだ。時系列の描く順番なども多少異なるため、見ようによってはツッコミどころもあるだろうが、結末のどんでん返しがこれほど綺麗に決まる映画は、久しぶりのような気がする。敢えてヒントをいうならば、予告編もミスリード。騙されてはいけませんよ。


私の評価…☆☆☆☆

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