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2018年12月12日 (水)

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~
劇場:MOVIX京都
監督:城所聖明
脚本:古橋一浩
原作:大和和紀「はいからさんが通る」
音楽:大島ミチル
主題歌:早見沙織「新しい朝」
声の出演:花村紅緒…早見沙織、伊集院忍…宮野真守、藤枝蘭丸…梶裕貴、北小路環…瀬戸麻沙美、花村小佐…銀河万丈、ばあや…鈴木れい子、伊集院伯爵…麦人、伊集院伯爵夫人…谷育子、如月…一城みゆ希、牛五郎…三宅健太、青江冬星…櫻井孝宏、鬼島森吾…中井和哉、因念中佐…をはり万造、大河内中将…中博史、花乃屋吉次…伊藤静、ナレーション…よこざわけい子 他


 〈リベンジは何とか果たせたか〉


 大正時代を舞台にした大和和紀の歴史少女コミック「はいからさんが通る」連載40周年を記念し制作されたアニメ2部作の後編。紅緒の許婚・伊集院忍少尉が戦地で消息不明となるなか、彼女の前に少尉と瓜二つのロシアからの亡命貴族サーシャ・ミハイロフが現れる。監督が、前編の古橋一浩から「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で助監督を務めた城所聖明に交代。また、前編で花村少佐を演じた石塚運昇の死去により、後編では同役を銀河万丈が演じている。


 大正時代。女学校に通う花村紅緒は、祖父母の時代から決められていた許婚・伊集院忍少尉と出会う。当初は少尉に反発していた紅緒だったが、やがてふたりは許婚という関係を超え、心の底から惹かれあっていくのだった。しかし、少尉が戦地で消息不明に―。どこかで彼が生きているのではと諦め切れない紅緒の前に、ある日、少尉と瓜二つのロシアからの亡命貴族サーシャ・ミハイロフが現れる。だが彼は、愛する人と同じ姿でありながら自分のことをまったく知らない。ショックを受けた紅緒を励まし、支え続けたのは、彼女が働く出版社の編集長・青江冬星だった。過去は忘れて新しい道を共に歩んでいこうと語る冬星とサーシャの間で紅緒の心は激しく揺れ動く。そんななか、次々と衝撃的な事実が明らかとなり、紅緒は歴史的大事件に巻き込まれてゆく…。


 前編が不入りだったようで、どうなるかと思ったが、なんとか公開にこぎ着けた。時間的な制限の都合上、原作から若干の変更点があったり、崩壊まではいかないまでも、前編に比べ作画が雑だったりしているが、やはり本来の原作クライマックスである関東大震災、そしてその後の感動のラストまで、ちゃんと描ききっているので、これなら原作ファンも納得の出来なのではないか。


 まぁ、「冗談はよし子さん」という、死語のような昭和のギャグセリフ(舞台は大正時代である)があったり、少尉の記憶が戻ってから紅緒と編集長の結婚式までのエピソードの大部分が端折られていたりと、物足りないものはあるが、前後編合わせて3時間22分の中で、よくまとめられていると思う。因みに前編のナレーションは1978年のTVアニメ版で伊集院忍少尉を演じていた森功至さんだったが、この後編ではTVアニメ版で紅緒を演じていた横沢啓子(現・よこざわけい子)さんが担当しているので、当時を知るファンには懐かしく感じる人もいるだろう。


私の評価…☆☆☆★

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