« 2018年11月 | トップページ | 2019年1月 »

2018年12月

2018年12月31日 (月)

今年観た映画のベスト3

 まだ、12月に鑑賞した映画の感想を書いていないが、今年観た邦画と洋画、各々のベスト3を挙げておこう。

 まず邦画。

①「カメラを止めるな!」
②「名探偵コナン ゼロの執行人」
③「リズと青い鳥」


 「カメラを止めるな!」は、関東地区で一般公開が始まってから、半年経ってDVDが発売された今でも上映が続いている。はっきり言ってこんなの映画と言っていいのかもよく分からないが(笑)、ホラーやコメディ、モキュメンタリー等の要素をブッ込んだ怪作だった。「名探偵コナン ゼロの執行人」はラブコメ全開だった前作から本来の推理ものにたち戻った。ただ、内容的にはグッと大人向けになり、子供が観るには難解なものになっていたように思う。今後は子供向け←→大人向けの匙加減が、作品を楽しむポイントになっていくのではないだろうか。「リズと青い鳥」は続編の公開が控えている「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ。女性同士の友情と葛藤を描く事で、公開前は“レズもの”としての話題が先行していたが、思春期独特の、繊細な心の動きを的確に表現している。美しく、そして堪らなく切ない映画であった。「響け! ユーフォニアム」続編は本来なら今年の秋に公開される予定だったが、来年4月19日に延期。少し先延ばしになったが、楽しみに待っていたい。


 そして洋画は、

①「グレイテスト・ショーマン」
②「ワンダー 君は太陽」
③「リメンバー・ミー」


 「グレイテスト・ショーマン」は、映画「地上最大のショウ」(1952年/アメリカ映画)で描かれていた主人公のモデルとなったP.T.バーナムの半生を描いたミュージカルで、挑戦と失敗を繰り返していく人間の光と影を、全て前向きに捉え、差別や偏見にも対峙し、愛と友情を高らかに謳い上げた映画だった。「ワンダー 君は太陽」は、遺伝子疾患で難病の“トリーチャー・コリンズ症候群”という病気を持って生まれてきた男の子の奮闘記。「ルーム」(2015年/カナダ・アイルランド・イギリス・アメリカ合作)の名子役ジェイコブ・トレンブレイ君の名演が光っていた。「リメンバー・ミー」は、メキシコのお祭り“死者の日”に起きる奇跡の話。ある理由で音楽を禁じられた主人公が、“死者の国”に行く羽目になり、そこで出会った骸骨男と共に自分のルーツを探す事になる。原題の「COCO」が指し示す通り、この映画の影の主役は主人公の曾々祖母で、彼女が映画の終盤で起こす行動が感動を呼んだ。


 来年も、話題作や人気作品の続編がたくさん公開される。邦画は前述の「響け! ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~」や、「劇場版シティハンター 新宿PRIVATE EYES」(2月8日公開予定)等のアニメに、実写版「キングダム」(4月19日公開予定)や「東京喰腫2」(夏公開予定)(オイオイ、全部マンガ原作やないかい 笑)が観たいし、洋画は「メリー・ポピンズ リターンズ」(2月1日公開予定)、実写版「ダンボ」(3月29日公開予定)、「トイ・ストーリー4」(7月12日公開予定)等のディズニー絡みの映画に、「アクアマン」(2月8日公開予定)、「キャプテン・マーベル」(3月15日公開予定)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(4月26日、日米同時公開予定)等のアメコミ映画、好きな女優ではクロエ・グレース・モレッツが出演する、 1977年制作のダリオ・アルジェント監督のホラー映画のリメイク「サスペリア」(1月25日公開予定)や、ジェニファー・コネリー出演の「アリータ:バトル・エンジェル」(2月22日公開予定)が公開される。全部観られるかどうかは分からないが、来年も観たい映画は公開初日から積極的に観に行くようにしたい。


今年もこのブログを見て下さり、ありがとうございました。来年も、よろしくお願いします。

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月30日 (日)

GODZILLA 星を喰う者

GODZILLA 星を喰う者
GODZILLA 星を喰う者
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:静野孔文、瀬下寛之
ストーリー原案:虚淵玄
シリーズ構成:虚淵玄、村井さだゆき
脚本:虚淵玄
製作:吉澤隆
音楽:服部隆之
主題歌:XAI-サイ-「live and die」
挿入歌:XAI-サイ-「エバーグリーン」
声の出演:ハルオ・サカキ…宮野真守、洲崎綾(幼少期)、ユウコ・タニ…花澤香菜、マーティン・ラッザリ…杉田智和、アダム・ビンデバルト…梶裕貴、エリオット・リーランド…小野大輔、ウンベルト・モーリ…堀内賢雄、タケシ・J・ハマモト…山本兼平、ダイチ・タニ…堀越富三郎、メトフィエス…櫻井孝宏、エンダルフ…山地和弘、ムルエル・ガルグ…諏訪部順一、リルエル・ベルベ…三宅健太、ハルエル・ドルド…中井和哉、ミアナ…小澤亜李、マイナ…上田麗奈 他


 〈何でちゃんと怪獣を見せないのか〉


 ゴジラシリーズ初の長編アニメ作品となる劇場版3部作の完結編。人類なき後、2万年もの間、地球を支配してきたゴジラと、彼らと対峙する人類との戦いが描かれる。


 21世紀初頭。怪獣をも凌駕する究極の存在“ゴジラ”に地球を奪われた人類は、移住を目的にその一部を他恒星系に送り出したものの、計画は失敗。失意に打ちひしがれて帰還した人類を待ち受けていたのは、二万年の時間が経過し、あらゆる動植物がゴジラ細胞を持つ“怪獣惑星”と化した地球だった。そこに君臨するのは、体高300mを超える史上最大のゴジラ“ゴジラ・アース”。ゴジラ討伐に燃えるハルオは、人類の遠い子孫に当たる種族フツアの双子の姉妹マイナとミアナの導きにより、対G決戦兵器メカゴジラの残骸が、増殖を続けていることを知る。残骸を構成するナノメタルを使って武装要塞都市“メカゴジラシティ”を起動させると、ゴジラ・アースに挑む。この作戦の最中、共存してきた異星人ビルサルドと地球人類の亀裂が表面化。ビルサルドのリーダー、ガルグの“ゴジラを倒すならば“ヒト”を超えた存在へ”という信念を認められないハルオは、ガルグを葬る。だがそれは、ゴジラ・アースを倒す唯一の機会を放棄することを意味した。一方、ハルオの幼馴染ユウコは、ビルサルドによる人体の強制ナノメタル化により、脳死状態に陥る。人類に敗北感が広がる中、人類と共存してきたもう一方の異星人、宗教種族エクシフの大司教、メトフィエスは、ハルオが戦いに生き延びたことは奇跡だと唱え、信者を増やしていく。その裏には、エクシフが密かに抱く“究極の目的”があった。そんなメトフィエスに警戒心を覚えるマイナとミアナ。そしてハルオは、自らが“人”として何を為すべきかを自問する。やがて、ゴジラ・アースに優る存在を失った地球に、金色の閃光を纏ったギドラが降臨。天地を揺るがす超次元の戦いが始まる。“ゴジラ”とは何か。“人”が為すべきことは何か。ハルオが目にする未来とは…。


 前作を観ても思っていたのだが、ゴジラはともかく、なんでモスラやギドラを何で怪獣として見せないのか。モスラは巨大都市から本作で少しだけ怪獣の姿にはなったが、ギドラは重波動って… もはや物質でも無いではないか(笑)! 「宇宙戦艦ヤマト」じゃあるまいし。人間ドラマに重点を置いているのはわかるのだが、やはり実写であれアニメであれファンは怪獣を観に来ているわけなので、的はずれなことはしないでほしかった。


 因みに本編前の予告編で、来年5月日米同時公開のハリウッド版ゴジラ「Godzilla: King of the Monsters(原題)」のティーザーが流れていた。モスラやキングギドラ、ラドンがちょっとだけ姿を見せている。まさか、本作のような余計なことはしていないことを願うが… 楽しみである。


私の評価…☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人魚の眠る家

人魚の眠る家
人魚の眠る家
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:堤幸彦
脚本:篠崎絵里子
原作:東野圭吾「人魚の眠る家」
製作:新垣弘隆、梶本圭、井上潔
製作総指揮:吉田繁暁、臼井裕詞
音楽:アレクシス・フレンチ
主題歌:絢香「あいことば」
出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、斉木しげる、大倉孝二、駿河太郎、ミスターちん、遠藤雄弥、利重剛、稲垣来泉、斎藤汰鷹、荒川梨杏、荒木飛羽、田中泯、松坂慶子 他


  〈正解がない究極の選択〉


 娘がプールで溺れ、意識不明になるという突然の悲劇に襲われた夫婦の姿を描く、東野圭吾のベストセラー小説が原作のミステリー。東野圭吾デビュー30周年記念作品。


 二人の子を持つ播磨薫子(篠原涼子)と、IT機器メーカーを経営する夫・和昌(西島秀俊)。そんな二人は、娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束していた。だがある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったという悲報が届く。意識不明のまま回復の見込みがない娘を前に、生かし続けるか、死を受け入れるかという究極の選択を迫られた二人は、和昌の会社の最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていくのだった。やがて、和昌の父・多津朗(田中泯)や、薫子の母・千鶴子(松坂慶子)、技術研究者の星野祐也(坂口健太郎)とその恋人・川嶋真緒(川栄李奈)らを巻き込み、彼らの運命を狂わせていく…。


 もし、自分の子供が脳死状態になったら… 男性と女性、父と母での考え方の違いということもあるのか、考えさせられる映画である。次第に狂っていく母親の気持ちもわかるのだが、自分もいざそういう立場になったら、現実を受け入れる事ができるだろうか。


 出番は少なかったが、西島秀俊の父役=田中泯さんが、また良い味出している。人を生かすために一線を越えていいのか? 夫婦が最終的に下す決断は観てのお楽しみ。海外とは少し違う、日本の脳死判定のやり方について考える映画になっている。


私の評価…☆☆☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BLOOD-CLUB DOLLS 1

BLOOD-CLUB DOLLS 1
劇場:T・ジョイ京都
監督:奥秀太郎
脚本:藤咲淳一、奥秀太郎
原作:Production I.G、CLAMP
プロデューサー:奥村千之介、堀口聖一
音楽:西本康佑
出演:松村龍之介、北園涼、宮原華音、黒崎真音、田中要次、朝倉あき、八神蓮、高崎翔太、友常勇気、安里勇哉、杉江大志、田中涼星、清水順二(30-DELUX)、郷本直也、白柏寿大、南圭介、河原田巧也、吉川麻美、桜井理衣、細川洪、八嶋智人、高橋克実、長谷川大、辻口岳佑、松崎亮、神田川侑希、倉橋愛美、川口莉奈、飯嶌桂依、銀ゲンタ、長島翼、森大成、竹内優、加賀美茂樹、橋爪拓 他


  〈実写版だが劇場版アニメの前日譚。ややこしい…〉


 テレビアニメ『BLOOD-C』をベースにした実写映画シリーズ第2弾で、二部作の前編に当たるバイオレンス・アクション。夜な夜な男たちが死闘を繰り広げる地下闘技場“BLOOD-CLUB”を巡り、七原文人と更衣小夜の新たな物語が幕を開ける。


 謎の地下闘技場“BLOOD-CLUB”。そこでは、夜な夜な男たちが繰り広げる熱闘が、多くの観客を集めていた。ルール無用、剣闘士は曰くつきの者たちばかり。“勝ち残れたら望みが叶う、負けたら死ぬだけ”。さらに、その闘技場には、裏社会を統治するリーダーの蒼炎(松村龍之介)と七原文人(南圭介)の影が見え隠れしていた。権力の中枢にある有栖川家の令嬢・みちる(黒崎真音)は、政界との繋がりを強めながら、何かを画策する彼らの動向を探る。みちるの美貌に魅了される蒼炎。だが、みちるの熱い視線は闘技場に送り込まれた新たなチャレンジャー、藍刃(北園涼)に注がれていた。そして、文人を追って東京に現れる更衣小夜(宮原華音)。ところが、闘技場には既に七原の手先として動く小夜の姿が…。服従と反発。どちらが小夜の本当の姿なのか?藍刃の事件に見え隠れする“古きもの”の血の片鱗。執念で真相に迫ろうとする警視庁の刑事たち。古からこの国を覆う夜の闇が明ける朝は来るのか…?


 アニメシリーズ「BLOOD-C」のスピンオフ企画を実写で映像化した「阿修羅少女 BLOOD-C異聞」に続く第2弾。と、いうことらしいのだが、「阿修羅少女~」の続編ではなく、何故かアニメの劇場版の前日譚ということのようである。


 なので、主要キャストとスタッフは「阿修羅少女」や舞台版とほぼ同じ。だが、やはりアニメ版を観ていない人は多分、内容がチンプンカンプンになるのではないか。DVDの販促のための上映とか、その程度なのかもしれないが、よくこんな企画が通ったものだ。


 それに加えて、今回は二部作で描くので、伏線の回収は後編にほぼ丸投げ。本来なら主役の筈の宮原華音が、何故か脇役になっている(アクションはともかくセリフも殆ど無し)等、作品のファンからすれば不可解なことだらけ。リピーター特典があったようだが、2回はともかく4回も観に行った(公式サイト参照)人、いるんかね? 正直、これ企画としては大失敗だと思うのだが…。後編でどう挽回するのか、正直前編の興行収入も、あまり多くないだろうから心配である。


私の評価…☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月29日 (土)

ビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖
ビブリア古書堂の事件手帖
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:三島有紀子
脚本:渡部亮平、松井香奈
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」
製作:小川真司 他
音楽:安川午朗
主題歌:サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大 他


  〈TVドラマ版より多少は改善されているが〉


 三上延によるベストセラー小説を黒木華主演で映画化したミステリー。鎌倉の片隅に佇む古書店「ビブリア古書堂」の店主・栞子と店を手伝うことになった青年・大輔が、大輔の祖母が遺した夏目漱石の本に記されたサインと、太宰治の希少本にまつわる秘密に迫っていく。


 鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店“ビブリア古書堂”に、青年・五浦大輔(野村周平)がやって来る。亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の『それから』に記された著者のサインの真偽を確かめたいという。美しく若き店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れ出す。そしてその優れた洞察力と推理力によって、栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、この本には大輔の祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると指摘するのだった。過去のある出来事から本が読めなくなった大輔だったが、それが縁となりビブリア古書堂で働き始める。不器用ながらも誠実な大輔は、やがて栞子に密かに思いを寄せていく。そんなある日、栞子は太宰治の『晩年』の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると大輔に告白。その正体を探り始めた二人は、漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実に繋がっていることを知る…。


 TVドラマ版同様、原作改編部分があるが、無駄に改編し過ぎたドラマ版よりは、まだマシなのかなという感じ。


 原作自体が連続ドラマ向きなので、原作未読の人がネットの映画評で酷評しているのは仕方がない。第1巻の最初の一部分を、思いっきり話を膨らませて映画化しているわけ(夏目漱石「それから」の章+太宰治「晩年」の章+映画オリジナルエピソード)で、「それから」の章だけではとても尺が足りないからそうしているのであろう。終わり方が物切れになっているのも、原作では話が続いていくわけだがら、ああいう展開にせざるを得なかったのかもしれない。ネタバレになるのでハッキリとは書けないが、夏目漱石と太宰治の章を繋ぐ映画オリジナルエピソードがとても良く出来ていたので、原作既読の僕は満足である。


 TVドラマ版主演は剛力彩芽だったのだが、やっぱりヒロインの栞子さんのイメージは、原作本の表紙絵からの連想もあってか、“おしとやかで、か弱いロングヘアーの女性”なので、黒木華の方が合っている。TV版の大失敗という、悪い印象を払拭できなかったのか、映画版もヒットしたとはいえないのは残念としか言いようがない。


私の評価…☆☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月23日 (日)

スマホを落としただけなのに

スマホを落としただけなのに
スマホを落としただけなのに
劇場:TOHOシネマズ梅田
監督:中田秀夫
脚本:大石哲也
原作:志駕晃「スマホを落としただけなのに」
製作:平野隆 他
音楽:大間々昴、兼松衆
主題歌:ポルカドットスティングレイ「ヒミツ」
出演:北川景子、千葉雄大、成田凌、田中圭、原田泰造、バカリズム、要潤、高橋メアリージュン、酒井健太(アルコ&ピース)、筧美和子、松山愛里、岩井堂聖子、桜井ユキ 他


  〈現代の恐怖〉


 恋人がタクシーにスマホを忘れてきてしまったのを機に、個人情報の流出など、度重なるトラブルに巻き込まれていくミステリー。


 派遣社員・稲葉麻美(北川景子)の恋人が、スマートフォンを落としてしまう。そのことを知らずに恋人に電話をかけた彼女は、「あなたが稲葉麻美さんだってことは、分かりますよ」と見知らぬ男から電話越しに言われ、絶句する。拾い主の男から恋人のスマホを受け取りホッとする麻美だったが、その日から彼女の周囲で不穏な出来事が起こり始める。同じころ、山中で身元不明の女性の遺体が次々と発見され…。


 中田秀夫監督なので、怖いホラー映画になるのかなと思っていたら、そうでもなかった。スマホを落としたら… というよりはSNSの使い方によって良いことにも悪いことにもなるという教訓のようなものを描いている。


 ミスリードが千葉雄大扮する加賀谷のエピソードくらいなので、犯人は分かりやすく話もテンポ良く進むのだが、途中から北川景子と成田凌の顔芸合戦になっちゃってる。まぁ、若者向けなので、あまり暗い話にしたくはなかったのだろうが、結果としてヒロインの隠したかった過去など、重要なエピソードが中途半端になった感は否めない。でも、自分もSNSをやっている以上、セキュリティーに関しては気を付けたいなと、映画を観て改めて思った。


私の評価…☆☆★

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月18日 (火)

ヴェノム

ヴェノム
ヴェノム
ヴェノム
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー、ケリー・マーセル
原作:デイビッド・ミッチェリニー、トッド・マクファーレン「ヴェノム」
製作:アヴィ・アラッド 他
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):トム・ハーディ(エディ/諏訪部順一 ヴェノム/中村獅童)、ミシェル・ウィリアムズ(中川翔子)、リズ・アーメッド(花輪英司)、スコット・ヘイズ(志村知幸)、 リード・スコット(桐本拓哉)、ジェニー・スレイト(武田華)、メローラ・ウォルターズ(高乃麗)、ウディ・ハレルソン(内田直哉) 他


 〈悪役主役なのに、結構コミカル〉


 『スパイダーマン』シリーズに登場する最凶のヴィラン、ヴェノムを主人公にしたスピンオフ作。地球外生命体、シンビオートに寄生され、ヴェノムとなったジャーナリストが、秘密の研究を続ける組織に戦いを挑む。


 敏腕ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、人体実験で死者を出しているという噂のあるライフ財団へ取材を開始。だが、実験の被験者との接触により、“シンビオート”と呼ばれる地球外生命体に寄生されてしまう。やがて、エディはこの意思を持った生命体の声が聞こえ始め、自身の体にも大きな変化を感じとる。彼の中で解き放たれた“悪”が、体を蝕み増殖。シンビオートはエディと一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げるのだった…。


 “マーベル・シネマティック・ユニバース”とは別に、ソニー・ピクチャーズが手掛ける“ソニー・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターズ”の1作目である。かなりダークな話になると思いきや、監督が「ゾンビランド」の人なので、思ったよりもコミカルになっている。特にエディ(トム・ハーディー)とヴェノム“負け犬コンビ”のやり取りは、漫才みたいで笑える。


 ただ、今回はスパイダーマンが出てこないため、エディの職業が原作とは違っていたり、エディとヴェノムがバディーになるきっかけが変更され、かなり雑なものになっていたりと、ご都合主義とツッコミどころやユルさが満載。故に本国では評論家受けが悪かったのだが、一般にはかなりウケてるみたいである。終盤にはヴェノムと同じシンビオートが殺人鬼に寄生した“カーネイジ”も登場。恐らくコイツが次回作の悪役になるのかな? 本作は本編後のオマケが2つもあるので、ちょっと長いが、これは見逃し厳禁。来年公開予定のアニメ映画版「スパイダーマン」の前振りになっているかもしれないものなので、要注目である。


私の評価…☆☆☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月12日 (水)

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~
劇場:MOVIX京都
監督:城所聖明
脚本:古橋一浩
原作:大和和紀「はいからさんが通る」
音楽:大島ミチル
主題歌:早見沙織「新しい朝」
声の出演:花村紅緒…早見沙織、伊集院忍…宮野真守、藤枝蘭丸…梶裕貴、北小路環…瀬戸麻沙美、花村小佐…銀河万丈、ばあや…鈴木れい子、伊集院伯爵…麦人、伊集院伯爵夫人…谷育子、如月…一城みゆ希、牛五郎…三宅健太、青江冬星…櫻井孝宏、鬼島森吾…中井和哉、因念中佐…をはり万造、大河内中将…中博史、花乃屋吉次…伊藤静、ナレーション…よこざわけい子 他


 〈リベンジは何とか果たせたか〉


 大正時代を舞台にした大和和紀の歴史少女コミック「はいからさんが通る」連載40周年を記念し制作されたアニメ2部作の後編。紅緒の許婚・伊集院忍少尉が戦地で消息不明となるなか、彼女の前に少尉と瓜二つのロシアからの亡命貴族サーシャ・ミハイロフが現れる。監督が、前編の古橋一浩から「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で助監督を務めた城所聖明に交代。また、前編で花村少佐を演じた石塚運昇の死去により、後編では同役を銀河万丈が演じている。


 大正時代。女学校に通う花村紅緒は、祖父母の時代から決められていた許婚・伊集院忍少尉と出会う。当初は少尉に反発していた紅緒だったが、やがてふたりは許婚という関係を超え、心の底から惹かれあっていくのだった。しかし、少尉が戦地で消息不明に―。どこかで彼が生きているのではと諦め切れない紅緒の前に、ある日、少尉と瓜二つのロシアからの亡命貴族サーシャ・ミハイロフが現れる。だが彼は、愛する人と同じ姿でありながら自分のことをまったく知らない。ショックを受けた紅緒を励まし、支え続けたのは、彼女が働く出版社の編集長・青江冬星だった。過去は忘れて新しい道を共に歩んでいこうと語る冬星とサーシャの間で紅緒の心は激しく揺れ動く。そんななか、次々と衝撃的な事実が明らかとなり、紅緒は歴史的大事件に巻き込まれてゆく…。


 前編が不入りだったようで、どうなるかと思ったが、なんとか公開にこぎ着けた。時間的な制限の都合上、原作から若干の変更点があったり、崩壊まではいかないまでも、前編に比べ作画が雑だったりしているが、やはり本来の原作クライマックスである関東大震災、そしてその後の感動のラストまで、ちゃんと描ききっているので、これなら原作ファンも納得の出来なのではないか。


 まぁ、「冗談はよし子さん」という、死語のような昭和のギャグセリフ(舞台は大正時代である)があったり、少尉の記憶が戻ってから紅緒と編集長の結婚式までのエピソードの大部分が端折られていたりと、物足りないものはあるが、前後編合わせて3時間22分の中で、よくまとめられていると思う。因みに前編のナレーションは1978年のTVアニメ版で伊集院忍少尉を演じていた森功至さんだったが、この後編ではTVアニメ版で紅緒を演じていた横沢啓子(現・よこざわけい子)さんが担当しているので、当時を知るファンには懐かしく感じる人もいるだろう。


私の評価…☆☆☆★

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月 9日 (日)

ここは退屈迎えに来て

ここは退屈迎えに来て
ここは退屈迎えに来て
劇場:T・ジョイ京都
監督:廣木隆一
脚本:櫻井智也
原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」
製作:宇田川寧、田口雄介、杉山剛
製作総指揮:金吉唯彦
音楽:フジファブリック
主題歌:フジファブリック「Water Lily Flower」
出演:橋本愛、門脇麦、成田凌、渡辺大知(黒猫チェルシー)、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、瀧内公美、亀田侑樹、片山友希、木崎絹子、マキタスポーツ、村上淳 他


  〈観るとこのタイトルを叫びたくなる〉


 「アズミ・ハルコは行方不明」などで知られる山内マリコの処女小説を、名匠・廣木隆一監督が映画化した青春群像ドラマ。とある地方都市を舞台に、高校時代のみんなの憧れの存在だった“椎名くん”を巡る女性たちの物語がつづられる。


 何者かになりたいと東京で就職してから10年、「私」(橋本愛)は何となく実家に戻る。フリーライターとしてタウン誌で記事を書いているものの、親からはフリーターとして見られている。冴えない日々を過ごしていた「私」は、高校時代に仲の良かった友達と久々に会った勢いで当時の憧れの的だった椎名くん(成田凌)に連絡して会いに行くことになる。その道すがら、「私」の脳裏に椎名くんとの忘れられない思い出が蘇ってくる。一方、別れた椎名への思いをまだ引きずっている「あたし」(門脇麦)は、東京への憧れと畏怖を併せ持ち地元を出ずにいた。椎名の取り巻きの中でも特に冴えない男が彼氏面してきて断るのも面倒くさく適当に遊んでいるが、心は椎名といたときの青春の輝かしい記憶に囚われたまま。二人は、この場所にはない自らの退屈を埋めてくれる何かを椎名くんに追い求める…。


 橋本愛と門脇麦を中心に、若手俳優が共演する青春群像劇なのだが、何を描きたかったのかさっぱり分からない駄作である。


 おまけにタイムトラベルでもないのに2000年代初頭から現在までを数年単位で行ったり来たりするもんだからややこしい。橋本愛や内田理央ら女優陣はまだセーラー服が、なんとか似合って見えるが、男優陣は学生服の夏服でも高校生には到底見えず、無理があるのがミエミエ。折角、舞台となっている富山の景色と音楽がいいのに、肝心のストーリーがこれでは睡魔を誘う。まさにこの映画のタイトルを叫びたくなるような映画であった。


私の評価…☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月 8日 (土)

魔法少女リリカルなのは Detonation

魔法少女リリカルなのは Detonation
魔法少女リリカルなのは Detonation
魔法少女リリカルなのは Detonation
劇場:MOVIX京都
監督:浜名孝行
原作・脚本:都築真紀「魔法少女リリカルなのは」
音楽:中條美沙
主題歌:(OP)水樹奈々「NEVER SURRENDE」 (ED)高町なのは(CV:田村ゆかり)「小さな魔法 ~Lyrical Flower~」
声の出演:高町なのは/シュテル…田村ゆかり、フェイト・T・ハラオウン/レヴィ…水樹奈々、八神はやて/ディアーチェ…植田佳奈、アミティエ・フローリアン…戸松遥、キリエ・フローリアン…佐藤聡美、イリス…日笠陽子、シグナム…清水香里、ヴィータ…真田アサミ、シャマル…柚木涼香、サフィーラ…一条和夫、リインフォースⅡ…ゆかな、アリサ・バニングス…釘宮理恵、月村すずか…清水愛、リンディ・ハラオウン…久川綾、アルフ…桑谷夏子、クロノ・ハラオウン…高橋美佳子、エイミィ・リミエッタ…松岡由貴、ユーノ・スクライア…水橋かおり、ユーリ、レイジングハート…Donna Burke、バルディッシュ…Kevin J England、レヴァンティン/グラーフアイゼン…Tetsuya Kakihara 他


 〈全体の約7割を占める戦闘シーンが抜群〉


 不思議な力を手に入れ、魔法少女となった小学生の活躍を描く人気シリーズの劇場版2部作の完結編。滅びゆく惑星エルトリアを救うため地球にやってきた異星人の少女キリエとなのはが出会い、2つの世界と2つの惑星の運命をかけた戦いが繰り広げられる。


 惑星エルトリアからやって来たキリエ・フローリアンは、死に瀕した父グランツと故郷を救うため、地球に存在する強力なエネルギー結晶“永遠結晶”を探索するが、その旅は同行者イリスがキリエを騙し利用していたものだった。イリスの目的は、永遠結晶の中で眠っていたユーリへの復讐。かつてイリスは、ユーリに家族と大切なものすべてを殺されていたのであった。そんななか、妹キリエとイリスを追ってアミティエ・フローリアンは、地球を訪れる。やがて、ディアーチェ、シュテル、レヴィという3つの魂が、イリスによって夜天の書から呼び起こされる。一方、地球の魔導師たち、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやてたちはそれぞれにイリスとユーリを止めるための戦いを始める。イリスとユーリの過去。そして、かつてのエルトリアに存在した“惑星再生委員会”で起きた悲劇。過去から連なる謎と宿命が新たな物語を紡ぎ出してゆく…。


 昨年公開された「~Reflection」の後編で、前作ラストシーンから描かれるので、前作の鑑賞は必須である。大袈裟かもしれないが、世界を救うためには、愛と友情と、大いなる犠牲が必要なのだということを、こういうアニメで思わせてくれるとは、正直思わなかった。クライマックスで危険に晒されたユーリを守るために、身を挺しながら叫ぶディアーチェのセリフは、思わずグッとくる。とても、元が18禁恋愛シミュレーションゲーム(「とらいあんぐるハート3」)のスピンオフとは思えない。全体の約7割を占める戦闘シーンは、さすがのド迫力だが、そのなかで描かれる人間ドラマが秀逸なのである。


 ところで、この映画シリーズは、また形を変えて続くのであろうが、時系列の上ではこの後になる「StrikerS」にどうやって繋げるのかな? 装備とか変わっちゃってる気がするのだが。


私の評価…☆☆☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ピッチ・パーフェクト ラストステージ

ピッチ・パーフェクト ラストステージ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:トリッシュ・シー
原案・脚本:ケイ・キャノン
共同脚本:マイク・ホワイト
製作:ポール・ブルックス 他
製作総指揮:ジェイソン・ムーア 他
音楽:クリストファー・レナーツ
出演:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、 アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、ヘイリー・スタインフェルド、ルビー・ローズ、アレクシス・ナップ、エスター・ディーン、ハナ・メイ・リー、クリッシー・フィット、ケリー・ジェイクル、シェリー・リグナー、マット・ランター、ジョン・リスゴー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス 他


  〈このままでは、終われない〉


 大学の女性アカペラグループの奮闘を描いた青春コメディの第3弾にして完結編。大学を卒業し、社会人となったものの、理想と現実のギャップに困惑するアカペラグループ、ベラーズのメンバーたちが再結成のチャンスを得て、新たな道を目指し突き進んでいく。


 “歌うこと”を通じて最高の仲間たちと出会い、世界大会優勝という有終の美を飾ってバーデン大学を卒業したアカペラ・グループ“バーデン・ベラーズ”の面々。それぞれの道を歩み始めたものの、キラキラ輝いていた学生時代とは異なり、恋もキャリアもイマイチ、理想と現実のギャップを痛感する日々。そんな時、突然訪れた再結成のチャンス。張り切るベラーズの面々だったが…。


 これは面白いんだけど、評価としてはシリーズ中、最低の出来。やっぱりこれは、落ちこぼれの大学生が、似たような境遇の仲間を集めて、アカペラのグループを作り、成功をおさめていくのが面白かったのに、さすがに社会人になっても相変わらずなようでは、観ていてただただ痛いだけである。途中からアクション映画っぽくなるのも中途半端で、悪役のジョン・リスゴーまで美声を披露するのにはビックリした。


 因みに、本シリーズで“ファット・エイミー”を演じているレベル・ウィルソンが、シリーズ第4作製作の可能性がある事を示唆しているが、あまり余計な要素を入れずに作ってほしいな。


私の評価…☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月 2日 (日)

デス・ウィッシュ

デス・ウィッシュ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:イーライ・ロス
脚本:ジョー・カーナハン
原作:ブライアン・ガーフィールド「狼よさらば」
製作:ロジャー・バーンボーム
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン
出演:ブルース・ウィリス、ヴィンセント・ドノフリオ、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス、マイク・エップス、エリザベス・シュー、カミラ・モローネ、レン・キャリオー、ボー・ナップ、ロニー・ジーン・ブレヴィンス、ジャック・ケシー 他


  〈面白いが、公開時期が悪すぎたかも〉


 嘗てチャールズ・ブロンソン主演で映画化された「狼よさらば」(1974年)を、イーライ・ロス監督&ブルース・ウィリス主演でリメイクしたサスペンス・アクション。救急救命医として人命救助に当たる外科医が、妻を殺し、娘を昏睡状態に陥れた犯人に復讐するため、銃を手に取る。


 犯罪が多発し、シカゴの街は警察の手に負えない無法地帯と化す中、外科医ポール・カージー(ブルース・ウィリス)は犯罪に巻き込まれた救急救命の患者を診ている。患者の生死に立ち会い続ける彼にとって、幸せに満ちた家庭だけが唯一の平穏の地だった。しかしポールの留守中に何者かが家を襲撃し、妻を失い、娘は昏睡状態に陥ってしまう。警察の捜査は一向に進展せず、怒りの限界を超えたポールは自らの手で復讐を果たすべく、銃を取り危険な街へ繰り出していく…。


 「ルイスと不思議の時計」に続き、こちらもイーライ・ロスが監督を務めた映画。オリジナル版からは主人公の役柄が建築士から天才外科医に変わったが、この設定変更が後半になって生きてくる脚本が上手い。残念ながら、本国では公開直前に、フロリダ州の高校で銃乱射事件が起きており、この銃社会万歳映画は批判の標的にされ、本国での興行と評価はイマイチだったようだが、娯楽映画としては気持ちのいい復讐劇である。続編作る気は満々のようだが、それはこの反響を見る限り、ちょっと難しいかな。


私の評価…☆☆☆

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月 1日 (土)

ルイスと不思議の時計

ルイスと不思議の時計
劇場:イオンシネマ京都桂川
監督:イーライ・ロス
脚本:エリック・クリプキ
原作:ジョン・ベレアーズ「壁のなかの時計」
製作:ブラッド・フィッシャー 他
製作総指揮:レータ・カログリディス 他
音楽:ネイサン・バー
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ジャック・ブラック(佐藤二朗)、ケイト・ブランシェット(宮沢りえ)、オーウェン・ヴァカーロ(高山みなみ)、カイル・マクラクラン(原康義)、レネイ・エリース・ゴールズベリイ(浅野まゆみ)、サニー・スリッチ(松本梨香)、ヴァネッサ・アン・ウィリアムズ(矢島晶子)、コリーン・キャンプ(くじら)、ロレンツァ・イッツォ(本名陽子) 他


 〈ちょっと昔のファンタジー風味〉


 ジョン・ベレアーズの人気小説を、ジャック・ブラックら個性派俳優の共演で映画化したファンタジー。事故で両親を亡くした10歳の少年が、魔法使いである伯父が暮らす古い屋敷で恐ろしい力を持った魔法の時計を見つけたことから、不思議な出来事に遭遇する。


 両親を亡くした少年ルイス(オーウェン・ヴァカーロ)は、叔父ジョナサン(ジャック・ブラック)の古い屋敷で暮らすことになる。ところがなんとジョナサンは、二流でポンコツだが、不思議な力を使える魔法使いだった。さらに、隣に住む綺麗で優しいツィマーマン(ケイト・ブランシェット)も魔女だったことが明らかに。ただし、こちらは一流。ルイスはそんな2人と時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始める。ある日、世界を破滅へと導く“時計”が屋敷に隠されていることを知ったルイス。果たして、2人の魔法使いと“時計”を探し出し、その謎を解き、世界を救うことができるのか…!?


 原作は児童文学なので、一応は子供向けのファンタジーなのだろうけど、やはりホラーものが得意なイーライ・ロスらしく、所々ダークでホラーな部分もあり、大人でも十分に楽しめる映画になっている。ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」のような、派手な魔法の場面は無いが、どこか1980年代くらいの懐かしいファンタジー映画の感じが醸し出されていて、「ラビリンス/魔王の迷宮」(1986年)や、作中にオマージュがある「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ(1985~1990年)を知っている人なら、さらに面白みが加わるのではないか。


 日本語吹替版も、キャストは豪華だが、これでは客寄せ目的なのが丸わかり。子供はともかく大人は字幕版で観るべき映画である。


私の評価…☆☆☆★

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年11月 | トップページ | 2019年1月 »