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2018年5月 4日 (金)

レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1
レディ・プレイヤー1
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:アーネスト・クライン、ザック・ペン
原作:アーネスト・クライン「ゲームウォーズ」
共同製作:ドナルド・デ・ライン 他
製作総指揮:ブルース・バーマン
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):タイ・シェリダン(KENN)、オリヴィア・クック(坂本真綾)、マーク・ライランス(後藤哲夫)、リナ・ウェイス(斉藤貴美子)、森崎ウィン(同)、フィリップ・ツァオ(松岡禎丞)ベン・メンデルソーン(楠大典) 、T・J・ミラー(佐藤せつじ)、サイモン・ペグ(山寺宏一)、ハナ・ジョン=カーメン(茅野愛衣)、ラルフ・アイネソン(玄田哲章)、スーザン・リンチ(高島雅羅)、レティーシャ・ライト 他


  〈全ての権利関係を得るためだけに4年もかかっちゃった傑作〉


 日本のアニメやゲームからの影響も感じさせるアーネスト・クラインのベストセラーを、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したSFアドベンチャー。


 西暦2045年。貧富の差が激しくなった世界では、人類の歴史を変えたバーチャルネットワークシステム“オアシス”の中に存在する理想郷だけが若者たちの希望となっていた。そこでは、想像したことすべてが現実になり、誰でも何にでもなれたのだ。そんなある日、突如、オアシスに世界へ向けてメッセージが発信される。それは、この仮想世界を開発し、巨万の富を築いたジェームズ・ハリデーの死を伝え、オアシスに隠された謎を解き明かした者にすべての遺産を譲り渡すというものだった。その秘密を巡って幕を開ける激しい争奪戦。荒廃した街で暮らし、オアシスを唯一の居場所としてきた17歳の少年ウェイド(タイ・シェリダン)もその争奪戦に加わる。だが、その過酷なレースを支配しようと、巨大な組織が姿を現す。謎の美女アルテミスや仲間たちとの出会いを経験したウェイドは、果たしてその陰謀を阻止し、仲間と共に世界を守ることはできるのか…。


 久しぶりにスピルバーグ監督らしい映画を観たという感じがする。原作は、映画や音楽、テレビ、ゲームや漫画など、20世紀ポップカルチャーのオマージュに溢れたアーネスト・クラインの同名小説(邦題「ゲームウォーズ」)。


 これに関しては、映画の中身を少しでも語りだすと、殆どネタバレになってしまう気がするのだが、もう、いたるところにいろんな作品の人気キャラクターが出没する。これだけ制作会社もバラバラな権利関係を、よくまとめたなぁと思う。


 冒頭に出てくるバットマンや、ハーレイクインにキャットウーマンといったDCコミックのキャラや、アイアンジャイアントなんかは本作の制作であるワーナーブラザースの物なので、権利関係の収得は比較的容易だっただろうが、制作会社の全く違う「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンや、「AKIRA」の金田バイク、キングコングに果てはキティちゃんやメカゴジラにガンダムと、まぁ、よくもこれだけのキャラクターが、たとえ一瞬だけでも登場させる事ができたものである。殆どの制作会社が、スピルバーグだったら間違ったことはしないだろうということで、許可が下りたらしいので、まさにこの人でなければ出来なかった映画なのだろう。


 終盤には森崎ウィンが変身するガンダムが敵のメカゴジラやアイアンジャイアントと戦うという、40代以上の日本人なら誰もが激アツになるに違いない場面も出てくる。僕が映画館で観た時は、彼のあの台詞が日本語で語られた瞬間、大歓声の嵐だったが(笑)。あの場面はスピルバーグ監督の日本向けへのプレゼントだったのだろう。


 因みに、原作には他にもウルトラマンが登場する。残念ながら円谷プロは、海外の制作会社とは以前、権利関係の問題で痛い目に遭わされていて(知る人ぞ知る、タイの制作会社との一件。書けば長くなるので書かないが、ネットで調べりゃ必ずヒットする)、今回の件でも慎重であり、権利の収得が間に合わなかったが、どうやら日本公開の4日前に許可が下りたらしく、大ヒットして続編が出来れば、登場させる意向らしい。既に、原作者のアーネスト・クラインは続編の執筆に取りかかっているようで、こちらは大いに期待したい。


 先頃公開された「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」もそうだが、1980年代のポップカルチャーを通過してきた人には、ある意味懐かしく、またそれ以降に生まれた人には新鮮に写るというような、映画やテレビドラマが最近多い(ドラマなら「99.9 -刑事専門弁護士-」が、これに当たるか)。’80年代回顧ブームみたいなのが、日米同時に来ているのかな?


私の評価…☆☆☆☆★

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