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2019年1月20日 (日)

メアリーの総て

メアリーの総て
劇場:MOVIX京都
監督・脚本:ハイファ・アル=マンスール
共同脚本:エマ・ジェンセン
製作:エイミー・ベアー 他
製作総指揮:ジョハンナ・ホーガン 他
音楽:アメリア・ワーナー
出演:エル・ファニング、ダグラス・ブース、トム・スターリッジ、ベル・パウリー、スティーヴン・ディレイン、ベン・ハーディ、メイジー・ウィリアムズ、ジョアンヌ・フロガット 他


  〈若き女性が怪奇物語を書き上げるまでの心の叫び〉


 悲しき運命を背負った怪物の物語「フランケンシュタイン」を18歳で書き上げたイギリス人作家メアリー・シェリー。エル・ファニングがメアリーを演じ、その波乱に満ちた人生を描く。


 19世紀のイギリス。小説家を夢見るメアリー(エル・ファニング)は、折り合いの悪い継母と離れ、父の友人のもとで暮らし始める。ある日、屋敷で読書会が開かれ、メアリーは“異端の天才”と噂される妻子ある詩人パーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せて駆け落ち。やがてメアリーは女の子を出産するが、借金の取り立てから逃げる途中で娘は呆気なく命を落としてしまう。そんななか、失意のメアリーは夫と共に、悪名高い詩人・バイロン卿(トム・スターリッジ)の別荘に滞在。そこで「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた…。


 原題は「Mary Shelley」。「フランケンシュタイン」の原作者で女流作家のメアリー・シェリーが何故、18歳という若さであのような怪奇小説を書くことになったのかを描いていく。


 同時期に似たようなタイプの映画で、「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」が公開されていたが、あちらがディケンズの小説「クリスマスキャロル」がどのようにして作られたのかを、ディケンズの妄想の中に小説の主人公スクルージなどを登場させて、虚実混交して描いているのに対し、本作はまだ男尊女卑の思想が根強いイギリスで、無名の女流作家が成り上がっていく苦難をド直球に描いていく。


 こういう史実を映画やドラマで描くのは難しく、ありのままを描いたのでは、どうしてもストーリーに起伏が生まれないため、平凡なものになりがち。本作も映画として作るなら、「Merry Christmas!~」のように、ファンタスティックに描いても良かったのかもしれない。


 それにしても、公開中の映画「人魚の眠る家」で描かれていた電気による肉体蘇生って、もうこの時代から想像されていたのか。 この原作が最初のSF小説といわれるのも、分かるような気がするなぁ。


私の評価…☆☆☆

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