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2018年11月

2018年11月29日 (木)

あの頃、君を追いかけた

あの頃、君を追いかけた
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:長谷川康夫
脚本:飯田健三郎、谷間月栞
原作:九把刀「那些年,我們一起追的女孩」(邦題「あの頃、君を追いかけた」:台湾/2011年)
音楽:未知瑠
主題歌:Thinking Dogs「言えなかったこと」
出演:山田裕貴、齋藤飛鳥(乃木坂46)、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介 他


  〈もう少し日本的なアレンジが欲しい〉


 いたずら好きな男子学生の初恋の行方を描き、台湾で社会現象を巻き起こすヒットを記録。2013年に日本でも公開された青春ラブストーリーを日本人キャストによってリメイク。


 いつだって、男よりも女のほうが一足先に大人になるのが、この世の常。地方都市で暮らす水島浩介(山田裕貴)は、クラスメイトと一緒にバカを繰り返し、お気楽な高校生活を送っていた。そんなある日、度の過ぎた浩介の悪ふざけが原因で授業が中断。激怒した教師が、優等生の早瀬真愛(齋藤飛鳥)を浩介のお目付け役に任命する。真面目で堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がざわつき始める浩介。彼と4人の仲間にとって、真愛は中学時代から憧れの存在だったのだ。やがて、教科書を忘れた真愛のピンチを浩介が救ったことで、2人の距離は一気に縮まるが…。


 設定は若干違うものの、ストーリーはほぼオリジナル版に忠実。だが、忠実にやり過ぎてしまったせいで、矛盾な点がいくつもある変な映画になってしまった。日本では卒業式後に受験なんて殆どしないし、3月の海に半袖短パンで泳ぐなんてことはまず、無い。海に遊びに行く場面があるが、舞台が長野県の学校という設定なので、どこの海に行ったのだろうか(笑)? また、映画の中で2~10年の月日が流れるのに、服が半袖のままなので、季節の流れが全く感じられないのも変である。


ただ、ヒロイン役のあしゅ(齋藤飛鳥の愛称)は、乃木坂46のメンバーで、演技は拙いものの(元子役なのに…)文句なしに可愛い。演技の上手い若手(山田裕貴・松本穂香)が、それをカバーして、なんとか観られる作品には仕上がっていた。


私の評価…☆☆☆★

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2018年11月28日 (水)

イコライザー2

イコライザー2
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:アントワン・フークワ
脚本:リチャード・ウェンク
原作:マイケル・スローン
リチャード・リンドハイム
「ザ・シークレット・ハンター」
製作:トッド・ブラック 他
製作総指揮:モリー・アレン 他
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):デンゼル・ワシントン(大塚明夫)、ペドロ・パスカル(西健亮)、アシュトン・サンダーズ(福西勝也)、オーソン・ビーン(板取政明)、ビル・プルマン(安原義人)、メリッサ・レオ(高島雅羅)、ジョナサン・スカーフ、サキナ・ジャフリー、カジー・タウギナス、ギャレット・A・ゴールデン、アダム・カースト 他


 〈すっきりしない映画〉


 昼は堅気の仕事に就き、夜は法で裁けない社会の悪を退治する仕事請負人(=イコライザー)に変身。2つの顔を持つ男の活躍を描く、デンゼル・ワシントン主演によるサスペンス・アクションの第2弾。


 元CIAトップエージェントのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、タクシードライバーとして真面目に働く日々を送っていた。そんなある日、親友で唯一の理解者でもあるCIA時代の上官スーザン(メリッサ・レオ)が何者かに殺害される。怒りに震えるマッコールは、極秘捜査を開始。しかし、スーザンが死の直前まで手掛けていた任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が迫ってくる。その手口から身内であるCIAの関与が浮上。やがてマッコールは、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む…。


 前作はハードボイルド調で渋かったのだが、本作は後半でテイストががらりと変わる。プロの“仕事人”同士の戦いなら互角になった方が面白いのに、ほぼワンサイドゲームなのが残念。デンゼルは相変わらずカッコいいが、今回は敵の目的が最後まで不明瞭で、すっきりしない映画であった。


私の評価…☆☆☆

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2018年11月27日 (火)

クワイエット・プレイス

クワイエット・プレイス
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:ジョン・クラシンスキー
共同脚本・原案:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
製作:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッドリー・フラー
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、レオン・ラッサム 他


  〈世界観は斬新だが、結局は音でビビらす映画〉


 姿の見えない“何か”から身を潜め、物音を立てないように必死に生きる家族に迫る恐怖を描く、サスペンス・ホラー。「ヴィクトリア女王 世紀の愛」での主人公役で、数々の賞に輝いたエミリー・ブラントがヒロインのエヴリンを演じ、実生活でも彼女の夫であるジョン・クラシンスキーが夫のリーに扮し、監督も務める。


 音に反応して人間を襲う“何か”によって、人類が滅亡の危機に瀕した世界。リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)の夫婦は、3人の子どもと共に、あるルールを守って生き延びていた。“決して、音を立ててはいけない”。その“何か”は、呼吸の音すらも聞き逃さない。“何か”に一瞬でも聞かれたら即死。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす日々。だが実は、エヴリンは出産を目前に控えていた。果たして一家は、最後まで沈黙を守ることができるのか…?


 期待して観たんだが、前評判程ではないなという感じである。ストーリーが単純なので、ちょっとでも言ってしまうとすぐネタバレに直結してしまう。音を出すと怪物に襲われる設定なので、セリフはほぼ8割がた“手話”なのだが、それではあまりにも話が進み辛くて、途中からある条件下では喋る事ができるようになるのは、仕方がないのかな。聾者の少女が持つ、あるアイテムが怪物への効力を発揮した瞬間に、結末が見えてしまった。


 主演のエミリー・ブラントは、コメディの「プラダを着た悪魔」からアクションものの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、そして本作のようなサスペンス・ホラーと、実に役の幅が広い。来年は「イントゥ・ザ・ウッズ」(2014年)以来のミュージカル映画で主役を演じる「メリー・ポピンズ・リターンズ」(来年2月公開予定)が控えており、こちらも楽しみに待ちたい。


私の評価…☆☆☆★

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2018年11月22日 (木)

死霊館のシスター

死霊館のシスター
劇場:MOVIX京都
監督:コリン・ハーディ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
原案:ゲイリー・ドーベルマン、ジェームズ・ワン
製作:ピーター・サフラン、ジェームズ・ワン
音楽:アベル・コジェニオウスキ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):タイッサ・ファーミガ(清水理沙)、デミアン・ビチル(てらそままさき)、ジョナ・ブロケ(岩田翼)、ボニー・アーロンズ、シャーロット・ホープ、イングリット・ビス、ジョニー・コイン、マニュエラ・チューカー、ジャレッド・モーガン 他

[映画「死霊館」よりアーカイブ映像出演]…パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、リリー・テイラー、クリストフ・ヴェイロン


  〈シリーズここまでの全ての元凶〉


 実際にあった心霊現象を映画化し、大ヒットを記録した「死霊館」と同シリーズの元となるエピソードがつづられるホラー。


 1952年のルーマニア。修道院でシスターが自らの命を絶ち、不可解な点が多くあるその事件の真相究明のため教会はバーク神父(デミアン・ビチル)とシスターの見習いであるアイリーン(タイッサ・ファーミガ)を派遣。調査を進める二人だったが、この修道院には想像を絶する恐ろしい秘密が隠されていた。二人は決して関わってはならない存在・悪魔のシスターと対峙する。


 2013年に公開されてシリーズ化された「死霊館」シリーズの中で第2作の「死霊館 エンフィールド事件」(2016年)のスピン・オフ及び前日譚にあたる作品。同作に登場する悪魔の尼僧・ヴァラクが人間界に現れるきっかけを描く。


 「エンフィールド事件」とは、アメリカでは非常に有名な超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が関わった、1977年に起こったポルターガイスト現象の事で、そのときはウォーレン夫妻を主人公として描いたのが2013年に公開された「死霊館」なのだが、ご丁寧にも冒頭とラストに続編の「~エンフィールド事件」の1シーンが流れ、わざわざ話が繋がっている事を分からせてくれる良心設計である。しかも、ヒロインの修道女を「死霊館」で主人公の妻を演じたヴェラ・ファーミガの、年の離れた実妹であるタイッサ・ファーミガ(「記憶探偵と鍵のかかった少女」2013年公開)が演じるので、血縁関係のある役ではないにしても、ある程度話の筋は予測できるのだが、ラストのオチは、確かに「~エンフィールド事件」と話は繋がるものの、意外なところに落としたな、という感じだ。


 全米では、批評家たちの評価はシリーズ中最低の評価なのだが、観た感じ悪くはない。ヒロインも、どこか頼りなくて可愛いし(笑)。ただ、ゴシックホラーとしては既視感があって、新鮮味には欠けるなぁと思った。


 尚、本作は「死霊館」のもう一つのスピンオフである「アナベル」シリーズ(2014年~)を含めた通称“The Conjuring Universe”の第5作なのだが、次回第6作となる「アナベル3(仮題)」(2019年7月3日全米公開予定)が、現在準備中とのこと。本作ではアーカイブ映像での出演となっている、ウォーレン夫妻を演じたパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガが、スピンオフ企画に初出演となり、「gifted ギフテッド」の子役で注目されたマッケナ・グレイス扮する娘ジュディを、死霊人形の魔の手から救う話になるとのこと。他にもスピンオフ企画や、何とアナベルとあのチャッキー(「チャイルドプレイ」シリーズ)を共演させるクロスオーバー企画もあるらしい。このユニバースがどこまで広がるのか、楽しみである。


私の評価…☆☆☆★

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2018年11月20日 (火)

スカイスクレイパー

スカイスクレイパー
スカイスクレイパー
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・製作:ローソン・マーシャル・サーバー
共同製作:ボー・フリン、ドウェイン・ジョンソン
製作総指揮:ダニー・ガルシア、ハイラン・ガルシア
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:ドウェイン・ジョンソン、ネーヴ・キャンベルチン・ハン、ローランド・ムーラー、パブロ・シュレイバー、バイロン・マン、ノア・テイラー、ジェイソン・デイ、ハンナ・クイリヴァン 他


  〈「ダイ・ハード」+「タワーリング・インフェルノ」+α〉


 高さ1キロメートル、240階建てという世界最高を誇る、香港の最新ビルを舞台に、突如起きた火災でビル内に取り残された家族を救おうとする男の奮闘を描くパニック・アクション。


 香港、ビクトリア湾の一角にそびえ立つ1000m超えの史上最大の超高層ビル、ザ・パール。ビルの安全性を証明するため、元FBI人質救出チーム隊長で、当時起きた事件によって片足を失い義足となったウィル・ソーヤー(ドウェイン・ジョンソン)とその家族が98階で暮らしている。ある日、ビルのオーナー・ツァオからビルの安全管理システムを24時間以内に分析するよう依頼されたウィルは、ビルのアクセス権限のマシンコードを託されるが…。


 「グレートウォール」(2016年)以降、中国企業に買収され、中国が舞台の映画が多くなっているレジェンダリー・ピクチャーズ製作。


 香港にそびえる高さ1キロの超高層ビルが、オーナーの持つ“ある物”を狙う悪漢たちに襲われ大火災に。という訳で、要はこれ香港を舞台に「タワーリング・インフェルノ」と「ダイ・ハード」を合わせたら、とんでもないことになるんじゃないか? という発想で生まれた映画である。


 まぁ、頭使わずに楽しめるのはいいが、さすがにその2作を丸パクりしたような展開では飽きてくる。人間ドラマもその2作に比べ薄っぺらい。クライマックスの鏡トリックも「燃えよドラゴン」や「007黄金銃を持つ男」の引用だろう。


 ダクトテープと気合いでなんでもかんでも解決してしまう展開も、なんだかなぁという感じで新鮮味もなく、敵の動機もご都合主義だらけだが、“筋肉バカ”が活躍する映画としては、これでいいのかも。


私の評価…☆☆☆

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2018年11月14日 (水)

響 ―HIBIKI―

響 ―HIBIKI―
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:月川翔
脚本:西田征史
原作:柳本光晴「響 ~小説家になる方法~」
製作:佐藤善宏(プロデュース)、神戸明(プロデューサー)
製作総指揮:山内章弘
音楽:伊藤ゴロー
主題歌:平手友梨奈「角を曲がる」
出演:平手友梨奈(欅坂46)、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、小栗旬、北川景子 他


  〈普通のアイドル映画とは一線を画す〉


 「マンガ大賞2017」で大賞に輝いた柳本光晴の人気コミックを、人気アイドルグループ、欅坂46の平手友梨奈主演で映画化した人間ドラマ。女子高生の響が、圧倒的な才能で文学界を揺るがしていく様が描かれる。


 スマートフォンやSNSの普及により、活字離れが急速に進み、出版不況に陥った文学界。そこに1人の天才少女が現れる。その名は“響”(平手友梨奈)。まだ15歳の響の小説は、圧倒的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命をもたらす力を持っていた。響は、自分の生き方を絶対に曲げず、世間の常識や慣習に囚われて建前で生きる人々のごまかしを許さなかった。彼女の行動は、過去の栄光にすがる有名作家やスクープを求める記者、人生に挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、その価値観を変えていく…。


 平手ちゃんはやっぱり硬派が似合う。暴力シーンはやり過ぎ感があるのだが、漫画原作なので、ビジュアルをそのまま表現するとなると、仕方ない面もあるのかも。


 恐らく原作には忠実なのだろうが、忠実に描こうとするあまりに詰め込みすぎな感があり、映画としては平凡なストーリーになってしまっているのは残念だが、普通のアイドル映画とは一線を画すものになっているし、平手ちゃんの演技も荒削りではあるものの、ちゃんと役にはハマっていて、最後までちゃんと観られる映画になっていた。


私の評価…☆☆☆☆

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2018年11月13日 (火)

ザ・プレデター

ザ・プレデター
ザ・プレデター
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:シェーン・ブラック
共同脚本:フレッド・デッカー
原案(キャラクター創造):ジム・トーマス、ジョン・トーマス
製作:ジョン・デイヴィス、ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
製作総指揮:ビル・バナーマン、イラ・ナポリエッロ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ボイド・ホルブルック(小川輝晃)、トレヴァンテ・ローズ(三宅健太)、ジェイコブ・トレンブレイ(鶴翔麒)、オリヴィア・マン(木下紗華)、スターリング・K・ブラウン(田村真)、キーガン=マイケル・キー、トーマス・ジェーン、アルフィー・アレン、アウグスト・アギレラ、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ジェイク・ビジー、ニオール・マター、ブライアン・A・プリンス 他


 〈アクションは申し分ないが…〉


 ハイテクな武器を装備し、圧倒的な戦闘力を誇る異星人、プレデターと地球人との戦いを描くSFアクション。他の種のDNAを利用し、遺伝子レベルでアップグレードした新たなプレデターが地球に襲来し、人々を恐怖に陥れる。


 元特殊部隊員で現在は傭兵のクイン(ボイド・ホルブルック)の息子ローリー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、父がメキシコで手に入れた謎の装置を箱の中から見つける。ローリーは装置を起動させてしまうが、それは地球にプレデターを呼び寄せるシグナルを発信する装置だった。プレデターと接触したことで、クインは事実を隠匿しようとする政府の極秘機関に監禁されてしまう。彼は、ルーニーズと呼ばれるならず者の兵士たちと共に脱走し、危機が迫っている息子と人類を救おうとする。再び人類の前に姿を現したプレデターは、他の種のDNAを利用して遺伝子レベルでアップグレードしており、以前よりも強く、賢くなっていた。さらに、通常のプレデターをもはるかに上回る圧倒的なパワーを秘めた、“アルティメット・プレデター”までもが出現し、人類に襲いかかる…。


 これはシュワちゃん主演の第1作が好きな人は観ない方がいいかもしれない(笑)。逆にB級テイストが好きな人は楽しめるかも。シリーズとしては第4作だが、第2作の正当な続編という位置付けである。


 監督のシェーン・ブラックは、第1作で特殊部隊員ホーキンスを演じていた人なので、第1作のオマージュがたくさん盛り込まれているが、ストーリーは初めから破綻しているから、殆ど勢いだけで突っ走っていく。異種交配もしているから、変な“犬プレデター”も出てくるし。改造プレデターの手術の記憶が映される場面は、何だか“仮面ライダー”みたいである。


 このての映画は、続編を作る度にだんだんとコメディ化していくのが常となってしまっているが、果たしてそれでいいのか。本シリーズは最初からバカ映画ではあったものの(笑)、1作目はまだ話がしっかり作り込まれていた。これ以上砕けていくのなら、続編作られても、もう観ないかな…?


私の評価…☆☆☆

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2018年11月10日 (土)

500ページの夢の束

500ページの夢の束
劇場:MOVIX京都
監督:ベン・リューイン
脚本:マイケル・ゴラムコ
製作:ララ・アラメディン、ダニエル・ダビッキ
音楽:エイトル・ペレイラ
出演:ダコタ・ファニング、トニ・コレット、アリス・イヴ、リヴァー・アレクサンダー、パットン・オズワルト、マーラ・ギブズ、
マイケル・スタール=デヴィッド、ジェシカ・ローテ、ジェイコブ・ワイソッキー 他


  〈障がい者をもつ家族の再生と希望の物語〉


 『スター・トレック』が大好きな自閉症の少女をダコタ・ファニングが演じる青春ドラマ。『スター・トレック』の脚本コンテストに応募するため、愛犬を連れて初めての一人旅に出た少女が、旅先で出会う人々との交流を通して、成長していく姿を描く。


 『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディ(ダコタ・ファニング)の趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉(アリス・イヴ)と離れて暮らしていた。そんなある日、『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げる。ところが、その時すでに締切は目前。郵送では間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッド目指して数百キロの旅に出ることを決意。500ページの脚本と、胸に秘めた“ある願い”を抱えたウェンディの旅の行方は…?


 特にトレッキーでなくても楽しめるのだが、随所に“スター・トレックあるある”が出てくるので、トレッキーならかなり楽しめるのではないか。


 ご都合主義がやや目立つのが残念ではあるが、やはりダコタ・ファニングの演技は、最近では妹エルの活躍に隠れがちだが素晴らしいし、なにより付き添いのワンちゃんの名演に感動すること間違いなしの映画である。


私の評価…☆☆☆

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2018年11月 8日 (木)

累 ―かさね―

累 ―かさね―
累 ―かさね―
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:佐藤祐市
脚本:黒岩勉
原作:松浦だるま「累 ―かさね―」
製作:石原隆、市川南、吉羽治
音楽:菅野祐悟
主題歌:Aimer「Black Bird」
出演:土屋太鳳、芳根京子、横山裕(関ジャニ∞)、筒井真理子 、生田智子、村井國夫、檀れい、浅野忠信 他


  〈主演2人の演技合戦が見物〉


 累計200万部突破のベストセラーとなった人気コミックを、土屋太鳳&芳根京子のW主演で映画化したミステリアスなドラマ。キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力を秘めた口紅によって、演技力と美貌を兼ね備えた完璧な女優となった2人の女性が、欲望やお互いへの嫉妬心から数奇な運命を辿る。


 淵累(芳根京子)は伝説の女優・淵透世(檀れい)を母に持ち、母親ゆずりの天才的な演技力を持って生まれながらも、容姿は母に似ず、顔の大きな傷にも強いコンプレックスを抱いていた。そんな彼女に、母は一本の口紅を遺した。その口紅は、キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力があった。一方、美貌に恵まれながら、決して他人には言えない理由により花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ(土屋太鳳)は、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。ある日、累は、透世に世話になっていたという男・羽生田(浅野忠信)を通じてニナと出会う。互いに自分に足りない部分を埋めるように導かれた二人は、口紅の力を借りて入れ替わることを決断する。ニナの美貌と累の演技力を兼ね備えた完璧な女優“丹沢ニナ”は一躍脚光を浴び始め、二人の欲求は満たされていく。しかし、二人が恋に落ちた演出家・烏合(横山裕)を巡り、秘密の共同作業に亀裂が生じる…。


 原作コミックが発売された時から、これは深夜アニメかドラマになるだろうなとは思っていた。今年の春に完結した原作は全14巻あるので、本作はその第1部を映画化。


 醜い顔でありながら卓越した演技力を持つヒロイン=累が、口づけをした相手と顔と声を入れ替えることができる口紅の力を使い、他人の顔を奪いながら舞台女優として活躍していく姿を描く。ヒロインの役名=淵累の名前からピンとくる人も多いと思うが、落語や映画でも有名な怪談話「真景累ヶ淵」の要素が、巧みに入れられている。


 何と言っても主演2人の演技が見所で、累役の芳根京子が、正に累に入り込んでいる感じで、やっぱりこの娘の演技はいいと、前から思っていたのだが、土屋太鳳がこれほど演技派の女優だとは思わなかった。特に、後半の劇中劇「サロメ」は見物である。午後9時を過ぎると入れ替わっていた顔が元に戻るというサスペンス性も手伝って、凄く緊迫感あるシーンに仕上がっていた。勿論、原作の第1部なので、意味深なラストは続編を意識してのものだろうが、累の産みの親(?)が産んだ妹が出てくる第2部は、更にサスペンス度が増すはずなので、作ってほしいなと思う。


私の評価…☆☆☆★

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2018年11月 3日 (土)

MEG ザ・モンスター

MEG ザ・モンスター
MEG ザ・モンスター
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:ディーン・ジョーガリス、ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
原作:スティーヴ・オルテン「Meg: A Novel of Deep Terror」
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ 他
製作総指揮:ジェラルド・R・モーレン 他
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、ウィンストン・チャオ、クリフ・カーティス、ソフィア・ツァイ、ペイジ・ケネディ、ロバート・テイラー、オラフル・ダッリ・オラフソン、ジェシカ・マクナミー、マシ・オカ、ロブ・キパ・ウィリアムズ、タワンダ・マニーモ 他


  〈人類最強男vs古代の巨大鮫 B級テイスト満載の面白作〉


 かつて地球上に存在したとされ、未だに生存しているという説もある巨大ザメ、メガロドン(=MEG)の脅威にさらされる人々を描く、ジェイソン・ステイサム主演の海洋パニック・アクション。


 人類未踏の地とされるマリワナ海溝を超える深海が発見された。沖合に海洋研究所を構えた探査チームが、最新の潜水艇で早速調査に乗り出す。生物がほぼ存在しない冷たい深海を超えると、そこには温かな海域が存在し、幻想的な未知の生物世界が広がっていた。世紀の発見に心躍らせる研究チーム。だが、巨大な“何か”に襲われ、身動きが取れなくなってしまう。救助に向かったのは、深海レスキューのプロ、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)。ところが、彼の目に飛び込んできたのは、200万年前に絶滅したと思われていた巨大ザメ“メガロドン”だった…。


 人間界最強男(?)ステイサムと古代の巨大サメ“メガロドン”の戦い(笑)。原作では海洋研究所は日本人が営んでいる設定のため、日本人キャラが結構いるのだが、映画は中国の製作会社が関わっているため、真っ先に餌食となるマシ・オカを除いて日本人全員の配役が中国人に変わっている。


 まぁ、だからといって中国贔屓には描いてなく、フカヒレの為のサメの乱獲問題等もさりげなく描いているのだが、これまでの役柄のせいか、ステイサムがどう考えても不死身のキャラにしか見えないので、メガロドンがどんだけデカくても、安心して観られる映画である。エンディング曲の「Mickey」が原曲でも広東語カバーでもなく、何故かタイ語なのには笑ってしまった。


私の評価…☆☆☆★

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