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2018年12月29日 (土)

ビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖
ビブリア古書堂の事件手帖
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:三島有紀子
脚本:渡部亮平、松井香奈
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」
製作:小川真司 他
音楽:安川午朗
主題歌:サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大 他


  〈TVドラマ版より多少は改善されているが〉


 三上延によるベストセラー小説を黒木華主演で映画化したミステリー。鎌倉の片隅に佇む古書店「ビブリア古書堂」の店主・栞子と店を手伝うことになった青年・大輔が、大輔の祖母が遺した夏目漱石の本に記されたサインと、太宰治の希少本にまつわる秘密に迫っていく。


 鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店“ビブリア古書堂”に、青年・五浦大輔(野村周平)がやって来る。亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の『それから』に記された著者のサインの真偽を確かめたいという。美しく若き店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れ出す。そしてその優れた洞察力と推理力によって、栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、この本には大輔の祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると指摘するのだった。過去のある出来事から本が読めなくなった大輔だったが、それが縁となりビブリア古書堂で働き始める。不器用ながらも誠実な大輔は、やがて栞子に密かに思いを寄せていく。そんなある日、栞子は太宰治の『晩年』の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると大輔に告白。その正体を探り始めた二人は、漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実に繋がっていることを知る…。


 TVドラマ版同様、原作改編部分があるが、無駄に改編し過ぎたドラマ版よりは、まだマシなのかなという感じ。


 原作自体が連続ドラマ向きなので、原作未読の人がネットの映画評で酷評しているのは仕方がない。第1巻の最初の一部分を、思いっきり話を膨らませて映画化しているわけ(夏目漱石「それから」の章+太宰治「晩年」の章+映画オリジナルエピソード)で、「それから」の章だけではとても尺が足りないからそうしているのであろう。終わり方が物切れになっているのも、原作では話が続いていくわけだがら、ああいう展開にせざるを得なかったのかもしれない。ネタバレになるのでハッキリとは書けないが、夏目漱石と太宰治の章を繋ぐ映画オリジナルエピソードがとても良く出来ていたので、原作既読の僕は満足である。


 TVドラマ版主演は剛力彩芽だったのだが、やっぱりヒロインの栞子さんのイメージは、原作本の表紙絵からの連想もあってか、“おしとやかで、か弱いロングヘアーの女性”なので、黒木華の方が合っている。TV版の大失敗という、悪い印象を払拭できなかったのか、映画版もヒットしたとはいえないのは残念としか言いようがない。


私の評価…☆☆☆

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