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2018年11月 8日 (木)

累 ―かさね―

累 ―かさね―
累 ―かさね―
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:佐藤祐市
脚本:黒岩勉
原作:松浦だるま「累 ―かさね―」
製作:石原隆、市川南、吉羽治
音楽:菅野祐悟
主題歌:Aimer「Black Bird」
出演:土屋太鳳、芳根京子、横山裕(関ジャニ∞)、筒井真理子 、生田智子、村井國夫、檀れい、浅野忠信 他


  〈主演2人の演技合戦が見物〉


 累計200万部突破のベストセラーとなった人気コミックを、土屋太鳳&芳根京子のW主演で映画化したミステリアスなドラマ。キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力を秘めた口紅によって、演技力と美貌を兼ね備えた完璧な女優となった2人の女性が、欲望やお互いへの嫉妬心から数奇な運命を辿る。


 淵累(芳根京子)は伝説の女優・淵透世(檀れい)を母に持ち、母親ゆずりの天才的な演技力を持って生まれながらも、容姿は母に似ず、顔の大きな傷にも強いコンプレックスを抱いていた。そんな彼女に、母は一本の口紅を遺した。その口紅は、キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力があった。一方、美貌に恵まれながら、決して他人には言えない理由により花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ(土屋太鳳)は、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。ある日、累は、透世に世話になっていたという男・羽生田(浅野忠信)を通じてニナと出会う。互いに自分に足りない部分を埋めるように導かれた二人は、口紅の力を借りて入れ替わることを決断する。ニナの美貌と累の演技力を兼ね備えた完璧な女優“丹沢ニナ”は一躍脚光を浴び始め、二人の欲求は満たされていく。しかし、二人が恋に落ちた演出家・烏合(横山裕)を巡り、秘密の共同作業に亀裂が生じる…。


 原作コミックが発売された時から、これは深夜アニメかドラマになるだろうなとは思っていた。今年の春に完結した原作は全14巻あるので、本作はその第1部を映画化。


 醜い顔でありながら卓越した演技力を持つヒロイン=累が、口づけをした相手と顔と声を入れ替えることができる口紅の力を使い、他人の顔を奪いながら舞台女優として活躍していく姿を描く。ヒロインの役名=淵累の名前からピンとくる人も多いと思うが、落語や映画でも有名な怪談話「真景累ヶ淵」の要素が、巧みに入れられている。


 何と言っても主演2人の演技が見所で、累役の芳根京子が、正に累に入り込んでいる感じで、やっぱりこの娘の演技はいいと、前から思っていたのだが、土屋太鳳がこれほど演技派の女優だとは思わなかった。特に、後半の劇中劇「サロメ」は見物である。午後9時を過ぎると入れ替わっていた顔が元に戻るというサスペンス性も手伝って、凄く緊迫感あるシーンに仕上がっていた。勿論、原作の第1部なので、意味深なラストは続編を意識してのものだろうが、累の産みの親(?)が産んだ妹が出てくる第2部は、更にサスペンス度が増すはずなので、作ってほしいなと思う。


私の評価…☆☆☆★

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