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2018年8月 4日 (土)

オンリー・ザ・ブレイブ

オンリー・ザ・ブレイブ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ジョセフ・コシンスキー
脚本:ケン・ノーラン、エリック・ウォーレン・シンガー
原作:ショーン・フリン「Only the Brave」
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ 他
製作総指揮:エレン・H・シュワルツ 他
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
出演:ジョシュ・ブローリン、マイルズ・テラー、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・バッジ・デール、テイラー・キッチュ、ジェニファー・コネリー、アンディ・マクダウェル、アレックス・ラッセル、ジェフ・スタルツ、サッド・ラッキンビル 他


  〈巨大山火事に挑むヒーローたち〉


 2013年にアメリカのアリゾナ州で起きた巨大な山火事に挑んだ森林消防隊員たちの実話を映画化したスペクタクルドラマ。エリートではなかった20人の隊員たちが大自然の脅威に勇敢に立ち向かっていく姿が描かれる。


 学生寮で堕落した日々を過ごしていた青年ブレンダン(マイルズ・テラー)は、恋人の妊娠をきっかけに生まれ変わることを決意。地元の森林消防団に入隊する。地獄のような訓練の毎日を過ごしながらも、ブレンダンは仲間たちと絆を深め、チームを率いるマーシュ(ジョシュ・ブローリン)との信頼を築き、彼らの支えの中で少しずつ成長していくのだった。そんなある日、山を丸ごと飲み込むような大規模な山火事が発生する…。


 国が認めたチームのみが名乗れる森林火災の精鋭部隊「ホットショット」に全米で初めて地方自治体の消防団員として認められたアリゾナ州グラニット・マウンテンホット・ショットチームの活動と悲劇を描いた実話ベースのドラマ。


 2013年6月に発生し、“9・11”以降では最も多くの消防士殉職者を出してしまった惨事を描くため、ラストは胸が熱くなる。前半は体育会系部活のようなノリが楽しく、妻の出産を機に定職に就こうとする新人ブレンダンの成長物語になっているのだが、後半はその全米史上最悪な山火事に立ち向かう消防隊の戦いに、観る側も打ちのめされ、涙なくしては観られない。


 大体、消火活動が難航を極め火に囲まれた時は、薄っぺらくてチャチな防火マントしか、身を守る術が無いという時点で、結末が殆ど見えてくるのだが、些か皮肉めいたあのラストには打ちのめされる。だが逆にああなったからこそ、それを後世に伝えられる者がいて、本作が作られたのだ。その生き残ったブレンダンは、本作の監修も務めている。自分の忌まわしき過去、たまたま他の隊員とは別の任務を任され離れていたとはいえ、自分だけが生き残ったという罪悪感に苛まれた日々。惨事から僅か5年の間にどれだけの葛藤があっただろうか。過去にも、「タワーリング・インフェルノ」や「バックドラフト」等、消防士にエールを送る映画はあったが、本作はそれらとは違う重みをもった映画といえるだろう。


私の評価…☆☆☆☆

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