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2018年9月

2018年9月29日 (土)

銀魂2 掟は破るためにこそある

銀魂2 掟は破るためにこそある
銀魂2 掟は破るためにこそある
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:福田雄一
原作:空知英秋「銀魂」
製作:高橋雅美 他
音楽:瀬川英史
主題歌:back number「大不正解」
出演:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、堂本剛、キムラ緑子、三浦春馬、窪田正孝、勝地涼、夏菜、堤真一、戸塚純貴、柾木玲弥、佐藤二朗 他


  〈この監督はクドさが持ち味なのか〉


 週刊少年ジャンプで人気の空知英秋の同名コミックを小栗旬主演で実写映画化したSF時代劇の続編。パラレルワールドの江戸を舞台に、万事屋(よろずや)を営む“銀さん”こと坂田銀時と仲間たちの身に起きる奇想天外な騒動を描く。


 街には高層ビルが立ち並び、空には無数の宇宙船……。宇宙からやってきた“天人”の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍が衰退の一途を辿るパラレルワールドの江戸時代末期。かぶき町の便利屋“万事屋銀ちゃん”では、金欠で家賃が払えなくなった坂田銀時(小栗旬)、志村新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)の3人が、ついにアルバイトを決意する。ところがアルバイトに行く先々で、天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、近藤たちは内紛劇により、真選組始まって以来の危機に直面していた。やがてそれは、将軍までも巻き込んだ陰謀へと繋がっていることが明らかになり、江戸中で大騒動が勃発。この最大の危機に万事屋、そして銀時はどう立ち向かうのか…。


 前作もオープニングから結構ふざけていたが、今回も冒頭のワーナーのロゴ出しから笑わせてくれる。禁断のジブリネタや、エヴァンゲリオンのパロディー等もてんこ盛り。テンポがいい分、前作よりも冗長さはおさまっているが、やはり2時間14分はちょっと長いかも。それでも後半怒濤のアクションは、「マッドマックス」とか西部劇のノリで楽しい。


 それにしても今年は、本作といい、舞台ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」、米映画のリメイク「50回目のファースト・キス」と、福田監督の演出作を結構観たなぁ。どれも、元のオリジナルと比べ、演出がクドかったような気がするが(笑)。これが、この人の持ち味なんですかねぇ。


私の評価…☆☆☆★

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2018年9月27日 (木)

オーシャンズ8

オーシャンズ8
オーシャンズ8
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:ゲイリー・ロス
製作:スティーブン・ソダーバーグ、ジョージ・クルーニー
音楽:ニコラス・ブリテル
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):サンドラ・ブロック(本田貴子)、ケイト・ブランシェット(塩田朋子)、アン・ハサウェイ(甲斐田裕子)、ミンディ・カリング(釘宮理恵)、サラ・ポールソン(園崎未恵)、オークワフィナ(杉浦慶子)、リアーナ(村中知)、ヘレナ・ボナム=カーター(高乃麗)、リチャード・アーミティッジ(大塚明夫)、ジェームズ・コーデン(かぬか光明)、ダコタ・ファニング(大津愛理)、エリオット・グールド(富田耕生)、シャオボー・チン、リチャード・ロビショー(多田野曜平)、ジェームズ・ビベリー(青山穣)、イーディ・キーナン(木村珠莉)、ナターニャ・アレクサンダー(井澤詩織)、ギデオン・グリック(吉田健司)、ミグス・ゴベア(和泉宗兵)、ミドリ・フランシス(西川舞)、マーロ・トーマス(山口礼子) 他

〈カメオ出演〉
[本人役]アナ・ウィンター(井上カオリ)、キム・カーダシアン、マリア・シャラポワ、ゼイン・マリク、ケイティ・ホームズ(大津愛理)、アドリアナ・リマ、カイリー・ジェンナー、アレキサンダー・ワン、オリヴィア・マン、セリーナ・ウィリアムズ(日野佑美)、ケンダル・ジェンナー、ザック・ポーゼン、デレク・ブラスバーグ、ローレン・サント・ドミンゴ、ヘイリー・ボールドウィン、コモン(俊藤光利)

カール・ライナー…ソウル・ブルー(「オーシャンズ11」より)


  〈変な設定変更で話がショボくなった〉


 ジョージ・クルーニーら豪華キャストが犯罪のプロに扮した人気シリーズ『オーシャンズ』の流れを汲む、女性だけの犯罪のプロフェッショナル・チームの活躍を描くクライム・サスペンス。


 5年の刑期を終え、晴れて刑務所を出所したデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)。かつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャンを兄に持つ、生粋の強盗ファミリーの一員だ。出所早々、刑務所の中で考え抜いたプランを実行に移すべく、右腕のルー・ミラー(ケイト・ブランシェット)と共に、個性豊かな犯罪のプロたちに声を掛け、“オーシャンズ”を新結成する。集まったのは、いずれも一流の才能を持ちながら、冴えない生活を送るハッカーやスリ師、盗品ディーラー、ファッションデザイナー、宝飾デザイナーといった面々。彼女たちのターゲットは、世界最大のファッションの祭典“メットガラ”でハリウッド女優ダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)が身に着ける1億5000万ドルの宝石。しかしその前には、網の目のように張り巡らされた防犯カメラに加え、屈強な男たちという世界一厳しいセキュリティが立ちはだかる。たった1秒の狂いが命取りになる。しかも、この祭典は世界中に生配信される予定となっていた。世界中が見守る前で宝石を盗み取るという前代未聞かつ型破りな犯罪。果たしてその計画は成功するのか…? そして、その裏に隠された更なるデビーの思惑とは…?


 作品としては「オーシャンズ」シリーズの最新作で、時系列としても「オーシャンズ13」の後という設定だが、実質的には「オーシャンズ11」の主要キャストを女性に変えてリブートしたものである。


 勿論、細かい設定は「~11」から変えているのだが、基本的に内容は似たような話(リブートだから当たり前だが)になっていて話自体は面白い。ただ、「11」と比べると、演出にキレがなく、特に中間部分が退屈だ。アン・ハサウェイが「11」でいうところのアンディ・ガルシアの役割で出ているのだが、全く同じ設定にすると面白くないので、一捻り加えているのがミソ。だが、これをしたことで明確な敵がいなくなり、話が幾分ショボくなったのは否めない。アン・ハサウェイは35歳と中年にさしかかったのに、相変わらずプリンセス然として可愛かったけど。


 因みに、本作には実は本家「オーシャンズ」から、マット・デイモンがカメオ出演として撮影に参加していたらしい。結局話の都合上、全部カットされたらしいのだが。一体何処の場面で参加していたのかな? DVDの特典か何かで観られるのかもしれないね。


私の評価…☆☆☆★

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2018年9月23日 (日)

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
ミッション:インポッシブル/フォールアウト
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:クリストファー・マッカリー
原作:ブルース・ゲラー「スパイ大作戦」
製作:トム・クルーズ 他
製作総指揮:デヴィッド・エリソン
音楽:ローン・バルフ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):トム・クルーズ(森川智之)、ヘンリー・カヴィル(DAIGO)、ヴィング・レイムス(手塚秀彰)、サイモン・ペッグ(根本泰彦)、レベッカ・ファーガソン(甲斐田裕子)、ショーン・ハリス(中尾隆聖)、アンジェラ・バセット(高島雅羅)、ヴァネッサ・カービー(広瀬アリス)、ミシェル・モナハン(岡寛恵)、ウェス・ベントリー(松本忍)、フレデリック・シュミット(遠藤大智)、アレック・ボールドウィン(田中正彦)、リャン・ヤン、クリストファー・ヨーネル(烏丸祐一)、ウルフ・ブリッツァー(星野充昭)
指令の声…役者不明(梅津秀行) 他


  〈シリーズの集大成〉


 凄腕エージェント、イーサン・ハントの活躍を描く、トム・クルーズ主演の大人気スパイ・アクションシリーズ第6弾。


 何者かが複数のプルトニウムを強奪する事件が発生。その標的になったのは、世界各地の三都市。イーサン・ハント(トム・クルーズ)とIMFのチームは、“同時核爆発を未然に阻止せよ”とのミッションを命じられる。猶予は72時間。だが、手がかりは少なく、名前しか分からない正体不明の敵を追うミッションは困難を極める。刻一刻とタイムリミットが迫る中、IMFの前に立ちはだかるCIAの敏腕エージェント=ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)。ウォーカーとの対決を余儀なくされたイーサンに迫る危機の数々。果たして彼らは、絶体絶命の危機を乗り越え、核爆発を阻止することができるのか…?


 シリーズ6作目にして、集大成と言っても良い最高の仕上りである。シリーズ最長の147分は、アクションに次ぐアクションの釣瓶打ち。勿論この作品だけで観ても面白いのだが、今回は前作「~ローグネイション」からの続きものでもあるので、できれば前作を復習してから観るのがベストかも。


 加えて、本作に登場するホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)なる女性は、第1作に出てきたある人物と関わりがあるとか、過去シリーズへのリンクやオマージュがたっぷり入っているので、“もしや、これが最終作?”と思えても不思議ではない作りに。まぁ、続編はトムの体力が続く限りナンボでも作れるのだろうけど、これを“有終の美”として、打ち止めにするのもアリかもしれない。シリーズの中では最も完成度の高い1本である。


私の評価…☆☆☆☆★
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2018年9月22日 (土)

センセイ君主

センセイ君主
センセイ君主
劇場:シネプレックス小倉
監督:月川翔
脚本:吉田恵里香
原作:幸田もも子「センセイ君主」
製作:市川南、堀義貴
音楽:得田真裕
主題歌:TWICE「I WANT YOU BACK」
出演:浜辺美波、竹内涼真、佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)、川栄李奈、矢本悠馬、佐生雪、新川優愛、福本莉子 他


  〈とてもあの映画と同じ監督・主演コンビとは思えない〉


 別冊マーガレットに連載された幸田もも子の人気コミックを、竹内涼真&浜辺美波主演で映画化したラブ・コメディ。


 恋に恋する16歳の女子高生・佐丸あゆは(浜辺美波)は、告白7連敗中。「彼氏が欲しい」しか頭にないあゆはは、新任の超横暴で冷徹なヒネクレ者の数学教師・弘光由貴(竹内涼真)に“イチャイチャしてくれる人募集”の張り紙でも背中に貼ればと冷たくバカにされる。あゆはは、絶対に彼氏を作って先生をぎゃふんと言わせると張り切るが、またもや失恋。挙句、弘光に再び嫌味を言われてしまうのだった。そんなある日、弘光が悪気なくアドバイスをしてくれているのだと気付いたあゆはは、その途端に弘光のことが気になり始める。あゆはは必死に自分の恋心を抑えようとするが、雨の中、車で家まで送ってくれたり、個別で勉強を教えてくれたりする弘光に陥落。だがそんなあゆはの恋は前途多難であった。感情がすべて顔に出てしまうあゆはは、告白する前に弘光から「高校生相手に恋愛なんてありえない」と速攻でフラれてしまう。一方、どんなに冷たくされようともくじけないあゆはは「先生をおとしてみせます」と大胆宣言。弘光も、そこまで言うならおとしてみなよと挑発する。あゆはの猛アタックと、弘光の冷たい防御。そんな二人の恋愛バトルに、あゆはに想いを寄せるあゆはの幼馴染で同級生の澤田虎竹(佐藤大樹)、そして弘光に思いを寄せる弘光の幼馴染の音楽教師・柴門秋香(新川優愛)も参戦し…。


 少女マンガ原作のドタバタ恋愛コメディ。いやぁ、ホントにこれ、あの実写映画版「君の膵臓をたべたい」と同じ監督・主演コンビで作ったのかと思うくらい、全く方向性の違う映画。全力で変顔を連発する浜辺美波ちゃんが可愛くて面白いのだが、これでコメディエンヌとしての道が拓けたのではないだろうか? でもまぁ、自分のような40代のオッサンが観るような映画じゃ無いなぁ。20年くらい前ならもうちょっと楽しめたかもしれないけどね。


私の評価…☆☆☆★

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2018年9月12日 (水)

未来のミライ

未来のミライ
未来のミライ
劇場:シネプレックス小倉
監督・脚本・原作:細田守
製作:齋藤優一郎、伊藤卓哉、足立雄一、川村元気
製作総指揮:高橋望
音楽:高木正勝
主題歌:山下達郎「ミライのテーマ」(オープニング)、「うたのきしゃ」(主題歌)
声の出演:くんちゃん…上白石萌歌、ミライちゃん…黒木華(青年期)、本渡楓(幼少期)、おとうさん…星野源、おかあさん…麻生久美子、ゆっこ…?、謎の男…吉原光夫、ばあば…宮崎美子、じいじ…役所広司、青年…福山雅治、少女…雑賀サクラ、男子高校生…畠中祐、東京駅の遺失物受付センターのロボット…神田松之丞 他


  〈小さい子供には不向きかも〉


 甘えん坊の4歳の男の子、くんちゃんと未来からやってきた妹のミライちゃんが繰り広げる奇想天外な冒険を描く、細田守監督によるSFファンタジー・アニメーション。


 とある都会の片隅にある、小さな庭に小さな木が生えた小さな家。ある日、4歳の甘えん坊、くんちゃんの前に、生まれたばかりの妹がやって来る。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんな時、くんちゃんは庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶセーラー服の少女と出会う。それは、未来からやってきた妹のミライちゃんだった。ミライちゃんに導かれ、時を越えた家族の物語へと旅立つくんちゃん。それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりだった。行く手に待ち受けていたのは、見たこともない世界。昔、王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、そして青年時代の曽祖父との不思議な出会い。そこで初めて知る様々な“家族の愛”の形。果たして、くんちゃんが最後に辿り着いた場所とは?ミライちゃんがやってきた本当の理由とは…?


 ネットの評価では賛否両論だが、普通に面白かった。恐らく、観る人によって評価がかなり分かれる映画なのだろう。ただ、いくら4歳児が主人公だといっても、内容は大人向き。極めて独創的な物語なので、中学生以上ならともかく、小学校高学年未満だとちょっと理解不能なのではないか。舞台設定も曖昧な部分があるので、深く考えると頭がこんがらがってしまう。


 勿論、画自体は過去作同様とても流麗なのだが、話がややとっ散らかっている感じはする。もう少し、上映時間が長ければ、あるいは話がまとまっていれば評価は上がったと思うのだが。その点がちょっと物足りなかったかな。


私の評価…☆☆☆★

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2018年9月10日 (月)

私の人生なのに

私の人生なのに
劇場:T・ジョイ京都
監督・脚本:原桂之介
原作:清智英、東きゆう「私の人生なのに」
製作:瀬井哲也
音楽:山本加津彦
主題歌:JY「涙の理由」
出演:知英、稲葉友、蜷川みほ、江田友莉亜、深沢敦、野中隆光、飯田孝男、根岸季衣、髙橋洋、赤間麻里子 他


  〈人生楽ありゃ、苦もあるさ…?〉


 東きゆう著、清智英原案の小説を原作にした青春ドラマ。不治の病となった新体操の選手が、音楽との出会いを通して前を向く姿を映す。主演を務めるのは、人気K-POPグループKARAの元メンバーの知英(ジヨン)。新体操や車いすの練習を繰り返して挑んだ。


 金城瑞穂(知英)は新体操のスター選手として将来を期待されていたが、練習中に脊髄梗塞で倒れ、下半身麻痺となってしまう。両親やアスレティックトレーナーの誉田哲二(落合モトキ)の思いやりを受け入れることができず、競技人生を絶たれた瑞穂は絶望と孤独に苛まれる。塞ぎ込む日々のなか、幼なじみのストリートミュージシャン・柏原淳之介(稲葉友)と数年振りに再会する。一緒に歌おうと誘われ、戸惑いを隠せない瑞穂だったが、ギターを手にすることで少しずつ音楽に惹かれていく…。


 映画の題材としては地味だが、日本人役を難なくこなしている知英ちゃんは、日本語もカタコトとはもう呼べないくらい、かなり流暢になっていて素晴らしい。だが、音楽が少々不釣りあいか。


 結局、下半身不随のまま新体操のコーチを目指すのか、幼馴染みに誘われた音楽の道に進むのか、進む方向を示さないまま終わってしまうのは残念。原作がどのような結末なのか、未読なのでわからないが、これは現在進行形よりも、完結させて締めた方が良かったかもしれない。


私の評価…☆☆☆

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