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2018年8月15日 (水)

空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ
空飛ぶタイヤ
空飛ぶタイヤ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:本木克英
脚本:林民夫
原作:池井戸潤「空飛ぶタイヤ」
製作:矢島孝、石田聡子
製作総指揮:大角正、吉田繁暁
音楽:安川午朗
主題歌:サザンオールスターズ「闘う戦士たちへ愛を込めて」
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼、和田聰宏、木下ほうか、浅利陽介、谷村美月、近藤公園、村杉蝉之介、渡辺大、矢野聖人、田口浩正、斎藤歩、岡山天音、矢島健一、津嘉山正種、毎熊克哉、加藤満、筒井巧、中林大樹、井上肇、小久保丈二、高川裕也、池上紗理依、木下隆行、木本武宏、柄本明、佐々木蔵之介、六角精児、大倉孝二、津田寛治、升毅、高村佳偉人、笹野高史、岸部一徳 他


  〈企業体質の転換の難しさを描いた良作〉


 人気作家・池井戸潤の同名小説を初めて映画化した、長瀬智也主演の人間ドラマ。トレーラーの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長が、独自の調査を開始し、衝撃の事実を突き止める。


 よく晴れた日の午後。1台のトラックが起こした事故によって主婦が死亡。事故を起こした運送会社社長の赤松徳郎(長瀬智也)は、走行中のトラックから突然タイヤが外れたことによる事故だと警察から聞かされる。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングを受ける日々のなか、赤松はトラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)へ再調査を要求する。同じ頃、ホープ銀行本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始していた。遅々として進まない状況に苛立ち、赤松は自らの足で調査を始めるが、やがて、大企業のリコール隠しがあったことを突き止める。赤松は親から引き継いだ会社や社員、そして家族を守るため、何よりも自らの正義のために巨大企業に戦いを挑むのだが…。


 これは、メディアではあまり公になっていないが、2000年に発覚した、三菱自動車工業及び三菱ふそうによる大規模なリコール隠し事件と、それに関連して2002年に発生した「横浜母子3人死傷事故」がモチーフになっている。2009年には仲村トオル主演でWOWOWにて連続ドラマ化(全5回)されているが、やはり映画版は時間的な制約もあるためか、配役も一部整理される等、所謂ダイジェストを観ているような感じである。


 まぁ、さすがに地上波の民放では、巨大スポンサー相手にドラマ化が難しいから、映画の方に企画がまわったのだろうけど(WOWOWも民放だが、BSやCSの有料放送は地上波ほどのスポンサーのしがらみを受けない)、有名企業の下請けであるちっぽけな中小企業が、その親元である巨大財閥の不正に立ち向かっていくことの困難さ、企業体質の転換の難しさを、分かりやすく描いた良作だ。因みに史実では、このモデルとされる下請け会社は会社を再興することができず、潰れてしまい、三菱自動車も再びの不祥事で日産に買収されてしまった。映画は希望を持たせる結末だが、現実は厳しいのを痛感した。


私の評価…☆☆☆★

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