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2018年3月14日 (水)

シェイプ・オブ・ウォーター

シェイプ・オブ・ウォーター
シェイプ・オブ・ウォーター
シェイプ・オブ・ウォーター
劇場:MOVIX京都
監督・脚本・原案・製作:ギレルモ・デル・トロ
共同脚本:ヴァネッサ・テイラー
共同製作:J・マイルズ・デイル
製作総指揮:リズ・セイアー
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スタールバーグ、オクタヴィア・スペンサー、ローレン・リー・スミス、ニック・サーシー、デヴィッド・ヒューレット 他


  〈グロくも美しい、愛に満ちたお伽噺〉


 鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が、人間と不思議な生物の種族を超えた愛を描く、ファンタジーテイストのラブストーリー。


 1962年、ソビエトとの冷戦時代のアメリカ。清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまう。研究所に秘かに運び込まれた、アマゾンで神のように崇められていたという不思議な生きものの魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。イライザは子供の頃のトラウマで声が出せなかったが、“彼” とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。二人の心は通い始めるが、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になることを知る…。


 これはちょっと観る人によって好みが分かれそう。ギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジーといえば、「パンズ・ラビリンス」が代表作だが、本作はそれと比べるとグロさは控えめで、話の内容も「人魚姫」がベース(男女の設定を入れ替えただけ)となっているためか、さほど難解なものではない。


 いきなり冒頭でヒロインの自慰シーンがあり、そこから後もそれが度々描かれるのだが、これは失語症であるが故の孤独感を表すものなのだろう。個人的にはあまりいらない場面とは思うのだが、後の展開を考えると大きな意味合いを持つのかなと思う。言葉を喋れないヒロインを体当たりで演じるサリー・ホーキンスが見事である。


 またヒロインがすむアパートの1階が映画館なのもあってか、古き良き時代の映画へのオマージュがたっぷり。まぁ、この辺りがアカデミー賞に選ばれた最大の要因なのかもしれない。


私の評価…☆☆☆☆★

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