« レディ・プレイヤー1 | トップページ | リズと青い鳥 »

2018年5月11日 (金)

名探偵コナン ゼロの執行人

名探偵コナン ゼロの執行人
名探偵コナン ゼロの執行人
劇場:イオンシネマ金沢フォーラス
監督:立川譲
脚本:櫻井武晴
原作:青山剛昌「名探偵コナン」
音楽:大野克夫
主題歌:福山雅治「零 -ZERO-」
声の出演:江戸川コナン…高山みなみ、毛利蘭…山崎和佳奈、毛利小五郎…小山力也、工藤新一…山口勝平、阿笠博士…緒方賢一、灰原哀…林原めぐみ、吉田歩美…岩居由希子、円谷光彦…大谷育江、小嶋元太…高木渉、鈴木園子…松井菜桜子、目暮十三…茶風林、白鳥任三郎…井上和彦、佐藤美和子…湯屋敦子、高木渉…高木渉、千葉和伸…千葉一伸、妃英理…高島雅羅、栗山緑…百々麻子、榎本梓…榎本充希子、バーボン / 安室透 / 降谷零…古谷徹、風見裕也…飛田展男、黒田兵衛…岸野幸正、橘境子…上戸彩、羽場二三一…博多大吉、岩井紗世子…冨永みーな、日下部誠…川島得愛、諸國沙代子…諸國沙代子(読売テレビアナウンサー) 他


  〈本格推理ものに立ち戻った〉


 青山剛昌の大人気コミックを原作に、少年探偵・江戸川コナンの活躍を描く劇場版アニメシリーズ第22作。大規模な爆破事件の真相を追う江戸川コナンが、探偵、黒ずくめの組織のメンバー、公安警察という三つの顔を持つ安室透に振り回されながらも、逮捕された毛利小五郎の無実を証明しようと奮闘する。


 東京サミットの開催地となる東京湾の新施設、エッジ・オブ・オーシャン。サミットが開催される5月1日には、2万2千人もの警察官が出動するというこの巨大施設で突如、大規模爆破事件が発生する。そこには、通称“ゼロ”と呼ばれる全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織に所属する安室透の影があった。サミット当日ではなく、事前に起きた爆破事件と、秘密裏に動く安室の謎めいた行動に違和感を覚えるコナン。その時、現場の証拠品に残された指紋が、かつて警視庁に在籍していた毛利小五郎のものと一致してしまう。これは何かの陰謀なのか。小五郎の逮捕を巡って敵対するコナンと安室。果たして、謎の存在・安室透は、敵なのか、それとも味方なのか…?


 いつもは地元の映画館で観るのだが、今回は仕事の出張先の映画館での鑑賞である。ラブコメ&アクション全開だった前作とはうってかわって、本来の推理ものにたち戻った本作は、内容的にもかなり大人向け。警視庁と警察庁、そして検察庁という3つの庁それぞれの公安部のメンツの潰しあいが描かれる。その中で毛利小五郎が逮捕そして送検されてしまう展開(勿論、意図的)に。さて、毛利のおっちゃんを嵌めた犯人は? という流れになっていくのだが、さすがに今回は、前作までの静野孔文監督版でよく見られた派手な展開とは違って、「相棒」でseason12までメインライターを務めた脚本家だけあって、ストーリー進行が丁寧である。ただ、それは逆に言えば終始地味なストーリーであり、専門用語のような難しい言葉も多用されていたので、本来のメインターゲットである子供の観客には難解だったのではないか? 


 シリーズも長く続くと、ファン層も変わっていくが、今までのファンを離さないようにしつつ、新たなファンを獲得しないと、シリーズ存続が難しくなる。幸い本作は今のところ、前作の興行収入を上回る可能性が高くなっているようで、その点では大成功したといえるだろう。ただ、今後も作品の難易度をどのあたりまで持っていくかという難しい選択を、常にしなければならず、ラストの“予告”からプレッシャーになっていくのではないか。


 で、そのラストを観ると、来年は久々に怪盗キッドとの対決になりそう。これはまた楽しみだ。


私の評価…☆☆☆☆★

|

« レディ・プレイヤー1 | トップページ | リズと青い鳥 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 名探偵コナン ゼロの執行人:

« レディ・プレイヤー1 | トップページ | リズと青い鳥 »